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    ふと、思い出したことなど。

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敵という敵はいないけど、 味方もきっと、いないんだね 透明なものに包まれて、決して混ざらない そんな明らかなことに今更気づくなんて、なんてなんて

    • ずっと表現することが好き 私がただいるだけでは 伝わらないことが多すぎて いつだって、「それでいい」と 口が動いてしまうから、 「それじゃだめだ」と 表していたかった

      • ふと思い出したんだけど、

        私は小学生の時鍵っ子だった。 家に帰ると誰もいなくて、暗い部屋で麦茶を飲んだ。 ある年に、母が転職のために家にいる期間があった。 学校が終わって家の前に着くと、母が窓から顔を出す。 なんだか足取りが軽くて、ぽかぽかした。 家に着いた時、おかえりと言ってくれる人がいる、胸が明るくなるあの感覚を、時々思い出す。

        • 胸を刺す花 交わらない音 陽を浴びた雲の香り 渦巻く赤

        敵という敵はいないけど、 味方もきっと、いないんだね 透明なものに包まれて、決して混ざらない そんな明らかなことに今更気づくなんて、なんてなんて

        • ずっと表現することが好き 私がただいるだけでは 伝わらないことが多すぎて いつだって、「それでいい」と 口が動いてしまうから、 「それじゃだめだ」と 表していたかった

        • ふと思い出したんだけど、

        • 胸を刺す花 交わらない音 陽を浴びた雲の香り 渦巻く赤

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          優しい人になれたら 弱音がポロポロと落ちる日も 海みたいに広く、 綿みたいに柔らかく、 誰かのこと憎まずにいられたら よかったのに

          優しい人になれたら 弱音がポロポロと落ちる日も 海みたいに広く、 綿みたいに柔らかく、 誰かのこと憎まずにいられたら よかったのに

          ゆらゆら この好き(人としての)と、 あの好き(恋としての)のあいだで 選びとらなくても ずっと一緒にいれたらいいのに 世の中は 無常ですね

          ゆらゆら この好き(人としての)と、 あの好き(恋としての)のあいだで 選びとらなくても ずっと一緒にいれたらいいのに 世の中は 無常ですね

          夜無し人よ 鮮明にかがやく 夕方はお別れの時間だね おやすみなさいまし

          夜無し人よ 鮮明にかがやく 夕方はお別れの時間だね おやすみなさいまし

          日々、無味の涙を流す 他人の何かであろうとする 沼ではなく池に落ちた 今度はいい子の方を選んで

          日々、無味の涙を流す 他人の何かであろうとする 沼ではなく池に落ちた 今度はいい子の方を選んで

          ないことを 証明したいのか それとも 何か 見つけたいのか 曖昧なものを 掴もうとして 指先に触れたような さらさらと 流れていってしまう愛

          ないことを 証明したいのか それとも 何か 見つけたいのか 曖昧なものを 掴もうとして 指先に触れたような さらさらと 流れていってしまう愛

          わかりあえない、という 当たり前のことが ひりひり痛んで さみしくなってる

          わかりあえない、という 当たり前のことが ひりひり痛んで さみしくなってる

          ときめきとか全然ないけれど 好きな人はたくさんいる 好きな人たちの話をすると 恋してるみたいだねって言われる 恋できない分、 みんなに恋してる

          ときめきとか全然ないけれど 好きな人はたくさんいる 好きな人たちの話をすると 恋してるみたいだねって言われる 恋できない分、 みんなに恋してる

          その形がひどく歪で 私には不釣り合い 想像もつかない それしか人と生きる形がないと思うと なみだが溢れるような

          その形がひどく歪で 私には不釣り合い 想像もつかない それしか人と生きる形がないと思うと なみだが溢れるような

          きらきら 陽射しの てがのびてきた  あたたかい あたたかい 私の頬を撫でた

          きらきら 陽射しの てがのびてきた  あたたかい あたたかい 私の頬を撫でた

          人の境界を思い知る 寂しさに溢れる 線が滲んで揺らぐ でも消えることはなく はっきりとひかれて 交わることはない 超えることもできない 境界

          人の境界を思い知る 寂しさに溢れる 線が滲んで揺らぐ でも消えることはなく はっきりとひかれて 交わることはない 超えることもできない 境界

          線路の横に生える草花が、 電車の通過で揺れる 私もその風を感じたいと思った 緑の匂いと共に

          線路の横に生える草花が、 電車の通過で揺れる 私もその風を感じたいと思った 緑の匂いと共に

          私がしんだあと、 お葬式で肩を抱かれて泣いている他人 その姿さえ、 羨ましいと思える

          私がしんだあと、 お葬式で肩を抱かれて泣いている他人 その姿さえ、 羨ましいと思える