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見えない・見えにくい人の工夫

みなさんこんにちは。
見えない・見えにくい人たちの工夫について書いてみたいと思います。
主に職場での工夫についてまとめてみました。

私のこと

私は、子供の頃から病気のため視力が低く弱視です。
高校の時が一番見えていて0.4でしたが、今は0,02の視力です。
視野も見えてないところがまだらにあり、不便を感じることがあります。

小学校から盲学校(現在は視覚支援学校)に入り、教材の文字拡大などの支援を受けながら勉強をしていました。
特別な授業として、擁護訓練という授業があり、ルーペの使い方など見えやすくするグッズの使い方を教えてもらう授業があります。
子供の頃は遊び感覚で受けていましたが、社会に出た時に自分で見やすくする工夫を身につけておくことは、とても大事だなと思います。

学生さんにお伝えしていること

職場見学の依頼を受けて、視覚支援学校の生徒さんとお話しする機会があります。
中途障害の方が多く、質問を受けていると卒業後にうまく仕事ができるのかとても不安を感じている様子が伝わってきます。

そのため、いつも以下の3つをお伝えしています。
1.学生のうちに自助グッズの使い方を身につけること
2.視覚障害のある先生方の仕事での工夫をきいてみましょう。
3.自分の見え方、サポートしてほしいことをうまく伝えられるとよい

1.学生のうちに自助グッズの使い方を身につけること

自助グッズはたくさんあります。
・ルーペ:手元の文字を大きくする 
・画面読み上げソフト:PCの画面を読み上げてくれる 
・DAISYなど:音読したデータを再生する読書ツール
など

技術が進歩して、PCやスマホでかなり便利なものが増えています。
比較的時間がとりやすい学生のうちに身につけておくと、就職後も楽になるのではないかと思います。

2.障害当事者の先生方に、仕事での工夫をきいてみましょう。

視覚支援学校には、視覚障害の先生方が在籍していて、健常の先生方と一緒に働くとき様々な工夫をしておられます。
それをきいておくと、就職後にどのように環境を整えるとよいか、持っておくと便利なグッズなどがわかってくると思います。

3.自分の見え方、サポートしてほしいことをうまく伝えられるとよい

サポートをお願いす?際に、自分の見え方とサポートの方法を的確に伝えることが大切だと思います。
私が職場で今までお願いした例
・出勤簿で自分の名前を探すのが大変なので、マーカーで色をつけてほしい。
(入社当時は自分の欄に印をつける出勤簿がありました。今はPC管理なのでこの作業はなくなりました)

・部署のキーボックスで、自分のデスクの鍵をおく場所を決めて欲しい

・会議で使う資料を可能な限り先にもらいたい。
 (事前に読んで頭にいれておくため)
など
見え方については100%伝えることは無理なので、大まかに伝えればよいと思います。
それよりも、サポート方法を具体的に伝える方が相談を受けた人も何をすれば良いのか具体的にわかるのでおすすめです。

情報収集しよう!

視覚障害者の団体は全国にたくさんあります。
それぞれに視覚障害に関する情報を発信してくれているので、
それらを活用して情報を集めることもおすすめです。
今では、LINEやFacebookなどのグループもあるので、それらを利用することもよいと思います。

情報収集のために入った団体やグループで仲間が増えることもあります。
自分と異なる見え方や職種の方がいるので、お話ししていると新たな発見がありますよ。


お読みくださり、ありがとうございました♡



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