【会員様限定】今でこそ「人気職」の「声優」だけれど。

★だいぶぶっちゃけています。人によっては辛口感じるかもです。そして長文です★


先ほど東洋経済さんの大塚明夫さんの記事を拝読し、私も思い当たることが多々ありまして。
いろいろと自身のことを振り返るきっかけにもなり、このこともそろそろ話せるかもしれないと思ったので、筆を取りました（ただしくはキーボード）

大塚さん著の「声優魂」を拝読した時にも同じことを感じたのですが、本当に多く見受けられますよね。
それが悪いということではもちろんないですが、悲しいかな…ちやほやされたいという欲求があまりよく思われないことが、原因なのでしょうか。

私が声優という道を目指したのも、とある声優さん（舞台女優）がきっかけだったので、始まりは憧れでした。
家柄的なことも大きかったとは思いますが、それなら絵に進んでいるかな、とも（笑）絵も好きでしたが、向いてなかったー！母に逆卵を延々と描かされた時は地獄でしたね。

母が舞台好きということもあって、ガラスの仮面の影響で（笑）舞台に進んだりもしました。
14歳からこの業界に足を踏み入れたので、本当にいろんなことがあり、経験いたしました。

もちろん、私もファンが欲しかった。とくに女性のファン！！！（笑）
こんなこというと「オヤジか！」って言われるのですが、可愛い子は正義主義なので、女の子のファンが本当に欲しくて欲しくて欲しくて。それは今も。

なので最初は少年役も進んで受けたりしていたんですよ、実は。
結構低音も当時から好評ではあったのですが、適材適所には勝てませんでした。

できない自分に苦しんだ日々

少し話がズレるのですが、ある期間、ずーーっとできない自分に苦しめられたことがありまして…。
自分の苦手なところ、直さなければならないところ、すべて理解している。理解しているけれど、できない、というかやらない、が正しい。

人間って、本当に簡単にサボれてしまうようにできているので。
（私だけだったら申し訳ない）
気分が乗らないだけで、やらなくなっちゃうんですよ…。

それをいかに乗せるか。もういつだって敵は自分！！！

でもいまは、その部分を逆に長所といいますか、そのままにして生かせる方法を見つけることができました。
「そのままでいいと思う」という言葉が、本当に私の中で大きく残り、変われた瞬間でした。Ｊさん、本当にありがとうございます。

あの日の私まで救われた想いでした。

それでですね…
恐らく、キラキラしている夢だけの方は、たぶん…たぶんですが…
偏見になるかもしれませんが……マジで「やらない」んですよね。

だから何年経っても変わらない。
ボイスサンプル聴くと、一目（耳）瞭然です。

ギャップに散っていく姿を何度も見てきました。

今でこそいろんな作品の影響で「人気職」となった「声優」

華々しい場面だけが取り上げられていて、その裏はほんの一部しか知られていません。
だから、華を夢見ている方が、現場に出られるチャンスに巡り合えた時。
そのギャップに苦しめられ、こんなはずじゃなかったと嘆く姿を何度も見てきました。

私も昔、先輩と後輩とご飯に行った時。
先輩が後輩に苦言を呈し、その言葉が本当に正しかったから、よく考えたほうがいいと伝えたことがありました。
しかしその後輩は、ちやほやされたいという想いが強いタイプだった。

だから突きつけられた自身の現状が信じられなかった。嫌だった。きっと、心底腹を立てたのでしょう…。

なのでその後輩とはそれきりになってしまいました。
今何をしているのかもさっぱりわかりません…悲しいかな。

このあたりは、ほかでも結構悩みましたね…。
見ているところが違うので、伝え方に迷いましたし、伝えても本意は伝わらないだろうな…とか。
なので、あえて仮面をかぶっていた時期もありました…。ごめんなさい。


そして、上に行けば行くほど「実力の世界」だと、ひしひしと感じています。
（実力＝演技だけではありません。人間力であったり、様々なものが求められます…）

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