沼に落ちたオタク、現場に行く

〜あらすじ〜
夏のある日、新井愛瞳さん沼に落下した新規オタクは「絶対にいち早く現場に行くぞ」と決意したのであった。

感想を残したメモが出てきたので、初現場(フェスだけど)の記録を書いてみようと思います。1人ぼっちで1日フェスにいたオタクの話です。改めて文字にすると可哀想…。
1年近く前のことを思い出しながら打っているので、なんだか鮮度の低い感じです。現場レポは熱いうちに打て。

2019年8月末、1人新幹線に乗り某アイドルフェスに行きました。ちなみに色々と悪いことが重なって、結局アンジュルムの公演は見ることができませんでした。見れないってわかった時は本気の悔し泣きをしました。辛かったです。せめてアプガさんは見ることができて良かった、そう思うことにしよう、と思っていたことを覚えています。

会場にたどり着き、道に迷いながらグッズ売り場に辿り着きTシャツとかアクキー(ハロオタなので買ってしまう)とか買ってついでに人生初の特典券をゲットし、とりあえずアプガさんの出番の前にしなければならない事を果たしほっとした所で気づきました。


…お客さんの女子、いなさすぎないか?


特に女性の観客が多いアンジュルムのコンサートしか行ったことが無かったので、「まあ流石に3割ぐらいは女子いるだろ」とたかを括っていましたが、実際は「とても多く見積もって2割」でした。
会場を歩いてる女子の半分は移動中のアイドルさん…。残りの半分はアイドルみたいに可愛い女子オタクさんたち…。自分とこの空間のミスマッチさが衝撃的で「こ、これがアイドルのライブ…‼︎」と震えていました。あまりにも心細かったので、今の自分がタイムスリップして一緒にいてあげたいぐらいです。

ここで私の会場での服装について言及したいと思います。アプガさん公式グッズのTシャツをこんな感じでリメイクしていました。肩にリボンを通しています。

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アプガのグッズのTシャツは通称「仮T」というもので、メンバーカラーに(仮)という文字が入ったTシャツが定番です。しかしこの時期はどうしてもメンバーカラーの仮Tが手に入らず、黒地に(仮)とはいったTシャツしかありませんでした。(のちに通販でカラーの仮Tが販売されたので秒で買った)

「せっかくの初現場、カラー要素のあるTシャツで楽しみたい!」という自己満足の心でリメイクをしたのですが…。これが仇にになり、余計孤独感が加速しました…。おもてたんとちゃうやんか…。

でもせっかく作ったのに着ないのももったいないので、リメイクTシャツでチワワのようにプルプル震えながら(突然のハテナッチセブンクエスチョンズ)一番初めに出番があったアップアップガールズ(2)(以下2期ちゃん)のステージを見に行きました。

当時の私の2期ちゃんへの知識は、つんく♂さん作詞作曲の新曲がある事と、爆然と顔と名前が一致するメンバーがいる、ぐらいのあっさい感じでした。申し訳ない。

会場内にいくつもステージがあったのでどこのステージだろう…と探していたのですが、「なんだかとっても親しみのある音が聞こえるぞ」と思いながらそのステージに移動すると…そこが2期ちゃんたちのステージで、ちょうど新曲のパフォーマンス中でした。さすがハロオタ、つんく♂さんの曲に吸い寄せられています!

2期ちゃんのライブを見ていたのですが、気づけば1人のメンバーに釘付けになっていました。
鍛治島彩さんです。
鼻リコーダ(⁈)の子というのは知っていたのですが、ご本人を目のあたりにすると、あ、足が長い…!スタイルがよい…!!曲ごとの表情の変化がすごいしオタクへのコールとかの促し方がすごい…!!!
と、とても衝撃的でした。あまりの衝撃にライブ終わったその足でグッズ買いに行って特典券ゲットしました。

2期ちゃんで鍛治島ちゃんに衝撃をうけた後、いよいよアプガさんのライブです。

一番大きいステージにそわそわしながら向かいました。
女限のスペースのどこにいたら正解なのか分からずキンブレ持って佇んでいたら、Overtureが流れてきて、うわぁついに5人のライブを生で見ることができる…!!!!!とワクワクしていたら5人がステージに現れて…

じ、実在する!可愛い!!!これは夢なの…?

ご本人たちを実際に目のあたりにするとあまりの輝きに「実在したんだ…」とスペースキャットになってしまいました。

人生初のアプガさんライブだったのに、楽しい気持ちと緊張とが入り混じって全然頭が働かず、結局頭の中に残った言葉は「すげえ…」でした。もうちょっと色々覚えていてくれ自分。

ところで、この文章は当日に残していた感想メモをもとに書いているのですが、この部分が面白かったのでそのまま引用します。

知ってたけどみんな可愛い、佐保ちゃんの腹部には果たして内臓はあるのだろうか。ドッキュンバッキュン!(超高音)聞けて嬉しい。曲中の小夏さんの表情がよすぎ。全曲通じて芸が細かかった。(変な言い方)もりてぃー腕は大丈夫なんだろうか…(補足:この時期に腕を痛めていた)愛愛ファイヤー!のもりてぃー大好きなので見れて嬉しかった。あずさちゃん安定の歌の上手さ、私達のソロすごく好き。
あらいまなみさん、あまりに天使過ぎて実在するのか…?ってなってたけど実在した。

推しへの感想「実在した。」
…せやな。

話を戻して、このステージにはメインステージから花道があり、センターステージに繋がっていました。アプガさんはセンターステージもフル活用でライブをしていて「やっぱりプロだ…」と思った事を覚えています。後で知ったのですが、一部の曲のテンポを早めて制限時間ギリギリに収めていたようです。プロだ…。

昔の自分は偉かったので、セトリが残っていました。曲ごとの感想です。

①アッパーレー
実はテンポ上がってた曲その1。ということは新井さんの早口パートもいつもより早い…。すごすぎ…。序盤は私がド緊張してしまい(なんでだよ)、思い切って楽しむ余裕が無かったことが今になって悔しいです…。周りとか気にせず楽しめ、昔の自分。


②ヒートビートアイランド

一番聞きたかった曲なのでとても嬉しかったです。動画でも毎度死んでたサビ前の新井さんソロパートを直接聞いたらどうなるかって?無事に爆発しました。ソロパートの記憶が強すぎてそれ以外が薄れてしまった…。悔しいのでライブに行きたいです。

③愛愛ファイヤー!!
聞いてみたかった曲が立て続けにきたのでめちゃめちゃ嬉しかったです。「待ってるだけで良いなんていつまでも言ってあげないわ」の歌い方が他のソロパートと違ってて震えた記憶があります。ここらへんからライブに慣れてきて、周りのオタクの見よう見まねで手だけ若干のフリコピができるようになりました。本当に若干ですが…。人生で踊るという選択肢がなかった隠キャなので、フリコピむずない…?となりました。

④ジャンパー!
実はテンポ上がってた曲その2。この曲でようやく「早くない…?」と気づきました。関根さんが「テンポ上げてまーす」って言って「?!」となりました。慣れてきたとはいえまだまだのりきれなかった自分が悔しいですね…。

⑤アゲノミクス!
ライブ動画で見たイントロでの佐保さんのドッキュンバッキュン!が大好きだったので、生で聞けて嬉しかったです。この曲では5人がばらばらにステージを行き来していてプロフェッショナルを感じました。

⑥私達
この曲は「立ち上がれまだ終わりじゃない愛に愛で答えるまで」の関根さんががすごすぎて、その印象が一番強いです。ライブで聴くこの曲はとても良いな、と新規オタクながら思いました。

こうして人生初のアプガさんのライブが終わり、ライブ中の安定感と可愛さとライブの楽しさにふれて、「来て良かった…」としみじみ感動していました。

このフェスではアプガさんのライブは2回あり、2回目は1日の終盤だったので、1回目が終わった後から2回目までに他のアイドルさんを見たり(ちなみに一番刺さったのはゆっふぃーこと寺嶋由芙さんでした。完全にお姫様だった。)、特典会で記憶飛びそうになったりしていました。

ちなみに特典会では、「アイドルと握手するの畏れ多い症候群」なので、鍛治島さんとチェキ1枚、新井さんとチェキ1枚、アプガさん全員とチェキ1枚にしました。(アプガさんはTシャツを買っていたので特典券の枚数がわりとあった)

鍛治島さんは、チビなオタクに合わせてめっちゃしゃがんでくれて、ど緊張のオタクでも写真でちゃんと笑えるように配慮してくださって、優しさに満ちあふれていました…。ありがとうございます…。いまだに一番私が笑顔を作れているのはこの時のチェキです。

新井さんのときは、もう、始まる前から頭が真っ白で、自分の順番が来て、ご本人が現れた瞬間頭の中が「やばい」に占拠されて完全に石化してしまい、しかも新井さんは優しいので最初にリメイクしていたTシャツに言及してくださってさらに石化し、発声できたのは最後の「ア、アリガトウゴザイマス」だけだったので、完全に挙動不審です。つらい。ちなみに終わった後は手が震えていました。あの時のオタクのことなんて秒速で忘れていただいていると信じている。この時のチェキの私は完全に顔が引きつっていて、お美しい新井さんの横で本当に申し訳ないです…。

そしてアプガさん全員とのチェキでは動揺しすぎてチェキ貰い忘れかけてアプガさんにめっちゃ呼び止められました。本当の挙動不審。というかアホ。

特典会で灰になりつつ、1日も終盤にさしかかり、私もアイドルフェスに慣れてきた頃にアプガさんの2回目のライブでした。アプガさんより前のアイドルさんのライブも見ていたので、1回目に比べると緊張せず楽しめました。振りやコールを学ぶためにあえて女限じゃない方にいましたが、ほぼ最前に行けたのでめっちゃ見える…!と感動していました。

アプガさんの前にロック系の曲調のアイドルさんが続いていたので、アプガさんのライブが始まった時に「アイドルだ!!!!!」と思ったのを覚えています。もちろん前のアイドルさんが悪いというわけではなく、むしろ楽しいライブだったのですが、私はこのアイドル感が好きなのかと実感しました。

再び曲ごとの感想です。

①UPPER ROCK!
周りのコールに合わせてコールしながらライブに参加するのが最高に楽しかったし幸せでした。スマイレージの地球は今日も愛を育む的な振り付けがあって既視感…。となる兼オタなのであった。(後で見直したらそんなに似てなかった)

②Lady→go
5thアルバム大好きマンなので見れてとても嬉しかったです。「失敗さえ恐れず美しくあれ」の新井さんの高音がきれいで感動しました。新井さんが楽しそうでオタクは幸せだった。と昔の自分がメモしている。分かる分かる、ライブで楽しそうな推しは最高だよな。

③お願い魅惑のターゲット
真ん中に来たときの小夏さんの風格にやられました。かっこよさと可愛さが混ざった曲調で好きです。最後の撃ち抜く振り付けはずるいですわそんなん…!

④晴レ☆HALation
これ聞いてみたかったやつーーーーー!とテンションがあがりました。前奏でギリギリまで喋って出だしのソロパートにはいる新井さん流石です。端から端までステージ動きながら煽るアプガさんがプロだった…。

ライブの最後に新井さんが「最高の景色ありがとうございます!」

こちらこそ最高のライブ本当にありがとうございます!!!!!

楽しすぎたアプガさんのライブの後、夢見心地で新幹線にのって帰りました。あまりに楽しかったので「遠征してでも絶対単独ライブ行くぞ」と決意しました。(実際に10月に行きました。)

そんな感じの初現場レポでした!

アップアップガールズ(仮)は最高でした!!!!!