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子供向けカードゲームが1人の命を救った話

 こんばんは。蒼依です。

 この度、大学受験に向けて勉強に集中したく、Twitterを当分の間ログアウトしようと思います。それに準じて、中高の6年間続けてきたデュエル・マスターズにも区切りをつけたくなり、この記事を書くことにしました。
 言葉遣いがおかしかったり、読みにくいところは多々あるかもしれませんが、僕自身がのデュエマを通じて感じたことを伝えたいと思います。長くなるかもしれませんが、よければ最後まで読んでいただきたいです。


 まず、タイトルの内容に触れる前に少しだけ僕がデュエマを始めたきっかけについて話そうと思う。

 僕がデュエマを始めたのは小学六年生の時、ちょうどカップ麺のスターターが出た頃でした。当時仲良かった友達がやっていたところ、誘われて始めたのがきっかけでよく公民館だったり公園だったりで集まってやっていたのを思い出すと懐かしさをかんじる。

 中学校は彼らと違う学校になってしまったのですが、新しい中学でもデュエマをやってる人たちがいて、仲良くなった。そのこの影響で初めてデュエマフェスに参加したり、みんなで店に集まったりして"環境デッキ"と言うものを意識したりするようになった。

 店に何度も通い、いろいろな人と対戦する中で、自分よりも年齢が上の人たちと仲良くなった。いわゆる「身内」と呼べるような人たちだと思ってるし、向こうからも身内の1人だと思っていてほしいと願う。みんなでワイワイしながらデュエマをしてる瞬間は、今振り返れば何物にも変え難い時間だったなと感じる。興奮しながらゼニスクラッチを打ったり、ブライゼナーガを出していた時間は最高なんだと思う。

 そのころ、簡単に表現すれば僕は学校でいじめられていた。詳しく話せばこの記事が全て憂鬱で暗い話になってしまうので割愛しますが、親にも話せず、先生にも友人にも話せずにいた。辛くて何度も自殺を考えた。それくらいには追い詰められていたのを覚えている。

 ただ、そんな中、いつもと変わらず楽しいと感じられたのが「デュエルマスターズで知り合っただけの人」と一緒にデュエマをしてる時間でした。本名も知らないしどこに住んでるかもわからない。ただ「店に行けばそこにいてくれる」という安心感だけで僕の救いになっていた。

 この文章だけ読むと作り話や盛って話してるように見えるかもしれない。けれども僕が「自分に居場所がないかもしれない」と思っている中、彼らは何も言わずに受け入れてくれて一緒に笑ってくれる。僕が色々悩んでいる中、彼らはシャッフの宣言する数字を悩んでいる。この真実だけで僕は間違いなく救われた。

 また、身内にいじめられてる話をした時があった。そしたらみんな真摯に向き合ってくれて、なおかつ「学校に乗り込むかー」と言ってくれるほど心配してくれた。きっとみんな忘れていると思うし、冗談半分でいっていたかもしれない。だけどその言葉のおかげで、いじめにも負けず自殺もしないで済んだと思うと感謝で胸がいっぱいになる。

結論

 長ったらしくなってしまったが、結論として僕が伝えたいのは、「1人の人に話しかけることがその人を救うことにつながるかもしれない」ということだ。

別にデュエル・マスターズじゃなくてもいい。
遊戯王でもポケモンカードでもいい。
なんならカードゲームじゃなくていい。
 ただ僕は仲良くなれた人に話を聞いてもらい、自分の居場所があることに気づかせてもらえたおかげで救われた。
あの日「フリーする?」と言われた何気ない一言が、結果的に僕の人生を変え、僕の人生を救ってくれた。

少し話は変わるが、「いじめられてる人がいたら相談に乗ってあげよう」という言葉を耳にする。経験者として語らせてもらうと、この言葉は嘘だ。
いじめに限らず、何かしらの悩みがある人が素直に話すことはない。僕もそうだった。親の心配の声を全部無視した。

ではそんな人をどうやって救えるのか?
僕はその答えがその人を楽しませること。もっと言えばその人に居場所があることを理解させることだと思う。
僕は身内のおかげで、カードショップには自分の居場所があることに気づけたし、そのおかげで助けられた。


総じて僕が伝えたいのは「もし悩んでいる人がいたら声をかけてあげてほしい」ということだ。別に悩んでいる人じゃなくてもいい。1人でいたりすれば挨拶するとか、カードゲームなら対戦しようと声をかけるとか。

たしかに人にでいる人に声をかけるのは少し難しいことだと思う。ただその小さな一言が、人を救うきっかけになるかもしれない。
何も悩んでなければ、一緒に笑えばいいし、何か悩んでいるなら、一緒に笑えるようにさせればいい。

最後に、長い文章になりましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます。

もしこの記事を読んでいる人の中に悩んでどうしようもない人がいるなら周りを見てほしい。
悩んでいない人がいたら思い詰めてる人がいないか周りを見てほしい。

そうしたほんの小さな気遣いで、人の命が救われるなら、これ以上ないいいことじゃないか。誰も辛くない程度に気を使うだけで、無駄に命を失わなくて済むのなら、最高じゃないか。

私は1人でも多くの人が自殺を選ばないように祈っています。

          2022.07.05.


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