日記　ラブホの上野さん(致命傷)

　本屋が好きだ。　

いくら便利だからと言ってもネット通販だけでなく本屋に入り、新刊の漫画や雑誌、専門誌やたまーに真面目な本を見たりして、購入するのが好きだ。
あの匂いや静寂も好きだし、カバーがかかってる漫画の中身を想像するのも好きだ。　
なので、本や漫画は書店で注文するようにしてる。

ある日、面白い漫画をみつけた。
ラブホの上野さんという。様々な恋愛テクニックをラブホテルの店員さんが教えてくれる、という漫画だ。　　Twitterでこの漫画が好きだって言ってた人がいた気がする。

早速、本屋に注文する事に　　が何故か店員さんに

「すいません、オナホの上野さんって漫画ありますか？」

と聞いてしまう店員さんは高校生ぐらいの女の子だったが　

「は、はい！ちょっとお待ちください‥すいませんちょっと見当たらないですね‥」

あるはずがない、あったら困る。
しかし、私は

「え？有名な漫画ですよ。変なタイトルですけど、オナホの上野さん。」と言ってからスマホを見ると、タイトルが違っていたのを確認して

「ありませんか？ラブホの上野さん。」とぬけぬけと言ったが逆に

「お客様、タイトル違ってましたよ。」と、たしなめられた。私は何も言い返せなくなり

「いかにも。」と言ってそのまま帰宅した。