麻雀 煽てと畚(もっこ)には乗り易い
この
Tweetで思い出した事がある。
昔、田舎の雀荘に
絵に書いたような成金っぽいよーな
地方の豪族みたいな人がいた。
その豪族、一番打数を打つし、負けるが金払いがいいのでその雀荘の主を気取っていた。
で、ある日、なよっとした若者がきた。
豪族は
https://note.com/aokidaokid/n/na92f89c65070
前の『かまし』のように若者はちゃんと山を出していたのに豪族なんか大声を出していたが若者は
「あぁ!す、すみません!」
と謝っていた。
で、流局したときに豪族が手を開くと
こんなわけわかんないリーチで、みんなが呆れている最中若者は
「ち、ち、7sあたりでした……。オリちゃったけど…。」
と震えながら言っていた。
豪族は
「そうけ?」
と言いながら
「まぁそこだな、と思っただけよ。」
と図にのっていた
その後も若者は
「ダマか〜渋いな〜。」
「うお!○○あたりです!ビタ止め!」
と豪族を喜ばせることばかりいうと、豪族は
「おお、オメー打てるなぁ。これから飲みいくけどいくか?」
「はい!」
と豪族のおごりで飲みにいった。
その後も若者は
豪族が(たまに)トップ目の時はラスあがりをしない
豪族の一発は消さない
として、豪族に気に入られ
豪族から麻雀で巻き上げた上に豪族に飲み代も全部おごられていた
それをみていた常連が私に
「あれはさ、煽(おだ)てと畚(もっこ)には乗り易いってやつだ。」
「なんすか?それ?」
「おだてられるのと『畚』ってのはすぐに乗ってしまうし最後は駄目になるってこと。」
「『畚』ってのは?」
「まぁ昔で言う処刑する前に乗るやつだ。」
なるほどね、若者はうまいこと豪族利用してんだな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?