麻雀 むこうぶちで好きなエピソードベスト3

 むこうぶちを久々見直した

やはり私が高校生の時から連載していたのでめちゃくちゃ長い…今はスマホとかでてきるし

そんな長いむこうぶちの中でも私が好きなエピソードを3つ紹介しよう

※多少のネタバレがあるのでまだ見たことがない人は書店かアプリで見よう!


第3位 付け馬




借金持ちとその付け馬(取り立て人)の話。
いつしか借金持ちは強面だが気の良い付け馬と奇妙な友情で繋がり
一発逆転の大勝負に出るが……


この話は本当に落語の人情噺のように好きでたまに見返す。

付け馬郷原が最後にあがった手牌がまるで人生の縮図のようだし、二人の背景や全てを見透かしたのような傀の一言もよい。

ラストシーンの


この1ページも本当に色々な想いがつまっている。
多分、借金持ちの浅井は郷原とはまた会いたいと思っているし友情や絆を感じていた

だが郷原はそれを見越した上で自分の今の職業、
家族、産まれて来る子どもの為に縁を切ったほうがいいと思ってその場を後にする

郷原自身も寂しさがあったはずなのに…だ。


むこうぶちの中で『雀力は失ったものが多ければ多いほど強くなる』という格言があるが、
逆にいうと麻雀そのものから足を洗った二人は『失わなかったもの』を手に入れて
幸せな暮らしをしているであろう。

蛇足だが足を洗ったで思い出したが私は2011年1/1に雀荘にいくとおばあちゃんに

「足が臭いから洗ってきて。」

と言われて本当に洗面所の上に立ち石鹸で足を洗ったことがある。


第2位  天国



各エピソードの主人公であった桐谷、間違った山岡士郎みたいなリーマン、むく大樹プロが傀と闘う珍しい話。

この桐谷が一番初めにわけが分からない雀荘(なんか木戸があってビルのビルの間にある)に行くのだがこのわけがわからない雀荘が既に好きだ。
レートも高いが払えるレベルだし。


しかし途中で桐谷がホストに対して

『そらおいでなすった得意満面のニヤケ面でな』

というのもどう考えても言い過ぎだし、橋場はなんか労働意欲が無いサラリーマンから代打ち兼業サラリーマンになったし、むく大樹プロも今回は不調だったが次回はタイトルホルダーとして頑張って欲しい。

なんとなく見返してしまう話。


第1位 家族(トライブ)




先ほどの桐谷初登場の話

桐谷は母の入院費用を稼ぐ為に失踪した父の友人でもある義理の父親からカモを紹介されて打っていた。

桐谷は勘の良さと判断ミスをすると手が痺れるという能力の持ち主だが真なる判断ミスは………


これもなんか傀の不気味な仮面の扉絵から始まったので血の匂いがしたが最後のシーンは本当に泣けるぐらい好きだ。

家族とは?父とは母とは?
お金で買えないものは?

価値観の違い、大切なものはなんなのか?ということが垣間見えるエピーソードだった。

最後の桐谷が中村に対して『判断ミス』を気づくシーンがすごく好き。

後、話は前後するが『天国』の話の時に桐谷が

「『親父』が立てる場は高レート過ぎて客が続かないンでな。」

というシーンもニヤリッだ。


あなたが好きなむこうぶちのエピソードはなんですか?




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