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#013 『先生も大変なんです』を書いた本人が紹介しようと思う。

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『先生も大変なんです』Amazonランキング1位になりました。

地元の書店にはポップも書かせてもらっています。

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県内たぶんすべての勝木書店(福井県民なら誰もが知っている本屋さん)に書かせてもらったので、たぶん20ほど書きました笑

ということで、その内容を著者自ら解説します。

近年、広く問題になっている学校の多忙化。日々教師の長時間労働などの状況が報じられていますが、教師本人は「どう忙しいのか」「実際どう感じているのか」などの本音は言いにくいもの。 そこで本書では実名・現役の公立学校教師が、今の学校の実情や、多くの先生たちの悩み・思いを、隠すことなく赤裸々に語っています。

大半が過労死ラインを超える公立学校教員

この数年、「学校が忙しい」「教員はブラック」という訴えは、様々なメディアを通して出されています。調査でも、小学校教員の三分の一、中学校教員の半分以上がいわゆる「過労死ライン」に達していることが分かっています。今も日本中の学校で先生たちが、早朝から夜遅くまで書類仕事や授業準備に励み、そして土日も部活動に出ずっぱりで働き続けています。しかも調査では、昔よりも仕事の量が増えていることが明らかになっているのです。

「つらい」「大変」「でも本音は言えない…」

そんな状況にもかかわらず、苦しさを訴えかける先生はほとんどいません。この「聖職」としての教師像はとても強固で、学校の外だけでなく、「時間や土日を問わず駆け回ってこそよい教師」という考えを持っている教師も少なからずいます。

「学校ってそういうもの」? 多くの誤解

弱音や訴えを口に出しにくい学校のあり方の影響もあり、変わっていく社会の中で、学校や教師のイメージだけは昔ながらのまま、という状況が生まれてしまっています。例えば、ほとんどすべての学校では、教師の勤務開始時間前に登校時間が設定されていますし、勤務時間後や土日に行われる部活動は、教師にとってほとんど無給のボランティアです。しかし、「先生は部活動の指導をしてくれるもの」「早朝でも夜でも、子どもに何かあったら対応してくれるもの」というのが、世間一般の先生像でしょう。

知ってもらえれば、少しずつ学校は変わる

本書では、こうした世の中の人が知らない「今どきの学校の状況や教師の本音」を、語り尽くしました。その目的は明確で、変わるためには「学校のことを知ってもらう」ことが何よりも大事だからです。教師が忙しいという話は世の中で広まっていても、ご自分のお子さんの学校の先生がどう忙しいのか、なかなか結び付にくいものです。実際にどんなことを考え、何が負担で、何を大事にしているのかが伝わることで、世の中と学校とのかかわりは、少しずつ変わっていくはずです。
学校をよりよくしていくには、世の中全体の理解と相互の協力が必要です。それによって、社会とつながる未来のよりよい教育像、学校像も拓けてきます。著者が包み隠さず本音で語る、教師の大変さや苦しみ、悩み、そして希望ややりがいから、あなたのもつ先生像や学校のイメージが少しでも変わってくださることを願っています。

少しでも学校に興味がある方、今学校で何が起きていて、先生たちはどう考えているのか知りたいかた、レビューだけでも覗いてみください↓




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