自ら「オジさん」を名乗らない
お仕事の場で、人前で話す場で、聞かれてもいないのに言ってしまうことありませんか?
「いやあ、僕たちオジさんなので…」
意図も悪意もなく、場の空気が緊張しちゃってる時なんかに
「オジさんなんで」と自己申告することで
「僕なんて大した人間じゃないから、リラックスしてください」
と伝えたくて、たいして考えずに口にしてしまっているのかもしれません。
でも、ふと思ったんですよね。
年上でも年下でも、初めて会った女性から会話の中でさくっと「私オバさんなんで」と言われた時の気持ち。
(女性の方、すみません…。)
なんというか、どうリアクションしていいかわからなくて気まずい感じなのです。
ぜんぜんおばさんじゃないよ!とか、素敵じゃないですか!とか思いつつも、「いやいや!お若いじゃないですか」とわざわざ言うのも気がひけると言うか。
そもそも若い=良い
おばさん=悪い
というわけでもないし、ああ、なんかモヤモヤする!
簡単にリラックスできる感じではない。
「そうか、あの逆をやってしまっていたんだな!」と気づきました。
防御としてのオジさん申告
なぜ考えもなく自主「オジさんなんで」申告を行ってしまっていたのかを、もう少し考えてみますね。
年下に対して「オジさん」を名乗るのは
・僕は若くない
・君たち若者とは違う
という線引きで、おそらくそこから意図されるのは
・君たちの価値基準(美醜、収入差、など)で僕をジャッジしないでほしい
という、いわゆる防御からくるオジさん申告なのかなと。
また
年上に対して「オジさん」を名乗るのは
・あなたと同じですよ、仲間ですよ
・落ち着きを持とうと言う自覚がありますよ
つまり
・敵じゃないので安心してください
という、これもまた、防御からくるオジさん申告なのかなと。
冒頭で「リラックスしてほしい」と書いたのに、防御する気マンマンですね。カチコチです。
オジさん界でもヒヨっ子。最弱。
しかもいま30代末の僕は、もっと年上、50代60代70代の人からみたら「オジさん」を名乗るなんておこがましい。
おじさん界の中でも、最弱のヒヨっ子にすぎないわけですよね。そんなもの、名乗る資格すらない。「いったい誰がいつ、お前をオジさんだと認めたと言った?」という話です。
では
「それなりに責任感はあります」が「周りの人にはリラックスしてほしい」というような気持ちを持ちながら、線引きや防御などを感じさせないような、何かこう、しっくり来る言葉はないかなあと思って、考えてみましたよ。
おじさん、、、
おじちゃん、、、
おじちゃま、、、、
おとーちゃん、、、
むむむ、うーん。もうちょっと何か、、、
むむうーーー
そうか、いっそのこと、、
おにいさん!
「僕も、もうけっこうなお兄さんになってきたんで」
「相当なお兄さんになってきたんで、がんばります」
どうですか。
小さな子にも「もうお兄さんだから頑張りなさいよ」って言うことありますよね。そんな感じで、自分にも「そうか、しっかりしなきゃなあ」とハッパをかける言葉になるんじゃないかなと。
僕は、ちょっと使っていきたいと思います。
\けっこうなお兄さん/
けっこうお兄さんになってきたワタクシですが、家ではガッツリとーちゃんやってます。
https://tent1000.com/ryosakusousaku/index.html
(↑開くのに時間がかかります、ごめんね。)
(補足)
ちなみに!!
僕のことを「オジさん」と呼ぶのは、全く問題ありません。人から言ってもらえる分には全く問題ありませんから。今回は、自ら言う場合のお話。
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