拝啓 1年前の君に

今年は、アカペラに振り切っちゃいますよ。
でも「アカペラというより音楽を」という軸はぶれていないのでご安心を。

論文には一切手をつけませんでした。
惜しい気持ちもあれど、それ以上にやりたいことを十分にやっています。
そして、周りと幸せに生きるためのキャリア選択をできています。

「多重録音×アレンジ×楽譜」

1/11、あなたが金曜ロードショーをボーッとみていると、耳をすませばが上映されますね。

難しい音楽を追求することを少し留め、教育的な「わかりやすさ」「シンプルさ」を追求したほうが良いと気づきはじめたあなたは、
「多重録音×アレンジ×楽譜」
をテーマにカントリーロードを2時間ほどで仕上げました。

30いいねくらいになればいいな、と思っていたようですが、
これがバズりますよ。

味をしめてしまった私は、金曜ロードショーに合わせて
たくさん多録楽譜を公開していきます。

同時期に、2018年に始めたAsian Voice Partyの3作目を公開します。

スペシャルすぎるゲストを迎えました。
公開にあたっては、本当に感謝しています。

2時間で作ったカントリーロード
vs
数ヶ月かけて作ったソーラン節

これで、前者のほうが伸びることについて、あなたは頭を抱えますね。

ここで

とにかく数字だ!

と数を伸ばす戦略に切り替えます。団体AVPではなく、
まずは「かくたあおい」個人としての市場価値を高めていく方向ですね。

1週間に1本動画をあげることを繰り返していきます。
それはそれは、見事に伸びることとなりました。

私がファンでもある、アカペラ研究室の細井先生から
「きれいなハモリ」とありがたいお言葉をいただくこともできます。
ここで自分の強みは、オシャレのみならず”きれいめ”であるということに改めて気付かされます。

そりゃそうですよね、きれいを追求するクラシックを、あなたは4歳から今の今までやってるんですもん。
ジャズは約10年ですが、クラシックはその倍以上ですから。

そしてそもそも美しい音楽が好きなんですから。

ho-opとの出会い

2月のはじめ頃に、和佳奈さんというからアレンジ依頼のDMが来ます。
ho-opというバンドです。

アツい想い、そして過去の音源を伺ううちに、野心が奮い立ってきます。
こりゃアレンジで化けるな、そう確信するのです。

構成については既にho-opの和佳奈ちゃんが練ってくれていたので、あとは音を書き出すだけです。
そうしてたくさんのリスナーに愛される、
Tomorrow Never Knowsのアレンジが誕生します。

Tomorrow Never Knowsのアカスピ応募動画が1600いいねを越えて、
歌唱力はもちろんながら、アレンジについても言及を受けて
確かな手応えを感じます。承認欲求はかなり満たされますよ。

その後も、Starting Over、そして花と依頼を受けることとなりました。

8月ごろ、直接お会いする機会がありまして
「なんで私に頼んでくれたの?」って聞いてみたところ

「Twitterの動画をみて、この人なら間違いないと直感で思った」

ということでした。
発信し続けるって大事。

その後ho-opはさまざまな大会で、賞を総嘗めにしていくのでした。
あなたは家にいながら、名前が知れ渡っていくことになります。

ハモネプに実質出場 feat.たむらまろ

4月下旬頃に、加藤ぬ。氏から依頼がきます。
信頼している仲だけど、議論好きな彼のキャラクターを恐れる必要はありません。

内容はCircle of Lifeというライオンキングの曲の添削です。
ハモネプに出すと聞いて、これも野心が奮い立ってきます。

なぜならあなたはハモネプに出るか1mmだけ悩んだからです。

自分は誰かを幸せにするために、音楽をする

という考えを持っていますね。
誰かを蹴落として自分がハッピーになるのはポリシーに合わない。

というのは表向きの考えで
アマチュアにプロが負けるのは怖い。

これだけ。結局あなたは超絶弱い人間なんですよ。

加藤ぬ。の添削楽譜をいただくと、頭は加藤ぬ。が

「ナーツゴンニャー」

が一人で歌う構成になっていたけれど、あなたは

もっとド頭で印象づけないと...
他のアカペラバンドと差をつけるためには...
そうだ倍音を鳴らそう!!

という判断から、5度積みをしてしまいます。
(その頃4度おじさんとか言われてますよ)

当日のオンエアは仲間(みやけん、KTRのよっさん、onoshun、室谷くん)が主催した、ハモネップにいくことをオススメします。
実質ハモネプ出場してるので、孤独でみるよりはオススメ。

たむらまろの演奏後のCMで

「みなさーん、このアレンジしたの私なんですが、
 これから私に点数が付きます!!ぜひこの瞬間を一緒に!!」

みたいに無駄に盛り上げるといいですよ、会場湧きます
単純に「アレンジャーここにいますよ」っていうロビー活動にもなります。
(ちなみにたむらまろ優勝の事実はオンエアで知りました)

結果、ハモネプでは、コンテンポラリーアカペラ編成で最高得点の97点をいただけますよ。
これはうれしかったよーーー。

ハモネプを皮切りに、ソルフェージュ教室を始めますが、これは後述します。

バズり(約2万いいね)

学校から帰ってきておやつをたべようとすると、ポケットのスマホがアツアツになっているのに気が付きます。
するとどうでしょう、お会いしたことが無い方に謎メッセージを送りつけてしまっていました。

この件の詳細はこちら⬇

3日間、通知が鳴り止まなくなります。
オリジナル曲がバズるなんて信じられないでしょ?

ソルフェージュ教室

あなたは、自分の市場価値を更に高めるべく、音楽教室をはじめます。

今までは、学校や組織に所属して音楽を教えていますが、
まだまだできることがありそうだと、このフリーランス的な身分を最大限活用と動き出します。
ローンチはハモネプがちょうど良いですよ。(RT:22、いいね:86)

受講生には3〜6回で「習った効果が実感できる」と仰っていただけます。
毎回4つのメロディーを作曲して、メロディーセンスも身につけます。

欠席自由と謳ってしまい、不安なときもありますが、誰も来ないときはなかったので、心配はいらないですよ。
なにより、文化への投資であることを忘れてはいけません。

クラスを中級・上級に分けたのも正解です。
また「感覚はあるけれども理論が知りたい」という方に特に刺さっているようです。それってどういうこと?ってたくさん聞いてもらえます。
そして自己有用感を満たせます。

関西で開催しようと思ったときは、たいせーくんを頼るとよいでしょう。
強力な味方になってくれますよ。
そしてその種が、冬のソルフェージュ・アレンジ講習を成功させます。

そもそも音大出身のアカペラーがいなさすぎるので、ブルーオーシャンです。対象層は多くないのが悩ましいところですが、将来のあなたはアカペラ界隈に留まらない、一般向けのソルフェージュ進出も企んでいますよ。

仲間と地上波に出る

2019年も相変わらず、基本仕事じゃないと歌わない人として振る舞います。
歌は自分より上手い人がゴマンといるので、自分でなきゃいけない必然感をどうしても感じられないでしょう。
(楽しいけど、自己有用感を満たせない)

そんな中、仲間であるKing of Tiny RoomのよっさんからTVのお仕事がきます。
TV!?すごい!!みたいなことは思わず、むしろネガティブなイメージを強く持ってしまうタイプですが、即興力が試される内容だったので、これはプロ品質でいける人少ないなと思って受けてみます。

事前告知がダメだったので、放送後はじめてローンチ。

自分がTVに映っているのは、特に不思議な感覚もなく、
「上手に編集していただけた!」なんてだけ思ってましたが、
放送後は各方面から「TV出てましたよね!?」という連絡やお声がけをたくさんいただき、やっぱりTVって効果があるんだな〜って感心しますよ。

KTRのよっさんが、ちゃんと受付窓口を作っていてくれたので、
やっぱり行動できる人が、強く生きていけるんだなあと痛感しました。
共演のみなさん、ありがとうございます。

YouTuber

今年は、面白系YouTuberではなくて教育系YouTuberが伸びる年です。
それに乗じて、YouTuber始める宣言しちゃいます。

1週間に1本が目標だったのに、オーバーワークを言い訳にしてなかなか進まない。しゃべるのは得意なのに、、編集はやっぱり面倒。
ブルーオーシャンといいつつ、視聴者がいないとやっぱり辛いよ。
いままではウケたことを繰り返しやってきたけれど、知識以外をすべて0からはじめないといけないのはかなり心理的負荷が大きい。
なんとかしてバズらせないとね。

あと気がついたのが、人前でしゃべってる姿が美しくないですよ。
目が半開きでカッコ悪い、そんなことにも気が付きます。

その他の活動 - 仲間とともに

AVPのonoshun、King of Tiny Roomのよっさん、龍くん、そして元ニポンのみやけんとさらに近くなります。

Mass a CappellaをVocal Asiaに持ち込むか悩んでいると、みやけんがTwitterで「やりませんか宣言」をしてしまいます。
言っちゃったからには、やるしかない!!
ということでその流れにのって、Vocal Asiaのしげさんを中心に取り次いでもらいます。結果的に、50人を超えるAsiaの方々で大合唱ができました。

このように、今年は仲間と様々なことを速いスピードで叶えていくことになります。
あなたが中学生ころに音屋オフ会や、同人CDを作っていくころの、あの心地よいスピード感が蘇りますよ。ホリエモンの多動力のごとく、やれることからガンガンやっていく年になります。
週3で東京にいるという激務になりますが、信用を貯金しつつ、美味しいもの食べながらうまいことやっています。
中学校でのアカペラ実践もそこそこ上手く行きます。
ヒゲ脱毛はあんまり効果がありません。

おわりに

DTM界隈の神が

「自分が有名になるんじゃなくて、周りが有名になるのを待つほうがいい」

と言っていたのを知ります。

周りの人が有名になっていくのは、取り残されていく感じがしちゃうよね。
でも前述の名言に救われます。

それぞれ音楽を愛し、アカペラ界隈の外側に露出している方々ばかり。
仲間のみやけんもそう。どんどんバズっててすごい。
WHITEBOXとかYouTube5万人登録だよ。
みんな掛け算を成功させてる。

今年のあなたは
デジタル×
アカペラ×アレンジ×音楽理論×教育
が結果的な掛け算になります。

大学院まで出てしまったからには、教育的視点を使わないともったいない、
と思うことは、今のところ正しいようです。あなたの価値を高めます。

そして大切なことは、一人では市場価値はあげられないのです。
そばにいてくれる人が、支えてくれるのです。
私を頼って、頼られてくれる人、みなさんに感謝しないといけませんよ。

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