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2022年 活動の振り返り

2022年もたくさん文章を扱った。
いざ書き出してみるとすこし文面の圧力が強すぎたので、今年の成果物の振り返りは記事の最後に貼り付けておこうと思う。

今年は様々な企画にお声がけいただいて文章を書く機会が多く、志向するもののために妥協なしに諸々されている方と肩を並べるのは極めて大変ではあったが、そのぶん非常に楽しく活動することができた。わたしは気を抜けばやられるくらいヒリヒリしている場で踊るのが好きだ。来年もたくさん呼んでいただければ嬉しい。

同人誌や企画をいくつか主催できたのも楽しかった。『煙草百合アンソロジー』や『時間百合SFアンソロジー』には素晴らしい作品をご寄稿いただいたし、二冊のサークル会報やユニット企画も様々な方のご協力を経て発表に至っている。わたしは割と人に声を掛けるのが苦手で情けなくも「呼ばれ待ち」をしていることが多いのだけど、それでもやりたいことのために多くの人と関わらせていただいた一年だったように思う。まだまだやりたいこともあり、苦手などとも言っていられないので頑張りたい。

小説以外のテキスト作品の発表が増えたのも良い傾向であるように思う。来年も引き続き短歌や詩、論考をやります。今年の活動は「額縁(パレルゴン)」というテーマを掲げてやっていたのだけど、その枠組みの内と外とを文字というツールを用いて行き来することができたのは、良い経験になった。とはいえ、まだまだやり残したこともあるので、来年も引き続き考えたい。文字が好きになった。

2023年も百合総合文芸誌『零合』さんに呼んでいただいていたり、自分でも驚いているくらい巨大な(かつ複数の)未発表のお知らせがあったりと、ありがたいことにお目にかかる機会も途絶えないように思います。つい先ほど(12/31 17:05)今年最後の原稿を提出してきたくらいごりごりたくさん書いておりますので、引き続きごひいきによろしくお願いいたします。よい年をお迎えください。

来年は長編を発表します。

2022年の成果物

1月16日
「Me in the ROOM」『いなくなった相手の煙草を戯れに吸ってみる百合アンソロジー』

百合文芸サークル《汽水域観測船》から刊行されたアンソロジーにて企画編集を行い、短編を寄稿。

2月19日
「オンライン読書会『ジェンダーSF特集』」

《汽水域観測船》にてKaguya PlanetのジェンダーSF特集を課題図書に読書会配信

4月2日
「時燃す者たち」「ダナ語」「喋る花」「クレジット」「ふれかた」
超短編小説アンソロジー『たまゆらのこえ』へ寄稿。

4月24日
「オンライン読書会『百合文芸4』」

《汽水域観測船》にて百合文芸4投稿作を課題図書に読書会配信

4月29日
「円にミソハギ」

ファッションSFウェブジン『matotte.』4月号へ短編を寄稿。

5月29日
『一九九九年のレプリカ』

創作ユニット《傾斜面分光法》から昨年刊行になった歌集『翅とマクベス』の一首評および総評を発表。

6月22日
「ロプノールとしての島」

anon pressに短編が掲載。

6月26日
「飼いえび無人称テクスト概説」

ファッションSFウェブジン『matotte.』6月号へ連作短歌を寄稿。

8月16日
「渦のこと」

京都破壊SFアンソロジー『京新星爆発』に短編を寄稿。

9月6日
「ナナロク社 第二回 あたらしい歌集選考会の記録」

上記冊子に短歌十首が掲載。

9月8日
「オンライン読書会『書きあぐねている人のための小説入門』」

《汽水域観測船》にて読書会配信

9月25日
「バラストブーケ」「ラフノー小伝」『時間百合SFアンソロジー』「花籠のあなたたち」

文学フリマ大阪。百合文芸サークル《汽水域観測船》から刊行されたアンソロジーにて企画編集を行い、短編を寄稿。生物SFアンソロジー『なまものの方舟』に短編を寄稿。

12月28日
「彁蘭(からん)」「塔に風」「セルラーゼ」

創作ユニット《傾斜面分光法》から発表の『ヴァニタス、薄膜干渉、モーメント』へ掌編、短歌連作、散文詩を寄稿。

改めて、2023年もよろしくお願いいたします。
やるぞ!!!

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