人類がウイルスに勝てるわけなんてない

政治やってますパフォーマンスなだけの緊急事態宣言に一体何の意味があるのか。
菅義偉も小池百合子も自身の責任を棚上げ、お互いになすり付け合いしているだけ。
問題の本質は国のトップが変わったところでずっと棚上げされたまま。それなら猫を国のトップに据えておいた方がまだいい。その方が少しは国がまとまるかもしれないし、何より愛でられる。
緊急事態宣言を出したところで何の意味も効力もない。
それどころか経済に与えるダメージの方が致命的。去年一年で何も学んでないのか。
でも世の中には「緊急事態宣言を出してください! このままだと感染が広まる一方です!」といまだに緊急事態宣言をお上が出せばCOVID-19感染拡大が抑えられると本気で信じてる有権者が多数いるってことなんだよなあ。はーあ。(頭を抱える)
もうCOVID-19は未知のウイルスでも何でもない。
確かに最初は未知のウイルスだった。それを怖がるのは当然のこと。
だけど風邪やインフルエンザを引き起こす風邪菌やウイルスなんてごまんとある。それなのになぜCOVID-19だけがいまだに特別扱いされているのかはなはだ疑問。
「たかが風邪」という人がよくいる。だけどその風邪でだって肺炎を引き起こす人がいる。そしてそれが原因で命を落とす人がいる。日本人の死亡原因第3位は肺炎だと知っている人はどれくらいいるのだろうか。

去年も貼った厚生労働省の日本人の死因をまとめたデータ。ただし平成21年度のものだからデータとしてはかなり古い。しかもこのデータでは「肺炎は日本人の死因第4位」となっている。
それでも「たかが風邪」と言えるだろうか。風邪を引き起こす原因にはCOVID-19とはまた別のコロナウイルスがいくつも存在すると聞いた。専門家ではないので具体的に何種類あるかまではわからない。それでも「たかが風邪」と言えるだろうか?
だからCOVID-19だけがいまだに特別視される理由がわからない。
自分自身の話になるけど、風邪をひけば39度近い熱が出て、念のためと医者に診てもらいインフルエンザの検査を受ければ決まって陰性で医者に首をかしげられたこともある。首をかしげたいのはこっちだ。そしていつも咳は長引き、周りにはいつも肺炎を疑われ、全快するには最低でも一か月かかる。
ましてこんなご時世だ。おちおち風邪もひけやしない。
そんな自分が去年一年はおかげさまで風邪ひとつもひかずに済んだ。そこで思ったことがある。自分だけでなく周りも感染対策をきちんと徹底してくれていれば、これまでの風邪やインフルエンザはかからずに済んだものもあったのではないか?
「新型コロナはかからない、周りにうつさないを徹底しましょう」テレビなどでよく聞く言葉だ。だけど風邪はかからない、周りにうつさないを徹底しましょう、なんてそんな言葉は聞いたことがない。風邪ならいいのか? 風邪やインフルエンザにかかったらしっかり休む。最初からそれを周りも徹底してくれていれば自分のような風邪でも重症化するタイプの人間はひかずに済んだ風邪もあったんじゃないか? そう考えると怒りのようなものさえこみあげてくる。
それでも「たかが風邪」というのだろうか?
自分に言わせればウイルスを運んでくるのは人間だ。いやむしろ人間そのものがウイルスだ。
昔から人類とウイルスは戦い、突然変異を繰り返し、共存しながら生きてきた。
だからCOVID-19だけが特別視される理由がわからない。
もうまったく未知のウイルスというわけではないCOVID-19を闇雲に怖がる時代はとっくに終わった。次はどう共存していくかだ。
人類がウイルスに勝てるわけなんてない。共存していくしかない。
ここでまた意味も効力もない緊急事態宣言なんて出せば去年のステイホーム期間以上の経済破綻が起こるのは目に見えている。
まあ今後法改正したとして罰則を設けてもフランスなどのようなことになるのも目に見えているけれど。
小池百合子は会見でよく「特に高齢者の方にうつさないように若い世代の方には自粛してもらいたい」このようにおそらく自身の支持率も投票率も高いだろう高齢者ファストの言葉を口にするが、COVID-19の影響で職や住む場所などを失った高齢者もその言葉に含まれているのだろうか。とてもそうは思えない。その言葉に含まれているのはおそらく「自分に票を入れてくれる富裕層の高齢者」だ。高齢者だけをひいきする言葉は止めてもらいたい。
それ以前に高齢者も若年層も等しく民だ。おそらく小池百合子も菅義偉も各大臣も、いやおそらく日本の政治屋たちにはその意識が欠けている。
ことわっておくと日本に政治家はいないと思っている。いるのは政治屋のみだ。

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