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小説『消えた小説』全記録

日本文藝界初の「メタ私小説」を書く タイトル『消えた小説』その全取材ノート あらすじ 2023年3月。男は四十六歳。ADHDで双極性躁鬱だ。三年引き籠った九州で男はFX詐欺に遭…
⬛︎10名限定 アピールポイント「消えた小説」が書籍になった場合、書籍よりも安く読める。 随時、最新…
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#田中未知子

本物の愛はどこか?+18章(第一稿)

922文字・30min+18章 今日は書いていて、カラマーゾフの兄弟のアリョーシャの悲痛な叫びのようなセリフが湧き出した。書いていて真面目なセリフがどんどんとコメディチックになっていくのが、なんだかドストエフスキー作品に通じるような気がして、書いていて笑った。よくもまあ自分を自虐で笑えるものだ。と最近は自分を感心する。 田中未知子は架空の人物だ。 田中未知子のモデルは実在する。筆者にとって生涯に渡って大切な(存在になるかもしれない、非常に不確かな関係の)女性だ。だが、田

「消えた小説」プロット最終版

829文字・無料 ■1章 プロローグ菜の花畑に転倒 ■2章 3/17(金)喜ちゃん飯店のバイト面接 ■3章 3/18(土)☞ LINEのやりとりの章(男、リョーマにバイトの服装や靴などの相談をする、田中未知子とはデートの日程の相談)男とミチはLINEで口喧嘩(助産師の有給の話で)、男はミチと息子(ショウ)の親子喧嘩を電話のこちらで聞いてしまう(母子相姦の伏線)。南京の男と電話=■11章 あとがきへ。 ■4章 3/19(日・祝)バイト初日(男はプレハブのなかで手淫をす

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200

ある男に起きた奇跡と物語の神話性と書き手の俗物性についての考察。妄想日記。

785文字・30min これはある男の妄想日記である。 小説のラストのどんでん返し、男の死(自殺)を思いついた。が、肝心の男が自殺する動機が見当たらなかった。小説を読んだすべての読者が納得する「男が自殺せねばならなかった事件」をずっと頭の中で追っていた。 筆者に、小さな奇跡が起きた。 出会ったその日の夜に男と田中未知子はまぐわった。後日、 「私、肌がキレイになってるのよ。これってすごいね」 と男は田中未知子に言われた。男は無神論者だ。奇跡は信じない。だからそんな女性のセ