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2023年度12月の終わりに。

お子様達にとっては楽しいイベントの続く冬休みになりますね。秋から猛威を振るったインフルエンザや風邪で、親御さん達は沢山ご苦労されただろうなと感じておりました。暖かくして楽しい年末年始をお過ごしくださいね。

年中組さんは言葉やできることが増えて、課題の中に工夫が沢山見られました。
年長組さんは歯が抜けて、幼児から子供らしくなり集団の中での自己主張や仲間意識など、課題の中での工夫はもちろん、発見を喜び、自信に変えていく誇らしい姿が沢山見れました。

私自身の運営としましては
造形教室を3日間から2日間にし、
人数を増やし、先生を増やして、活発でお友達同士刺激し影響し合える環境になったのですが、

もっとゆっくりお子様達一人一人と課題を楽しみたい気持ちがむくむくと湧き始め、
次年度は1クラスの人数を減らして、
より探求性のある課題を準備して行きたいなと、
できた喜びと同じくらいに模索した喜びや満足感を得られるようにしたいと思っております。
私自身も勉強の連続で、
考えること学ぶことが生きてることなんだなと
50歳を超えてしみじみ味わっております。
大人だからって、色々経験してるからって
わかったつもりになるなよと、、
お子様達に教えてもらうことばかりですね、、
本当に。
戦後にイタリアのレッジョエミリア市で社会構造と共にできた教育プログラムの100の言葉を添付させてくださいね。

冗談じゃない。
100のものはここにある。
子どもは
100のものでつくられている。
子ともは
100の言葉を
100の手を
100の思いを
100の考え方を
100の遊び方や話し方を持っている。
100、何もかもが100。
聞き方も驚き方も愛し方も
理解し歌うときの歓びも100。
発見すべき世界も100。
発明すべき世界も100。
夢見る世界も100。
子どもは100の言葉を持っている。
(ほかにも、いろいろ100,100,100。)
けれども、その99は奪われる。
学校も文化も
頭と身体を分けこう教える。
手を使わないで考えなさい。
頭を使わないでやりなさい。
話をしないで聴きなさい。
楽しまないで理解しなさい。
愛したり驚いたりするのは
イースターとクリスマスのときだけにしなさい。
こうも教える。
すでにある世界を発見しなさい。
そして100の世界から
99を奪ってしまう。
こうも教える。
遊びと仕事
現実とファンタジー
科学と発明
空と大地
理性と夢
これらはみんな
共にあることは
できないんだよと。
つまり、こう教える。
100のものはないと。
子どもは答える。
冗談じゃない。
100のものはここにある。

ローリス・マラグッツィ
(Loris Malaguzzi)
佐助学.完

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