どんどん記憶が消える女の備忘録

20代の頃は、大変執念深い女だった。
兎に角何かに憤っていたし、怒りがエネルギーに直結していて、そのエネルギーを維持するために怒りに燃料を注いで…怒りこそが生活の原動力だった。

そういう人生が、30代になった瞬間にぱったりと途絶えてしまって、今も怒りっぽくはあるものの、数時間から数日(早ければ数分)で怒りの情動は消え失せすぐに物事がどうでもよくなってしまう。
そう、私は「丸くなった」のだ。

丸くなったことにより、私に起こった変化。それは「物凄く忘れっぽくなってしまった」と言う事。

元々は、怒りの持続の為に繰り返し繰り返し物事を自分の中で再生していたので、冒頭に書いたように大変執念深かった。
しかし、「怒りの持続」が必要なくなった今、いらないものをどんどん捨てる事で精神の平静をたもっている……のではないかと解釈している。

ということで、これは忘れっぽい私の、140時には収まりきらなかったただの日常の備忘録なのです。

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