夢日記5 2020年10月25日の日記


月に一度こうやってまとめている、見た夢を記録したものです。明らかに眠る前に見たもの読んだものが反映されていることが多くて興味深い。先月と比較すると突拍子もないものが減り、なんらかの作品世界にもぐりこんだような平面的な印象のものが多くなったような気がする。


2020年9月30日

ジャニーズ事務所所属の有名アイドル(特定の人間を指すわけでなく、そういった肩書きの人)のアニバーサリーイヤーの企画に「その人が会いたい人」の対談相手に選ばれる夢。私と一緒にドラえもん70周年(そんなわけがない)の瞬間に立ち会っていた番組プロデューサーの人が対談に呼ばれ、真っ白の空間で三人で円卓を囲む。テーブルの真ん中には直径30cmほどの皿があり、その中心につるつるとしたテクスチャのポットパイみたいなチョコバルーンみたいな不思議な食べ物が置かれている。ジャニーズの子が専用のカトラリーで上部を崩すと、半分は米が、半分はチョコが敷き詰められていて、その中央にチキンラーメンでそうするように生卵が落とされている。一口食べてあまり美味しくは感じなかったのだけど、アイドルの子は「美味しいですね」と言っているわカメラは回っているわで焦ってしまい、私も「めちゃくちゃ美味しいですね。あまりに美味しいとバランスを取ろうとして脳みそが勝手にコスミックでおぞましいものに喩えようとしてしまうことを知りました」とコメントしてしまう。ドラえもん番組プロデューサーが首取れるんじゃないかってくらい同意してくれた。


どう考えても前日にバンドと音楽ポータルサイトの名物編集長の対談記事を読んだ影響。私の知っている対談はお洒落なカフェだったり、バンドなら居酒屋でアルコール片手にやったりする印象があるけれど、アイドルと一般人と番組Pという謎の組み合わせだと折衷する先が真っ白の空間で創作スイーツなのかもしれない。船頭多くしてなんとやら。


2020年10月7日

世界が終わる日(前提)だってのにフォロワーさんと工場で仕事をしている夢。どうやら土曜日(10月7日は別に土曜日でもなんでもない)だと早出の申請が通りやすいらしく、フォロワーさんと「世界も終わるんだし、今日は早めに仕事終わらせて帰りにどこか寄りましょうか」と申し合わせる。工場を出て電車に乗ったのち、フォロワーさんの運転する車に揺られてドライブをしていると、道の脇に湧き出している岩で囲まれた温泉を見つける。温泉から上がる湯気が夕焼けを受けて真っ赤に染まっていて、あまりの美しさにガードレールにもたれかかりながら写真を撮っているけど、「こんなの記録に残しても、誰が見るんだろうな」と自嘲しながらもフォロワーさんと二人でパシャパシャ写真を撮っているうちに世界が終わる。


完全に『HELLO WORLD』と『ノノノ・ワールドエンド』の影響。刺激的な創作物を見ると向こうしばらく夢に現れてくるのは小学生のころから変わらない。学校の道徳の授業かなにかで見た交通安全の映像がしばらくずっと夢に出てきていた。痛そうなの、苦手なんですよね……。


2020年10月10日

夢で考えていた謎ロジック。人は死んだら天国に行くけれど、天国は死んだらどこに行くのかな。犬の霊園があるように、この世界の霊園があっても面白い。切り捨てられた可能性の平行宇宙を弔うための霊園みたいなノリで、死んだ天国を弔うための天国とか。じゃあ天国の天国が死んだら天国の天国の天国があって、みたいな後退が生じるわけで、その最後に行き着く救いはどこになるのかな。仏教でいうところの輪廻からの解脱みたいに、後退の終了を救いとするならば階層から成り立つ天国のピラミッドの頂点には無があることが理想?


完全に寝ぼけている。これは明らかに『ニルヤの島』を読んだ影響。天国がなくなった世界というものについてうんうん唸りながら寝付いたら中学生が考えそうな論理ぐっちゃぐちゃ理論を夢の中で捏ねてしまった。夢の中にいるときは素敵なアイデアだと思っても目が覚めると全く形を成していないの、なんなんでしょうね。


元ネタのわかる夢を見るようになったのは、現実と夢の世界が少し近づいたからだとも考えられる。もしくは眠りが浅かったか。来月も記録を取っていきたいと思います。実験。

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