見出し画像

#018 中学英語NEW HORIZON 教科書を教材研究したよ。その山場とかポイントとかを。

この記事の続編です〜。前回は中学校1年で、日本一使われている教科書「NEW HORIZON」の教材研究でした。

これの中2バージョンです。

模造紙にどんどん書いていって、中2を俯瞰してみます。

中学校の授業、さらに英語というマニアックな分野です。読みたい方だけどうぞ。

できた模造紙がこちら

さぁ、いきましょう。さっそくですが、書いた模造紙はこちら。

画像1

前回同様、

・左から右に→時系列になっています。一番左が4月、右が年度末の3月だと思ってください。

・上段から文法、題材、一般動詞(模造紙ではDo動詞と書いています)、扱いが難しい(定着悪そうな単語・熟語・表現)、Dairy Sceneの順番で書いてみました。

気づき①学習充実期のDo動詞が少ない

学習を充実すべきはずである、「学習充実期」(これは勝手に私が作った名前です)に学習するDo動詞が少ないことがわかります。

ほら↓

スクリーンショット 2020-03-30 14.03.20

4月から結構な量の動詞を学習してきた(しかも4月にはBe動詞の過去形も)のに、この時期は量が減っています。

これには、(たぶん)わけがあって、ここでの学習する文法がかなり重い。

この時期に学習する文法を見てみると・・・↓

スクリーンショット 2020-03-30 14.05.17

わかりますか?

助動詞と接続詞です。

助動詞は1年時にCanを学習していましたが、接続詞はかなり定着しにくいです。

といのも、それまでは単文のみの表現だったにもかかわらず、ここで接続詞を学習することで、複文での表現が可能になる。

表現の幅が広がると言えばいいことなんですが、学習負担は重たい。まず1つめの山場はここかな、と(たぶん最大)。

気付き②アメリカイギリスが結構出てくる

題材に中1のときはなかったアメリカがここで登場します。

序盤に、学校生活の様子の場面で出てきますし、その後も何度か登場します。

また、イギリスも登場。ハリーポッターで登場します。1年の教科書にも登場していましたね〜、イギリス。やはり本場を大事にしているのかもしれません。

中国も出てくるけどね。

また、日本の文化もがっつり取り上げています。終盤に落語が出てくるし、序盤には福井県の(地元!)恐竜博物館が登場、小学校5年社会で学習する白神山地も出てくるし、福島県も出てきます。

気付き③不定詞を短期間で一気に学習

スクリーンショット 2020-03-30 14.13.43

不定詞の学習も、接続詞と同様山場だと思っています。

なぜなら、意味が「不定」(さだまらない)だから。

一見同じような形(Toのあとに動詞の原形ね)に見えるのに、3つの意味になる。

意味が定まらず、生徒が形を見ながらその意味を判断する必要がある。

これを短期間で一気に学習します。

これは賛否両論あると思いますが、わたしはこれでいいと思っています。難しい文法ですが、一気に全て学習して、その後何度も復習しながら定着を促していくイメージ。

気付き④扱いが難しい単語・熟語が大幅に増える

扱いが難しいかどうかはもちろん私個人の判断ですが、そういった単語が1年時に比べて大幅に増えます。

スクリーンショット 2020-03-30 14.15.08

a fewやanything結構難しいし、

in needやeven soなんかも中2(英語を始めて1年ほど)にとっては難しくかんじます。

まとめ

画像6

まとめると、「飛躍の2年」ですね。

文法はもちろん、単語や熟語、表現もたっくさん学習します。そして大きな山場もあります。

しかしこれらを乗り越えれば、英語の表現の幅は一気に広がっていきます。

複文を使った文を書きながら、意見を英語で書いたり、話したりも徐々にできるようになってきます。

その意味では、中1の時よりも英語が楽しくなるかもしれません。

以上、あとんす。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?