麻雀 アウト神拳。

  ※フィクション、あたり前。


いつもとは違う店にいく。

するとゲームの途中で私が


裏1で3枚オール

こんな手をツモると

おじいちゃんが

「※アウトお願いします!」

と結構大きい声でいった。
※アウトは雀荘からカードやチップを借りること。

で、アウトとは主に2パターンあり

①人によっていくらかカードを渡して

「これが無くなったらおわりね。」

といって暫く打たせるパターン


②半荘中に足りなくなる分を貸して、半荘後に返せなかったらそれでゲーム終了。(さ〇え方式)

と、この2パターンだ。  

そしてこの店は②だったのでメンバーさんが

「じゃあひとまずこれ。」とチップ貸すとおじいちゃんが返す刀で 

「じゃあこれで酒とタバコ。」

と酒を頼んだ。

その時に同卓者が

「でるぞ!爺さんのアウト神拳が!」

といったので

「どういう事ですか?」

「この雀荘はアウトしたら返せない限りはその半荘で終わりだから、爺さんはそれまで我慢していた酒、飯、タバコを一斉に頼むんだ。」

私は『なんだそのDirty deeds done dirt cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)は
と思ったが

「まぁ、トップとって返せるかもしれないすから。」

と12000点のおじいちゃんを擁護した。

その後もおじいちゃん以外はチップを引きまくる。
おじいちゃんは追加のチップと酒とつまみをアウトして我々は空間が歪んでメンバーからカツアゲしているような気分で迎えたオーラス

おじいちゃんが

「ファイナルリーチ!(みたいなふざけた事を言っていた)」とリーチをして数巡後


「ツモぉ!」



「数え役満!!大逆転!!」

といっていてトップをとった。

で、メンバーに

「これで借金返済!!ここから巻き返しじゃ!」

的な事をいうとメンバーが

「いや、数え役満はチップないですからトップ取ってもお店がおじいちゃんに貸したチップは返しきれてないからおじいちゃんはこれで終わりです。」

真顔でおじいちゃんに伝えて、おじいちゃんはそのままどこかへ消えた。






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