麻雀 海底牌はどこに?
※フィクション
結構前、まだ2000年代初頭だった気がする。
対面と差し馬をしていた。
対面とはまぁ二人で飲みにいくぐらいの中だがなんか黒い噂もある雀荘によくいる胡散臭い兄ちゃんって感じの人だ。
オーラス
私は南家のトップ目49000点のトップ目
北家の対面の兄ちゃんは40000点
西家の三着のメンバーは10000点で
ラス目の親は飛び寸前だった
兄ちゃんとの差は9000点、マンガンツモで捲られてしまうのである程度は和了に向かうが
親の捨て牌が
索子の染めのようで
私の手牌は
こんな感じで役牌を掴んでしまった
だがここは
「カン。」
と発をカンした。
嶺上でどうでもいい牌を掴んで捨てた。
三着目のメンバーはテンパってないようだし、
親も場末雀荘らしく
「くそ!こい!」
「チキショウ!普通の手のがいいか!」
と熱くなっている。
私以外に誰も仕掛けてないし、兄ちゃんがテンパイでも私のトップ。
『これはもらったかもな。』
と思っていた。
そして、対面の兄ちゃんの切り番
少考して手の内から
私と三着目に通っている5sを切った。
それをみた親は
「それじゃあテンパれねぇんだよな!」
と困り顔。
私は今度こそ貰ったと思ったが親が海底牌をつもって
「おおお!最後でテンパった!テンパイ!」
と手を開いた。
やられたな。これで一本場か。
親以外が手を伏せたらメンバーが
「あれ…。」
みたいなことをいったが兄ちゃんは
「はい次々!」
と牌を落とした。
一本場、兄ちゃんは
「ツモ!」
と早い巡目でマンガンをつもり
「よし!じゃあ俺らは帰るか!」
と二人で帰った。
店を出て居酒屋にいき、差し馬の分を渡して
「いや〜今日は勝てせてもらったな!またやろうよ。」
と、早々に切り上げた
帰り道、「え…?」といったメンバーとなんか変な空気で色々と引っかかっていた
そして気づいたのだ
「なんで親のツモ番がまだあるんだ?」
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