ルカの風の傾向を見てみた      ~過去3シーズンのW杯の本選6試合から~


なぜ調べようと思ったのか

いよいよスキージャンプ男子とノルディック複合男子のW杯が、フィンランドのルカで開幕するのに合わせて、どんな風が吹きやすいジャンプ台が知りたかったからです。

今回は、過去3シーズンにルカで行われた、スキージャンプ男子W杯本選6試合のうち、FIS公式記録の風速のデータを使用しました。

試合ごとの平均風速

表1 各試合ごとの平均風速等

平均風速は、最大は1.31m/s、最小は-0.47m/sです。向かい風の試合が多いでしょうか。

図2 ルカの各試合別の風速のヒストグラム


全試合の場合の風の傾向

6試合分をまとめてみますと、どうやら0.20~0.80m/sくらいの風がよく吹く、といった傾向が見えました(図3)。これは、先日調べた大倉山(図4)と比べて、きれいなヒストグラムになっています(大倉山より風の傾向はわかりやすいかも)。

図3 ルカの6試合の風速のヒストグラム
図4 大倉山の5試合の風速のヒストグラム


まとめ

・ルカは、過去6試合分のデータから推測すると、風速0.20~0.80m/sあたりの風が多く吹く。
・ルカは、大倉山よりも風の傾向はわかりやすい。


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