やっぱり暴論。でも本当。
過去がないなら作ればいい。
暴君めいた発言に妙に納得した。
「一人称の小説なんか特にそうじゃろ」
主人公の(自分の)視点で書く形式は、創るというより思い出す、表現が適していると思う。
「あおはその陰鬱極まりない哀しき哀れな学生時代でさ」
「失礼すぎる」
「あれじゃ、自分の経験だけで書くならつまんないし数もでない。じゃけえ、経験したことにすればよろしい」
「うちらは嘘で飯を食ってるんじゃ」
なるほど。
言われてみれば調子がいい時は、なりきってかけている感じがしなくもない。
「あったことにする」「経験したことにする」「あるいはそこにいるものとする」
そうやって書けばフィクションにもリアリティが出るし、状況は無限に作れる。
「どう?なんかでた?」
「俺が天才中学生だったことにして・・・」
「自惚れんなカス」
やっぱり暴論。
生活費になります。食費。育ち盛りゆえ。。