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例えるならばピンボール

長所と短所は表裏一体と言うけれど、自己分析ほど難しい


学生時代のバイトから始まり、人生のほとんどをサービス業に携わってきた私

最初にバイトで就いた理由の1つは、どうも他人と足並みを揃える事が出来なかった私が、他人を知り逸脱しない自分になりたかったから

社会人になっても接客業に従事して、更に自営業で働いてくれる人たちの面接採用管理までするなんて、全くもって夢見がちに描いたものとはかけ離れた人生

ただその経験から、他人については俯瞰して見る目を養ったし、自分の振る舞いもどうする方がいいのか?見定められるようになったと思う


母親業にはいろんな役目が巡ってくる事がある

子どもが1人で病気治療中で働いていない私は、PTAなどで子沢山やフルタイム勤めのママたちよりも委員長などの役割をしなきゃならない事が多かった

学生時代に何かの重要な役割なんてやった事のない私

だけれど、責任者になる事を嫌がる他のママたちが多い中、子どもの為だし誰かがやらなきゃ成り立たない

なので何度か請け負った

自分の考えで人を引っ張るようなリーダーシップは無いけれど、いろんな考えがある人たちがいる中で目標に向かって形にまとめる事は出来る

だいたいパソコンも使えない私は、実務的な事の方が不得意

大変だったし、大してやりがいも感じられなかったけれど、あまり嫌悪感も抵抗感も無くやれた

こんな風に捉えられるようになったのは、散々人を相手にいろんな経験をしたから

あり得ない、頭おかしいなんて思う人は、世の中いっぱいいる

私の常識とは全くものの捉え方が異なる人もいっぱいいる

それを知っているから、そんな人に振り回されない自分になった

まあ、すっかり自分が合わないと思った他人に同調しない、プライベートでは関わらない、という頑固な自分が確立したけれど

ただ、同調しないし俯瞰して見られるから、より気楽に自分らしく対応出来るようになった

コミュニティや仕事などでは、いろんな悪影響が及ぶ場合もあるから、自分本意ばかりの振る舞いは保身の為にも控えた方がいいけれど

相手がどういう人間であろうと、どうやったって関わる必要があるならば、楽しい雰囲気で関わりたい

他人と自分は違うのが当然、との認識を見失わなければ、迎合するのでは無く、敵対するのでも無く、距離感持って気楽に対応出来る

いろんな人が存在するから、感情が揺さぶられる事も起るけれど

そんな事もあるよね、って受け流せばいい

これは自分自身の生き方にも通じるように思う

例えるならばピンボールゲーム

プレイヤーは自分

限られた基盤の中で、放たれたボールをどのタイミングでどれくらいの強さで打ち返すか?

フリッパーの位置は固定されているから、狙った方向に打てるとは限らない

だけれど、闇雲では無く狙いを定めて打ち返す気持ちはあった方がいい

思ったピンに当たれば達成感が味わえる

思ってもいなかったピンに当たっても、嬉しい誤算もある

狙ったピンより狙わなかったピンが高得点だったなんて事もあるのだから

まずはプレイして、放たれるボールに自分らしく打ち返し、どんな結果も楽しむ

こんな風に捉えるところは、私の長所であり短所であると思う

やっぱりゲームは楽しんだ者勝ち



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