いつかのための

言いたくて 言えなかった言葉
はじめての 朝焼けに 透きとおった いつかまた

記憶が座り込む 手の届かぬ隙間
不意に差し込んだ光に
痛み出す 心臓 もう咲かぬと 俯き加減に

近づきすぎて燃え尽きた 知りたかったのは 君の言葉 探している ここにも そこにもありそうな 半分かけた お月様

強く結びあった 蝶々の 片方ちぎれた 羽を見る
懐かしい 帰る場所を あてもなく


#島にて #連歌 #詩