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紅葉の山寺 立石寺

ブログ引っ越し中で季節外れの記事になってしまってすみません。

2017年11月3日(金)、山形県の山寺へ。混雑を避け、早朝に出かけるつもりが1時間遅くなり、9時すぎの到着にもかかわらず、もうすごい混雑でした。

後ろが対面石

JR山寺駅から歩いて川を渡り、人の行列が行き過ぎるのを待ちながら大きな岩、対面石へ。小さなお堂と幸福の鐘がありました。人の流れが途切れてから、ゆっくり登山口へ向かいました。

登山口から階段を上ると根本中道があります。まだまだ序の口です。

奥之院への登山口へ向かう途中に日枝神社があり、その境内にあるご神木です。銀杏の木ですが、まだ色づいていませんでした。山全体の紅葉は期待したほどではなく、まだ早いのか遅すぎたのかちょっとわかりません。

神社を過ぎると、お店があり、ソウルフードの玉こんにゃくが。「上る前に食べると力が出ますよー」と言われては食べずにいられません。それ以前に、出汁と醤油の香りにたまらなくそそられてしまうのですが。お腹が温まって本当に効果ありかもしれません。もちろん、味がしみていてとても美味しかったです。

参道=登山道には石仏や石碑がたくさんあるのですが、何しろ狭い石段を人が列をなして上り下りしているので、足元に気を取られて冷静に写真を撮る余裕がなく、なんとかお見せできるのは美人な仏様と、山寺で一番のお気に入りの小さな仏様くらいなんです。しかも、強烈な逆光。南向きの、風水にかなった土地なのでしょう。

岩の上に乗っかるように建てられた五大堂からの眺め。どんどん人が上がってきて、落ちないのだろうかと不安になりました。狭い空間で色々な言語が耳に入ってきます。外国からのお客様も多かったようです。

開山堂の横にある納経堂と対面の山々。

奥之院です。ここまで来るのにずっと石段を上りっぱなし。すれ違う時には何度も立ち止まらないといけないほどの混みようで、どんどん人が増えてきていました。奥之院で仕事関係のお願いをして、おみくじを引いてみました。奥之院の本尊は、釈迦如来と多宝如来。山寺は天台宗のお寺です。

第十八番 吉
離暗出明時 麻衣変緑衣 旧憂終退 遇禄応交輝
という素敵なおみくじをいただきました。 

下山時も人の列がなかなか途切れず、いい写真が撮れた手ごたえもなく、疲れたな~という気分で時間を見ると電車の発車まであと1時間も。気になっていた、小さなお寺へ足を向けました。山寺登山口から約800m。歩けるのか?と思いながらも、全く人のいない道をのんびり歩いて、千手院へ。

車道から鳥居をくぐって階段を上り、途中横切っている線路を渡って行くのです。長閑です。鳥居の右手に石碑があって、鳥居の柱に抱きついて「ついてるついてる・・・」と10回唱えなさいとのこと。左は金運、右はご縁。どちらか一方だけというので、金運をお願いしました。

小さくて、静かなお寺でした。お賽銭をあげるには畳の上に上がらなければなりません。靴を脱いで上がっていくと、千手観音さまの前の扉を自分で開けて良いらしく、猿が入るから閉めて下さいとの注意書きがありました。一人きり、やっと静かに落ち着ける場所にたどり着きました。年季が入っていますが、とても居心地の良い空間でした。

山寺駅からの行き帰りで約3時間の行程です。強い太陽光と、たまに吹く涼しい風、舞い飛ぶ蝶が印象的な旅でした。

★場所の情報など
山寺 宝珠山立石寺:山形県山形市山寺4456-1
山寺公式サイト:http://www.rissyakuji.jp/

千手院:山形市山寺4753

また新しい旅に出たいです! よろしくお願いします_(._.)_