夢日記6 2020年11月27日の日記


(note版では一部文章をカットしています)


見た夢の記録をつけるようにしている。一ヶ月に一度まとめるようにしているので、これが第六回を迎えているということは夢日記をつけ始めて半年が経ったということになる。夢日記をつけると現実と虚構の境目がわからなくなって狂うなんて聞くことがあるけれど、ひとまず半年は狂わずに済んでいる。もしくは狂ってしまっていることに私が気付けていないだけかもしれない。それはそれで幸せなことなのだろうけど。


2020年11月7日

クイズ番組に出演している。私は薄暗い部屋で私が出演しているその番組を見つめているという構図。解答者は私一人だけで、薄暗いセットの中で私だけがスポットライトで照らされる演出になっている。他の出演予定者が次々と棄権してしまったためにそういった状況になってしまったらしい。ここまでの問題を全て間違えて最終問題を迎えていて、「なるほど、だから誰も出演していないのか」と納得している。競う相手もいないというのに「地下深くのシュウ酸カルシウムなどの層」まで聞いたところで早押しボタンを押していた。結局無回答で、ワイプで芸人さんが「もう笑えないな」という顔をしていた。完全に放送事故。答えは「宝石層」だった。


シュウ酸カルシウム、尿路結石じゃん。魚の耳石なんかが大量に積もってできた地層とかだったのかなと思ったけどあれはよく考えたら炭酸カルシウム。やっぱり尿路結石が降り積もってできた地層だったのかもしれない。確かに尿路結石の顕微鏡写真、RPGに出てくる宝石っぽいですものね。


2020年11月11日

子供向けのポケモン博物館のような塔を登っている。四階がポケモンの等身大フィギュアのコーナーで、前の持ち主のことも含めて書かれているのが現実とゲームが揺らぐ感じがあって「なるほど、そういう次元の融解をテーマとした作品ね」と納得していた。ポケモンとして所持していたのかフィギュアとして所持していたのかが揺らぐ感じというか。AR技術が発達しているためその様子も記録されているらしい。多分最近読んでいたニルヤの島の影響。


『名探偵ピカチュウ』の中で「犬」→「犬のキャラクター」のような構図で「ピカチュウ」→「ピカチュウのキャラクター」のようにイラストになったという体で普段私たちが見ているピカチュウのイラストが登場したということが忘れられなかったのだと思う。半年夢日記を続けて気づいたけれど、面白い仕組みを見ると夢でその仕組みを再現しようとする傾向があるように思う。


2020年11月17日

おでこのあたりを開閉できるようになる。フタはちょうどアイマスクの形をしているため、外したフタはアイマスクとして着用することができる優れものなんですよ、と説明を受けたことを夢の中の私は覚えている。鏡を見ながらおでこのフタを外すと脳と電子工作の基板が複雑に混ざり合ったなにかが中に詰まっている。パソコン用の冷却ファンのようなものが故障したらしく、私は「頭痛いと思ったらやっばり」と言いながら、頭蓋の中から壊れた冷却ファンの羽を取り出した。団扇で頭の中を扇いでいる。


ぱかっと蓋を開けた時の感触が強烈に残っている。風がよく通るため頭蓋の内にこもっていた熱やら気圧やらが一気に外へ逃げる感覚がしてとんでもなく落ち着いたことを覚えている。

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