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元コミュ障&陰キャが語る!!「生きやすさ」のための対人関係の教科書


はじめに


「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」


これは、心理学者アルフレッド・アドラーの言葉です。このたび、私は「生きやすさ」のヒントとなるようなnoteを執筆しました。

そこで、絶対に外すことができないテーマが「対人関係」です。

上記のアドラーの言葉にもあるように、私たちは人との関りがあるからこそ悩み、苦しみます。

苦しみを完全に取り除くことはできません。けれども、対処の仕方を学ぶことで、苦しみを減らせたり、大きくしないことはできます。本noteでは、そのための考え方やアクションプランを、様々な本を参考にして、哲学・心理学・脳科学・幸福学に基づいて、できるだけ明快に解説しました。

このnoteを手に取って頂いた方々の人生を少しでも好転させるものとなれたら幸いです。


さて、このnoteを執筆するにあたっての想いをお話します。


「自分自身に『大丈夫だよ』と言ってあげたかった」


これが原点なのです。

このnoteには、2つの目標があります。それは…


・敵を作らず、信頼関係を築くこと
・敵に遭遇した時に身を守ることができること


まずは1つ目の「敵を作らず、信頼関係を築くこと」についてお話します。

私は、元々、いわゆる「コミュ障」でした。「コミュ障」と言っても色々とタイプがあると思いますが、私の場合は始末が悪いことに「失言をして敵を作るタイプ」。「失言したくない!」、そう思うあまりに、口数を減らしたら、「なんで喋らないんだ!」とキレられる。とはいえ無理して喋ったら「失礼だろ!」、「上から目線だ!」とキレられる。

「どうすればいいんだろう!?」、困った私は問題を解決するために、行動を起こしました。まずやったことは、失言の内容を徹底的に分析しました。相手を不快にさせた原因・改善策を言語化、適切な対応をルール化、ルール同士をまとめて体系化しました。これらの作業をするために、自分の過去から可能な限り体験を棚卸して片っ端からメモにまとめました。

さらに、様々な本を読みました。「人間関係」、「コミュニケーション」のテーマに絞って様々な本を乱読しました。

さらにさらに、その過程で心理学・脳科学の知識も身に付き、人間心理を深く考えられるようになりました。

その結果、人間関係はどんどん改善しました。

どこに行っても人気者!異性からモテまくる!なんてことはさすがにないですが(笑)

実際に言われたこととして、「親しみやすくなった」、「変わったね」、「謙虚になったね」と言われて、失言が減り、以前よりも信頼関係を築きやすくなったと思います。

さらに、上記の過程で学んだことをTwitterにて発信したら、「心が軽くなりました」、「ありがとう」、「頑張ってください」などの感謝や応援のメッセージを頂くようになりました。

自分に自信が持てました。「他人の幸せに貢献できている自分」に出会えたことで自己肯定感が上がりました。

このようにして私は、「敵を作らず、信頼関係を築くためのノウハウ」を手にすることができました。このnoteでは、そのノウハウをお話しできたらと思います。


次は、このnoteの目標の2つ目「敵に遭遇した時に身を守ることができること」

私は元々いじめに遭いやすいタイプで、色々な目に遭ってきました。

快楽目的、優越感を感じたい目的、八つ当たり、様々な目的の犯行のターゲットとされて、そのための道具として利用されてきました。ここに人権なんてありません。

繰り返されるハラスメントの中で、心療内科のお世話になったり、髪の毛が抜けたり…大変でした。

もちろん、前述の「コミュ力の無さ」も理由の1つにあったとは思います。

しかし、理由は様々でしょう。ハラスメントには相手の目的(自分勝手な都合)がある訳ですから。私も、元々は自己肯定感がものすごく低く、常に暗い顔をしていて、自信なさげで、オドオドしていたということも、それぞれが理由の1つだと思います。

「敵を作らないためのノウハウ」はお話します。その意味では、ある程度の予防は可能です。

しかし、こちらが悪くなくても攻撃してくる輩はいます。理不尽なことはたくさんあります。

このnoteでは、その場合の身の守り方も併せてお話します。

幸か不幸か、いじめに遭ってきたからこそ身の守り方も研究することができました。


今だからこそ自信を持って自分に言ってあげることができます。「もう大丈夫」だと。

敵を作らず、信頼関係を築くことができるし、いざというときには身を守ることができるのだから。


そして、私と同じような「生きづらさ」を抱えている人にも声を大にして言いたいです。「きっと大丈夫!」と。


それでは最後に、このnoteで学べることをまとめます。


・敵を作らない方法
・他人と信頼関係を築く方法
・会話のマナー&方法
・心の健康管理術
・敵に遭遇した時に身を守る方法
・対人関係で役に立つ心理学や脳科学の知識


これらのことが学べます。詳しくは目次を読んでみてください。項目を具体的に書きました。このnoteを読み終わる頃には

・敵を作らず、信頼関係を築くこと
・敵に遭遇した時に身を守ることができること

これら2つの目的を達成するための具体的なアクションプランを理解することで安心感を得られるでしょう。そして、敵を作らないどころか他人と信頼関係を築いて味方を作ることができるでしょう。ぜひ実践してみてください。効果は私が保証します。


このnoteの価格ですが、誰にでも手が届くような廉価な価格設定にしました。そのお値段は1980円です。私に夕食1食分をおごるつもりで購入して頂けたらと思います。

お金を頂く前に1つだけ。このnoteは第2章までを無料で公開しています。そこまで読んでみたうえで、慎重に判断していただけたらと思います。


自己紹介


葵(あおい)🔖本で生きやすくなった人


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「生きやすさ」のヒントを提供している読書屋さん。名言案内人。哲学書、心理学書、ビジネス書など様々な本や名言から提供しています。「生きづらさ」を感じて病み→本などで「生きやすさ」の知恵を学んで幸福度上昇中。元書店員。元塾講師(国語科)。読書数は1000冊超。カフェ好き。


このnoteを書くにあたって参考にした参考文献(全30冊)


1  「嫌われる勇気」(岸見一郎、古賀史健)
2  「人を動かす」(デール・カーネギー)
3  「7つの習慣」(スティーブン・リチャーズ・コヴィー)
4  「神トーーク」(星渉)
5  「どんな人の前でもあがらない話し方」(麻生けんたろう)
6  「会話は、とぎれていい」(加藤綾子)
7  「科学的に人間関係をよくする方法」(堀田秀吾)
8  「思わずマネしたくなる 好かれる人の話し方、信頼される言葉づかい」(桑野麻衣)
9  「なぜか「仕事ができて、好かれる人」の話し方」(有川真由美)
10 「なぜこの人と「また」話したくなるのか」(田中イデア)
11 「そもそも、何を話せばいいかわからない人のための雑談術」(櫻井弘)
12 「一緒にいて疲れる人の話し方 楽な人の話し方」(野口敏)
13 「なぜか好かれる人の「わからせる」技術」(馬場啓介)
14 「言いにくいことをハッキリ言っても好かれる人の習慣」(能町光香)
15 「会話のしくじり 失敗から学ぶ「反面教師の会話学」」(梶原しげる)
16 「嫌われない話し方100のルール」(植西聰)
17 「なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方」
18 「このひと言で「会話が苦手」がなくなる本」(齋藤 孝)
19 「人は話し方が9割」(永松茂久)
20 「身近にいる「やっかいな人」から身を守る方法」(マーク・ゴールストン レッカー由佳子(監修))
21 「誰とでも3分でうちとける ほんの少しのコツ」(鈴木あきえ)
22 「部下がついてくる人、離れていく人の叱り方」(齋藤直美)
23 「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」(吉田尚記)
24 「超一流の雑談力」(安田正)
25 「なぜあの人は会話がつづくのか」(中谷彰宏)
26 「頭に来てもアホとは戦うな!」(田村耕太郎)
27 「人見知りの人見知りによる人見知りのための処世術」(ゆりにこ)
28 「職場のアホを撃退できる! 都合のよすぎる方法」(イェンツ・ヴァイドナー)
29 「スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術」(ロバート・サットン)
30 「上手に「自分を守る」技術」(片田珠美)


無料プレゼント


お待たせしました!リンクをポチって、ここまで文章を読んでくれてありがとうございます。それでは、無料プレゼント「生きやすさの教科書」を下記リンクからお受け取り下さい。

私が過去に解説した様々な「生きやすさ」のヒントとなるような名著・名言のまとめです。

https://note.com/aoiflower/n/n2a0dac243ee8


ちょっと注意事項?的なことなんだけれど、ここから先は「ですます口調」ではなくなるので、その点、ご無礼をお許しください。


このnoteがおすすめな人


・敵を作りたくない人
・コミュニケーション能力を高めたい人
・他人と信頼関係を築きたい人
・ネガティブな気持ちが晴れず、気分が落ち込む人
・敵に遭遇した時に身を守れるようになりたい人


このnoteがおすすめではない人


目次と無料部分を一読して、必要性を感じない人


このnoteの内容(目次)



第1章 大原則編


対人関係のテクニックを紹介する前に、会話のマナーとして10個の会話のルールを学ぼう。


コミュ力UP!「生きやすさ」会話術~会話の10大ルール~


その1「『ながら』で会話をしない」



その2「一方的に話さない」



その3「質問はオープンクエスチョンで」




逆に「イエス」か「ノー」かのどちらかで答えられる質問のことを「クローズクエスチョン」と言うんだ。

「オープンクエスチョン」の方が会話が拡がるし、深まるよね!

さらに、ポイントとして

「共感すること」

が大切!

共感するから相手も気持ちよく話すことができるんだ。

好かれる人ほど「聞き上手」で「共感上手」なんだ。


その4「場の会話の流れを大切にすること」



その5「知らないことは知らないと言う」




そのほか、使えるフレーズとして「その視点は無かったです」もおすすめ。

「勉強になりました」とあわせて使ってみよう!


その6「相手の体験を自分の体験に重ねない」



ここでの相手の目的は「自分を理解して欲しいということ」。

なので、まずは話をしっかりと聞いて共感しよう。


その7「同じことを何度も言わない」



心理学の実験で「同じことを何度も言う人」は「自己中心的」という印象を相手に与えてしまうことが明らかになっている。

こういうところで損したくはないよね。


その8「細かいことまで言わない」



その9「相手の話を聞くこと」



その10「簡潔に話す」



以上で会話のマナーとなる「大原則編」は終わり。

次は、健全な対人関係を構築する前提となる、健全なメンタルを手に入れるための知識・知恵を学ぼう。


第2章 心の健康編


健全な関係は健全なメンタルから!

メンタルが安定している人ほど信頼される。

第2章では、健全なメンタルを手に入れる方法を学んでゆくよ。


心を強くする10個の考え方



① 「できない理由」ではなく、「どうするか」を考える
② 「努力で変えることができないこと」は諦める
③ 「他人への期待」を捨てる
④ 常に感謝を忘れない
⑤ みんなに好かれようとしない
⑥ 満点じゃなくて及第点を意識する
⑦ 常に大丈夫な理由を探す
⑧ 「何かができるようになった自分」を認めて褒める
⑨ 他人と比べず、「過去の自分自身」と比べる
⑩ 他人が言うことを何でもかんでも真に受けない
(劣等感を消したいヤツほどテキトーな批判をしてマウントをとる)


その1 「できない理由」ではなく、「どうするか」を考える


可能性を潰してはいけない。やってみたらできるかもよ。


その2 「努力で変えることができないこと」は諦める


例えば、「相性の良し悪し」。これは努力ではどうにもならない。

その他、自分の影響力の範囲外のことにあれこれと考えたところでどうにもならない。自分の影響力の範囲内のことだけに注力した方が、無駄がなく、その分消耗しなくて済むよね。


その3 「他人への期待」を捨てる


他人を完全にコントロールすることはできない。

信頼は示しつつも、期待は捨てた方が、欲求不満で心を消耗させることが少ないし、その分素直に感謝することができるようになるよね。


その4 常に感謝を忘れない


すでに手元に「ある」幸福に気が付いて感謝するほどに幸福度は高まる。

どんなに小さなことにも感謝をして、そして想うだけではなく、感謝を伝えよう。


こちらも参考に。


感謝を伝えることが大切な4つの理由


これについてはまた「心理学コラム」、「脳科学コラム」にて、詳しく説明するね!


① 相手を幸せにするから好意の返報性(お返し)が働く
② 相手の自己重要感が高まり、信頼関係ができる
③ 「相手を幸せにできている自分」に出会って自己肯定感が高まる
④ 人間の脳は意識の深層では主語の区別がないから何か気分が良くなる


その5 みんなに好かれようとしない


この世には相性がいい人ばかりいる訳ではない。

相性が悪い人もいる。

最初から「みんなに好かれる」ということは無理なんだ。

「みんなに好かれないといけない」という課題を手放すことで心は楽になるよ。


その6 満点じゃなくて及第点を意識する


この世にカンペキなんてものはない。

「みんなに好かれようとしない」のところでお話ししたように

「無理なことを課題として設定すること」は辞めよう。


さらにこちらも参考に。

5つの「カンペキ主義の卒業法」


① そもそもカンペキなんてないと認識する
② コントロールできないことは諦める
③ 「こうなればOK」っていう及第点をなるべく具体的に洗い出す
④ 打ち合わせ、計画から最後の確認まで、そのときの最善を尽くす
⑤ 結果には執着しない(評価は他人がすること)


「④ 打ち合わせ、計画から最後の確認まで、そのときの最善を尽くす
 ⑤ 結果には執着しない(評価は他人がすること)」

これは、「過程には執着してもいいけれども、結果には執着しない」ということなんだ。「過程」はコントロールすることができるけれども、「結果(他人からの評価)」はコントロールすることができないからね。


その7 常に大丈夫な理由を探す


心を安定させるためには、常に大丈夫な理由を探そう。


その8 「何かができるようになった自分」を認めて褒める

その9 他人と比べず、「過去の自分自身」と比べる


他人と比べることで「他人よりも劣っている自分」を認識して劣等感は助長される。

「健全な劣等感は『理想の自分』との比較によってもたらされる」とアドラーも言うように、他人ではなく自分自身との比較をしよう。


その10 他人が言うことを何でもかんでも真に受けない(劣等感を消したいヤツほどテキトーな批判をしてマウントをとる)


こちらも参考に。


他人の悪口を真に受けなくてもいい理由



悪口を言うヤツの主な目的は
・ 気持ち良くなりたい
・ 劣等感を癒したい
・ 恨みを晴らしたい
悪口を言うヤツは、上記の目的を果たすために
・ あえて批判しなくてもいいこと
・ 批判のための批判(嘘)
を言ってくる。
なので、真に受けなくてもいいんだ。恨みをかったならば確かに反省は必要だけれども、悪口は真に受けるに値する価値の無い情報。真に受けて消耗してはいけないよ。


続いて、生きづらさの原因を作っている考え方、「認知の歪み」について考えてゆこう。

「認知の歪み」とは心理学の用語で「生きづらさを作り出す偏った考え方」のことなんだ。この歪みを正すために、「認知の歪み」を攻略してゆこう!


10個の「認知の歪み(「生きづらい」考え方)」攻略術


その1 「白黒思考」



「極端さによって生じるデメリット」とは、たとえば、何か作業をしているとして、速すぎたら質が雑になり、逆に質ばかりを求めて丁寧すぎたら速さが伴わないことになるような状態のことを言う。極端に正解は無いよ。


その2 「マイナス化思考」



その3 「べき思考」



その4 「レッテル貼り」



その5 「個人化」



その6 「過度の一般化」



その7 「心のフィルター」



その8 「結論の飛躍」



その9 「拡大視・縮小視」



その10 「感情的理由づけ」



これにて、「心の健康編」は、おしまい。

次は、相手との信頼関係を築くための知識・知恵を学ぶ「基礎編」だ。

その前に気分転換に、心理学と脳科学の勉強をしよう!


心理学コラム①「『返報性の法則』で信頼関係を築こう」


「返報性(へんぽうせい)の法則」とは、「お返しをしたくなる法則」のこと。

感謝を伝えたら、相手は幸せな気持ちになり、好意を返してくれるようになる。これを「好意の返報性」というぞ。

逆に、相手を否定したら、相手はムカついて、悪意を返してくる。これを「悪意の返報性」というんだ。

人間関係において信頼関係を築くためには「好意の返報性」を有効活用することが大切になるから覚えておこう!


脳科学コラム①「主語の区別ができない脳の性質」


人間の脳は意識の深層では主語の区別がない。

だから他人の悪口を言うと、自分自身も気分が悪くなるという現象が起こる。

逆に、他人に感謝を伝えると、自分自身も気分が良くなるということなんだ。だから、自分の為にもどんどん他人に感謝を伝えるようにしよう!


第3章 基礎編


ここからは、相手と信頼関係を築き上げるための知識や知恵をお話しするよ。


超重要!信頼関係を築く3原則


これらを踏まえて様々なテクニックをお伝えするよ。


① 日常の言動・態度
② 相手に安心感を与えること
③ 相手の自己重要感を高めること


他人に安心感を与える人でいるためにできる9つのこと


① 否定しない
② 自分の考えを押し付けない
③ 相手の話をしっかりと聞く
④ 自分の機嫌を自分でとる
⑤ 感情的にならない
⑥ 自慢しない
⑦ 愚痴、悪口、ネガティブな発言をしない
⑧ プライバシーを守る
⑨ マウントをとろうとしない


とにかく人は安心したい。

安心できない人とは、信頼関係を築くことはできない。

これを理解するために、少し心理学の勉強をしよう。


心理学コラム②「マズローの欲求5段階説」


人間の欲求は5つある。それは…

① 生き残りたい
② 安心したい
③ 愛されたい
④ 認められたい
⑤ 「他者貢献できている自分」に出会いたい

これらは、①が満たされたら②を満たそうとするように

①→⑤の順序で満たそうとする理論なんだ。

人が何を求めているのかをあらかじめ知っておくことには意義があるよね。

それらを与えることをアクションプランに取り入れることが信頼関係を築く上で必要不可欠だからね。


ということで安心感を与えることが大切なんだ。

そこで大切なことの1つが「相手を否定しないこと」

自分のことを否定してくる人は安心できないよね。

相手に安心感を与えるためには、相手を否定しないことが大切なんだ。


相手が間違っていることを言ったときに、相手を否定すると気まずくなる。そこで代わりに…


① 肯定できる所を拾う 例:(確かに〜ですね)
② 気づかせるような質問をする 例:(〜のようなリスクも考えられますが、それについてはどのように対処しますか?)
これで気まずくならない!


相手を否定せずに、気づかせる対応をしよう。

とはいえ、相手がどう考えてもおかしいことを言ったときなど、否定したくなる場合もあると思う。

そういうときには、理由を聞こう!

「なんでそういう判断をしたの?」

そういうアクションをすれば、

「なるほど、そういうことね。その判断をしたら~という問題が起こるかもしれないけれど、その場合の対応はどうするの?」

など、相手を否定せずに気づかせる対応ができるよね!


さらに、知識として知っておいて欲しいことがあって、それは「~しない」よりも「代わりに~しよう」という考え方の方がアクションプランとして有益だよということ。

そこで


脳科学コラム②「脳は否定形を理解できない」


人間の脳は「~しない」などの否定形を理解できない。

だから改善策を考えるときには「代わりに~する」とした方が良い。

たとえば、ダイエットのためにジュースを控えようとする。

そこで「ジュースを飲まないようにしよう」としたら、弱い。

だからそれを「ジュースの代わりに、お茶や炭酸水を飲もう」としたら続けられそうな気がするよね!

さらに、人間の脳は決められたルールを順守しようとするんだ。

だから、「~しそうになったら、代わりに~しよう」という自分なりのルールを作ってみよう!

これは「イフ・ゼン・プランニング」というテクニックなんだ。

イフ(もしも)、ゼン(そのときには)、プランニング(こうしよう)

ということだね。

だから先ほどの例では「ジュースの代わりに、お茶や炭酸水を飲もう」としたんだ。


この「イフ・ゼン・プランニング」を使って「否定しそうになったら、理由を聞く、あるいは何らかの質問をする」としてみよう!


続いて


自分の機嫌を自分でとるための6つのアクションプラン


① 「八つ当たり」はしない
② 大丈夫な理由を探す
③ 歩いて気分転換(最低20分)
④ 「不幸中の幸い」を探して感謝する
⑤ 思考を紙などに書き出して脳内を整理する
⑥ 「努力で解決できること」の中で優先順位を決めて解決に動く


八つ当たりなんて最低だよね。

信頼関係を損なうし、脳は主語の区別がないから、他人やものを粗末にすることは自分を粗末にすることになって余計にストレスがたまることになる。

実際に、脳科学の実験で、他人を罵倒している人の脳を調べたらストレスホルモンのコルチゾールがドバドバ出ていたという実験結果が出ている。

八つ当たりは辞めよう。


続いて、悪口を言わない人ほど安心できるよね。


他人の悪口を言ってはいけない4つの理由



① 悪意の返報性(お返し)が因果応報で働いて、嫌われる、敵をつくる、復讐される
② 印象が悪くなり、「安心できないヤツ」と認識されて親密度が下がる
③ 人間の脳は意識の深層では主語の区別がないから気分が落ち込む
④ 「人を不快にさせたり、親密度を下げている残念な自分」と出会うことで自己肯定感も下がる


逆に、人を応援すると


① 好意の返報性で好かれる、味方が増える、応援される
② 印象が良くなり、「安心できる人」と見なされて親密度が高まる
③ 気分が良くなる
④ 自己肯定感が上がる


悪口に参加してもダメ!


他人の悪口に参加してはいけない2つの理由


① 「あいつも同意していたぞ」と言いふらされて敵をつくるし信頼を落とす
② 「他人の悪い噂を言うと聞かされた人との親密度が下がる」という心理学の実験結果あり


そういうときには「◯◯さんも大変ですね」と言ってかわそう。

このように対応することで、相手にとっては感情的な部分には共感してもらったから悪い気はしないし、自分は悪口を言ったわけではないので、上記のリスクも発生しないよね。


悪い噂はできないね。


ここで「噂話」について学習しよう。


他人の噂話をする際に大切な2つのこと


① 絶対に否定してはいけない (悪口、愚痴、ネガティブな話を口にしたら、聞かされた人との親密度が下がる、敵ができる)
② 「応援する」か「感謝しよう」 (聞かされた人との親密度が高まるし、味方ができる)
印象が良くなる噂話をしよう!


愚痴もダメだぞ。


愚痴を言ってはいけない5つの理由


《愚痴の定義》
「言ってもしかたがない事を、言っては嘆くこと」


① 生産性がない
② ネガティブな話だから聞かされた人の元気を奪う
③ 周りを不快にする
④ 印象を悪くする
⑤ 嫌われる


愚痴は言う人も聞かされた人も不幸にする。


さらに、プライバシーを守れる人は安心できるよね。


人間関係で心得ておくべき4つの個人情報保護マナー(簡単に話しちゃダメなこと)


① ここだけの話 (秘密)
② 深いプライベート
③ ネガティブなこと
④ デリケートなこと (意見が対立すること、優劣を比較されること等)


基本的には本人の判断に委ねる。

会社の機密情報も、もちろんダメ!


何でもかんでもペラペラしゃべる訳にはいかない。

たとえば、あなたが病院に通っているとしよう、そこで知り合いを見かけたとする。それを他人に話したら本人にとっては迷惑なことになる可能性がある。

本人にとっては他人には知られたくない事情があって通っている可能性があるからね。

他にも「○○さんが~のことで悩んでいたよ」みたいなことも言わない方がいい。それは他人には知られたくないことなのかもしれない。

バラしていい情報かどうかはできるだけ本人に判断させよう。

自分からは言わない。あるいは、周りに伝える必要を感じたら、本人に聞いたうえで許可をとるようにすると良いね。


以上が相手に安心感を与えて信頼関係を築くためのお話でした。


続いて、相手の自己重要感を高めて信頼関係を築くためのお話をするよ。


「自己重要感」って何?


「自己重要感」とは「自分が相手から大切に扱われている感」のこと。

人は自分を大切にしてくれる人を信頼する。

だから、相手の自己重要感を高めるためのアクションプランを学んでゆこう!

また、相手の自己重要感を傷つけてしまわないための方法も学んでゆくよ!


相手の自己重要感を高めて信頼関係を築き、相手の心を動かすためにできる6つのこと


① 相手を名前で呼ぶ
② 小さなことでもすぐに感謝を伝える
③ 相手の強みに信頼を示す
④ 「相手の大切にしている物事」を大切にする
⑤ 相手を否定しない
⑥ マウントを取らない


名前とは相手にとって重要な情報。だから、相手の名前を覚えて使うことは「私はあなたを大切に扱いますよ」というメッセージになるんだ。

だから相手を名前で呼ぼう。その方が相手と信頼関係を作るうえで有利なのだから。


ここで、言葉遣いの重要ポイント!


「NG発言」→「OK発言」まとめ


・ 「お前」→「◯◯さん」
・ 「いや、でも」→「なるほど、確かに」
・ 「〜だろ(決めつけ)」→「私は〜と思いますがどう思いますか?」
・ 「お前のために言ってやっているんだぞ」→「◯◯さんはどうしたら良くなると思いますか?」


ここでのポイントは

・ 名前で呼ぶ
・ 否定しない(肯定できる部分をまずは拾う)
・ 上から目線にならないようにする

ということ。


「上から目線にならないようにする」、これについて考えてみよう。「相手に上から目線を感じさせないこと」が相手の自己重要感を傷つけないためには重要なんだ。


「上から目線」リスク


これは私の造語なんだけれど、「上から目線」というのはリスクなんだ。

「上から目線」の言動・態度を知らず知らずのうちにとってしまうことで、相手の自己重要感は傷つく、そして、自己重要感を傷つけられた人は憎しみを感じてあなたの敵となってしまう…(怖)

そうなってはダメだよね!

しかし、安心してくれ!

「上から目線」リスクを予防するためのアクションプランをたくさん用意してあるから。

今から学ぶことは知らず知らずのうちに、意図せずして敵を作ってしまわないようにするための方法論なんだ。

それじゃ、行くよ!


「上から目線」を感じさせない褒め方の3つのポイント


① 褒めるよりも「驚き」と「感謝」を伝える
② 周りにどのような良い影響を与えたのかを伝える
③ 「良い」と思ったところを具体的に伝える
  ↓便利なフレーズ
  「助かりました」
  「勉強になりました」
  「その視点はなかったです」


「上から目線」リスクが最も出やすい場面は「人を褒めるとき」なんだ。

だから、まずはここを攻略しよう。


逆に悪い例を挙げてみると…

・「よくやった」
・「偉いぞ」
・「やればできるじゃないか」
・「上出来だな」

などなど…


もうね、かえって逆効果!この文章を読んでいるあなたならわかってくれると切に願う(伝われ)。

アドラー心理学のアルフレッド・アドラーも「褒めること」には「能力があるものが、能力がないものに対して行う行為」という意味が含意されていると言っている。

それに対して、「感謝」には「相手を幸せにする」という効果があるし、「上から目線」リスクもないから、褒めるよりも感謝を伝える方が良いんだ。

さらに、具体的なポイントを挙げて、周りにどのような良い影響を与えたのかを伝えると相手にとっては嬉しいよね!

さらにさらに、

・ 「助かりました」
・ 「勉強になりました」
・ 「その視点はなかったです」

のような、相手が「自分の能力が相手の助けになれていること」を実感できるような言葉を使うとさらに良し!こういう言葉を使うことによって相手の自己重要感は高まり、良い印象を残すことができるぞ!


褒め方については、こちらも注意しておこう。


「他人と比較して」相手をけなすのはもちろんダメ!そして、実は「他人と比較して」相手を褒めるのもダメなんだ。その理由は…


これでは相手を褒めるために誰かの悪口を言うことになる。

人の悪口を言うと、それを聞かされた人との親密度が下がるから逆効果だよね。

具体例として、

「◯◯さんは感じ悪いけど、アイツに比べてあなたは素敵」

「あのお店、料理は不味いし、接客最低!でもここは良いよね」


言われた方も下手に同意すると印象が悪くなるリスクがあるから扱いが難しくて気まずいよね。


さらに、こちらも参考に。


「上から目線」を回避できる便利な「使えるフレーズ」まとめ


・ 勉強になりました
・ お役に立てて嬉しいです
・ 助かりました
・ ありがとうございます
・ (具体的なポイント)〜が良いなと思いました
・ いかがでしょうか?
・ その視点はなかったです


ここで大切な理論を紹介するよ!


どんな相手にも神対応できる4つのルール


① 否定しない
② 正さない
③ 答えを言わない
④ 気づかせる


相手を正そうとして否定しないことで、相手の心を閉ざしてしまうことがないし、あえて答えを言わず、気づかせる対応をとることで、相手は思考停止せずに自律的に自分の頭で物事を考えるようになるよね。

この理論を応用したアクションプランを紹介してゆくよ!


「上から目線」じゃない要求の伝え方の5つのポイント


① 相手を否定しない
② 正そうとしない
③ 答えを言わない
④ 気づかせるような質問をする
⑤ どうしても意見を言いたいときには決めつけるような言い方をせずに「私は〜と思う」という言い方をして「いかがでしょうか?」と質問で終わるようにする


まずは、最初の入り方が大切!

否定から入っては絶対にダメ。「なるほど」とか「確かに」などの言葉を使って、肯定から入ろう。

それから「気づかせる」、あるいは、「意見を言う」というアクションをとることになるのだけれど、ここでは「意見を言う」場合のポイントをお話しよう。

意見を言うときには、「Iメッセージ」を使おう。「Iメッセージ」とは、「私は〜と思う」という言い方のこと。それに対して、「あなたは~です」のような、決めつけるような言い方を「YOUメッセージ」という。

人間関係においてやってはいけないタブーとして、「決めつけ」と「押しつけ」がある。

これらをされたら相手は不快な気持ちになる。

なぜなら、相手を理解しようという誠意がそこには無いから。もちろん、自己重要感も傷つけてしまう。

これではいけないよね。

だから、相手に要求を伝える際には、「あくまで一個人の意見ですよ」という意味を込めて、「私は〜と思う」という「Iメッセージ」の言い方を使うと良いんだ。

そして、「押しつけ」を回避するテクニックとして、最後を問いかけで終わるようにする訳だね。

これによって、相手に「上から目線」を感じさせずに安全に自分の要求を伝えることができるんだ。


続いて、自分に部下ができたときに大切になることを紹介しよう。


人を育てる上で大切な12個のこと


① 他人と比べない
② 小さなことでも褒める、感謝を伝える
③ 成果、存在、可能性を認める
④ 怒らない
⑤ 自分がミスをした時はきちんと謝る
⑥ 失敗談を話す
⑦ 否定しない
⑧ 正さない
⑨ 答えを言わない
⑩ 気づかせる
⑪ 公開処刑しない
⑫ 大切にする


「成果、存在、可能性を認める」ことについて、これはコーチングの理論に基づいた方法なんだ。

・ 「成果をあげてくれてありがとう」
・ 「あなたが手伝ってくれて助かったよ」
・ 「この調子で頑張ってくれたらそれで良いよ」

こういった具合に、「成果」、「存在」、「可能性」を褒めたり、感謝したりすれば、そのアクションが相手の自己重要感を高めて、相手の承認欲求を刺激して、相手はさらなる承認を求めて成長しようとするんだ。


さらに、「怒らない」、「自分がミスをした時はきちんと謝る」、「失敗談を話す」ができると、上司として器の大きさを示すことになり、リスペクトされやすくなり、そして、信頼関係を築けやすいよね。

怒りそうになったときには、前述の「イフ・ゼン・プランニング」を使って、落ち着いて「怒る代わりに、理由を尋ねる」アクションを取れたら良いね。


最後に、公開処刑だけは絶対に辞めて!

はっきり言おう!デメリットしかない。

これは心理学の実験でも明らかになっている事実なんだ。詳しく説明しよう。

上司が部下に対して、みんなが見ている前で思いっきり怒鳴りつけた。

そのときの脳の機能的な変化を確かめたら、衝撃の事実が判明した。

怒鳴られた本人は、事務処理能力と創造力が約60%低下し、その現場を目撃した周りの人たちも、事務処理能力が約25%、創造力は約45%低下した。つまり、怒鳴ることによって現場のパフォーマンスが低下したということなんだ。もちろん、信頼関係もこれによって破壊される。

良いことなんて何もない。やっちゃダメ!絶対!!


さあ、「上から目線」シリーズもこれで最後。まとめに入ろう。


「上から目線」じゃなくなる行動まとめ


・ 求められていないアドバイスをする
  →相手の困り事をまずは聞く
・ 決めつける
  →自分の一意見として話す
・ 自慢する
  →自分の失敗談を話す
・ 可哀想だと見なす
  →共感する
・ 否定する
  →肯定から入る
・ 押し付ける
  →気づかせる


「可哀想だと見なす」は注意した方が良いね。相手に対して「可哀そう」と言ってはいけない。なぜなら、それによって相手がみじめになるから。その裏返しで「上から目線」の印象を相手に与えてしまう。


最後に自己重要感を高める系の話としては、「相手の大切にしている物事」を大切にするのは重要。

相手の大切にしている友人、身内、関心事、趣味などなど。

人間の脳は意識の深層では主語を理解できないという話をしたね。

だから、自分自身のことじゃなくても、「自分が大切にしている物事」を大切にしてもらえたら嬉しいものだよ。


そのためのアクションプランを紹介しよう。


「相手の大切にしている物事」を大切にして、相手の自己重要感を高めるための4つのアクションプラン


・関心を寄せる
・共感する
・祝福する
・応援する


といったアクションを取れたら良いね。

ポイントとして、共感するときには、感情をこめてリアクションをすることが大切!その方が相手から喜ばれるからね。

あなたが何か意見を言ったときに

「おおー!わかるわかる!」

みたいなリアクションを相手から返されたら嬉しいよね。

ということで、「相手の大切にしている物事」を大切にしよう!


最後の最後に、「他人にマウントをとってはいけない理由」を学ぼう。


他人にマウントをとっても幸せには成れない5つの理由


① 「人を粗末にしている自分」と出会い、自己肯定感が下がる
② 他人を粗末にすると自分も気分が落ち込む
③ 自分がマウントをとられる悪因縁を作る
④ 他人と比較する発想を捨てない限り劣等感は消えない
⑤ 人から好かれない



これにて、基礎編は終わり!

次は応用編。

応用編に行く前に気分転換しようか!


心理学コラム③「『カラーバス効果』でポジティブマインドを作ろう」


「カラーバス効果」とは「使う言葉によって意識の向かう矛先が変わるという効果」のことなんだ。

たとえば、街中を散歩する際に、赤いものを探そうと決めて歩き回ったら、普段よりもたくさんの赤いものがあることに気が付く。

これがカラーバス効果。

なぜこのようなことが起こるのかというと、人間の脳は1秒間に約2000個の情報に触れている。そのうち認知して意識できる情報は個人差があるけれども約8~16個。この8~16個の方向付けが言葉によって変わるんだ。

さあ、ここからが重要!

何でこの理論を紹介したのかというと、この理論を応用するとポジティブな心を作ることができるからなんだ。

そこで、どんなに小さなことにも感謝することを実践してみよう。

「~がありがたい」と心の中で思い、「ありがとう」と言葉にして伝えよう。

そうすると、思考に変化が起きる。感謝したくなるようなありがたいことに気が付きやすくなる。脳内の情報に対する意識の方向付けが良い方向へと変化したんだね。この繰り返しによってポジティブマインドができあがるんだ。

さあ!感謝しよう。感謝を伝えよう。そして、ポジティブマインドを手に入れよう!


脳科学コラム③「幸福ホルモンを操作できる裏技」


「自分の機嫌を自分でとるための6つのアクションプラン」のところで、「歩いて気分転換(最低20分)」という項目を載せた。

これにはちゃんとした理由があるんだ。

歩く時間によって、メンタルに有益な脳内ホルモンを出すことができる。

20分歩くと、爽快感を感じさせる「βエンドルフィン」とやる気を感じさせる「ドーパミン」。

40分歩くと幸福感を感じさせる「セロトニン」。

さらに、運動がウツを予防する研究結果も出ている。

最低週3日、各30分以上の運動は抗ウツ剤に近い、メンタルの健康維持効果を確認できた。さらに、ウツの再発リスクも抗ウツ剤を服用してウツを治した場合よりも4分の1に抑えることができたとのこと。

これはすごいよね!

だって、お金をかけずにこれだけの効果を得ることができるんだよ!?

コスパは最高!これは運動しない理由がないね。

これらを踏まえた、お勧めのアクションプランとしては、週3日以上、40分かかるコース設定で散歩してみてはどうでしょう。

心も身体も健康にすることができるよ!


第4章 応用編


ここからは、ここまで学習した会話のマナーや心の健康づくりの方法や信頼関係の作り方を踏まえて、さらに対人関係能力を高めてゆくよ!

いろいろなテーマを学んでゆこう。


質問する上で大切な6つのこと〜日常会話編〜


① 会話を掘り下げるときには「おうむ返し&質問」が便利
② 相手を否定しない。代わりに質問する
③ 相手の深いプライベートやネガティブには触れない
④ 長くならないように要点をまとめる
⑤ 簡単で親切な言葉を使う
⑥ 理解しようとする


「簡単で親切な言葉を使う」ということについて、絶対に辞めて欲しいことは、かっこつけてあえて難しい言葉を使うこと。

これをやると逆効果!

株が上がるどころか、相手は「不親切なやつだな」と思う。

なので、なるべくわかりやすい表現を使うようにしよう。

たとえば、

「コンプライアンスに反することはしません」→「ルールは守ります」

「相互の理解に齟齬(そご)がある」→「良くわからなかったです」

みたいなかんじで、小学生でもわかるくらいの表現が良いよ。

さらに、無駄に丁寧すぎる表現も避けた方が良い。相手に堅苦しい印象を与えてしまうから。

これに関しても、簡単に言い換えて、たとえば、

「どういう意味でしょうか?」→「どういうことですか?」

とにかく、簡単で親切な言葉遣いが大切だよね!

そして、相手を見て、使う言葉や使用する具体例を選ぼう。

大切なことは、相手にとって親切だということ。

親切な言葉を使おう。


続いて、ビジネス編。


質問する上で大切な5つのこと〜ビジネス編〜


① 質問する前になるべく自己解決(マニュアルを熟読、調べる)
② なるべく相手の時間を奪わない
③ 相手の都合を確認する(「聞いても良いですか?」などと尋ねて確認)
④ 自分の考えを述べた上で確認する、提案する
⑤ 教わったら感謝する


「なるべく相手の時間を奪わない」、これは特に気にしておこう。

時間は限られている。その限られた時間でいかに成果をあげるかがビジネスパーソンには要求されている。だから、連絡するときにも、緊急時以外にはなるべく電話よりもメールの方が良いね。

メールだと、開くタイミングや読む時間を相手にゆだねることができる。一方で、電話だとそれができないからね。

質問をする際には、必ず「相手の都合を確認する」。相手の状況をよく見てから質問をしよう。相手が集中しているときには質問をしてはいけない(逆に、されたらパフォーマンスが落ちるし、シンプルに嫌だよね)。だから、相手が集中してキーボードや電卓を叩いているときなど、相手が集中しているときには緊急時以外は作業を中断させるようなことはしないように気遣いをしよう。

さらに、質問する際には、「わかりません」は辞めよう。

これだと相手が説明に使う時間や労力の負担が多くなり不親切。

「~という理解で良いですか?」など、「どこがどの程度わからないのか」が相手に伝わるように、自分の考えを述べた上で確認する、提案するようにしよう。

この質問の仕方をすることで、相手から奪う時間を少なく抑えることができるんだ。

そして、最後に絶対に感謝を伝えて終わろう。

仕事仲間との信頼関係は幸福度やモチベーションに直結するからね。


さあ、次は「話題」について。


これはダメ!話題にしてはいけない4つのこと


① ネガティブなこと (身体的特徴など「ネガティブでは無いけれどネガティブに解釈される可能性があること」も含めて注意!)
② 深いプライベート (夜のこととか)
③ 不要な対立を生むこと (宗教や政治など)
④ 悪口、愚痴 (悪印象)


ここで特に気をつけておきたいポイントは、「ネガティブでは無いけれどネガティブに解釈される可能性があること」。

身体的な特徴は、気を遣うところだよね。

ハゲ、デブ、無精ひげ、男性のロン毛、シミ、アザ、ほくろ等々…

これらを話題にすることで、本人や周りの人から、そのつもりはなくても「侮辱」と捉えられてしまう可能性があるから、話題にしない方が無難だよ。


次は、逆に話題にした方が良いこと。


相手に喜ばれる5つの話題&それらの話題を活用するための3つのアクションプラン


相手の
① 好きな
② 得意な
③ 大切にしている
こと
④ 良い変化(ファッションなど)
⑤ 過去の良い話(覚えてくれていたんだ♪ってなるよ)


そのためには


① 相手をよく見る
② 会話内容は覚えておこう
③ 相手の発信内容(SNSなど)もチェック


これらを実践することは、相手の自己重要感を高めて信頼関係を作ることにつながるよ。


次は、ビジネスの場で大切になること。


電話応対で大切な4つのこと


① 相手に「落ち着いている」、「機嫌が良い」という印象を与える
② 自分の能力を越える内容の質問を聞かれたら、即、わかる人に振る
③ 相手を待たせる時間、問題解決に至るまでの時間は最短化する
④ 問題解決を遅らせて信用を落とすことを怖れよう


私はもともと電話応対がとっても苦手で、特に、他人に相談しつつ、他人と連携しながら業務を進めることが苦手だった。

過去にやらかした失敗として、自分の能力を越える内容の質問をされたのにも関わらず、すぐにわかる人につながなかったことで問題解決をめんどくさくしてしまったミスを犯してしまった。

上記の内容は、なかなかビジネスのマナー本にも載っていない内容なので、昔の私みたいにならないで欲しいという思いで紹介した。

大切なことはなるべく早く、相手の問題を解決して信用を作ることだよ。

ここで信用を失うことは、自分自身だけではなく、仲間や組織にも迷惑をかけてしまうことになるので要注意だよね。

このnoteの趣旨は「生きやすさのための対人関係」なので、ビジネスマナーを深堀することはしないけれども、基本的なビジネスマナーは身につけておいた方が恥をかかないという意味で無難かな(私も秘書検定を受験して勉強したよ。難関じゃないからすごくはないけれど、2級は持っている)。


次は、自分がお客さんの立場になった時の注意事項。


「良いお客さん」であるためのマナー


《やってはダメなこと》

・勧誘行為
・ナンパ
・悪口
・喧嘩
・相手が求めていないアドバイスをすること
・他所と比較して批評
・その他迷惑行為


《やると良いこと》

・「ありがとうございます」
・「ごちそうさまでした」
と口に出して伝える


以前、この内容をツイートしたら、行きつけのカフェの店長さんから

「いつも『いただきます』、『ありがとう』、『ごちそうさま』、『美味しかった』って言われると照れるけど、内心めっちゃ嬉しい」

というメッセージが来た。

自分が店員の立場だったとしても、そう思うんだろうし、実際にカフェなどでそういう対応をしたら喜ばれる。

良いことはどんどんやろう。そして、信頼関係を作ろう。


さて、ここからは逆にタブーの話。

良く聞く話として、「勧誘行為」

宗教やビジネスの勧誘が実際にあるらしい。

そういう話に興味がなければ、素直に「興味ないです」と伝えてかわそう。

あと気にしておきたいこととして、「他所と比較して批評」はタブーだよね。他所と比較する時点で、「あなたのところは他所に比べて劣っているところがありますよ」という否定のメッセージになりかねないから、他所と比較しない方が無難だよ。


次は、情報発信について。この時代は誰でも情報発信ができるようになった。SNS普及率は75%を超えている。その中での大切なことを確認しておこう。


情報発信をする上で大切な7つのこと


① 「どんな自分が、誰に、どんなメッセージを届けるのか」を明確に
② 悪口、愚痴、ネガティブ禁止
③ 誰かが傷つく発信をしない
④ 多様性を持たせる
⑤ お遊びツイートも入れてみる
⑥ 応援する
⑦ 好意や誠意にはお返しをする(「リプ」、「いいね」で)


このnoteを書いている時点で、私はTwitterのフォロワー数が3000を超えているんだけれど、まだ1000未満のときの失敗談をお話しよう。

当時、当たり前のように愚痴ツイートを連投していた。

「どこ」、「だれ」という固有名詞はすべて伏せてはいたけれど、見る人によってはバレる。そして、実際にバレて雷を落とされるということがあった。

今は、そんなことをしていないけれども、やっていいことはない。

悪口も絶対にダメ!

心理学コラムなどで説明したように、他人の悪口を言うと、それを聞かされた人との親密度が下がる。

SNSとは、「ファンを作ること」が一つの課題となっている。

ファンを作る人ほど、悪口や愚痴を言わないし、ネガティブな話題や「誰かが傷つく発信」をしない。見る人から元気を奪うからね。

ファンを作る人は逆に「応援する」。

悪口を言う場合とは逆の論理で、他人の応援をする人は、それを聞かされた人との親密度が上がる。

さらに、「好意や誠意にはお返しをする(「リプ」、「いいね」で)」。

こういったアクションをとることによって、信頼関係を作るんだ。

自分のツイートを引用リツイートで応援してもらった場合には、「いいね」と「リツイート」と「リプ」でお返ししよう!

そして、飽きさせないために「多様性をもたせる」。

私の場合は名言案内、本の解説、その他、会話術や心理ネタなど、あえて色々やっているかな。

さらに、親しみを持たせるために「お遊びツイートも入れてみる」と良いよ。

私の場合は、カフェ好きだから、カフェレポートを載せたりするし、「グミ『コロロ』の白ワイン漬け」みたいなB級グルメを載せたりする(笑)

とにかく楽しもう!

そして、SNSを伸ばすうえで一番大切なことは「自分が何者なのか」を明確にしたうえで、「だれにどんなメッセージを届けるのか」を明確にして、発信すること。

自分の場合は、「本で生きやすくなった人」が「生きずらさを抱えている人」に「生きやすさのヒント」を提供するという設定でやっている。

自分のスタンスと、ターゲットを明確にして、ターゲットに刺さるような発信内容を考えよう。


以上で、応用編は終わり。

次は、自分の身を守る知恵をお伝えする「護身術編」なんだけれど、次に進む前にちょっと気分転換で心理学と脳科学の勉強をしよう!


心理学コラム④「『ハロー効果』で得をしよう!」


ハロー効果とは、「一部に対する評価が全体に対する評価に影響する効果」。

たとえば、足が速い人は、きっとスポーツ全般が得意なんだろうと思われがちだよね(実際がどうかはさておき)。

ここでは「足が速い」という評価が「スポーツ全般」への評価に影響しているんだね。

このハロー効果を有効活用する一つの方法として、「なるべく得意なことをやり、なるべく苦手なことをやらないこと」。

短距離走が得意な選手は、長距離走も得意とは限らない。

もしも、長距離走が苦手ならば、得意な短距離走に集中した方が成果も出るし、「すぐれた陸上選手」だという全体イメージをもたれるからお得だよね。

だから、なるべく得意なことをやり、なるべく苦手なことをやらないように生きた方がお得だよ!


脳科学コラム④「脳は繰り返し使う言葉を重要な情報だとみなす」


脳は繰り返し使う言葉を重要な情報だとみなすのだから、普段使う言葉が重要だということなんだ。

もしも常日頃から他人に対して「クズ」と心の中で言い続けていたら、脳は「クズ」という言葉を重要な情報だとみなして、自分自身にも「クズ」という言葉を投げかけるようになる。このようにして自分自身の元気や自己肯定感を奪いとる。

なぜなら、脳は意識の深層では主語を理解できないから。

脳が「重要な情報」だと決めてしまうと思考習慣として定着させてしまう。その思考習慣が認知に影響するんだ。

だからこそ、自分も他人も元気になれる言葉を使おう。

おすすめは「感謝の言葉」。

感謝の言葉は自分も他人も幸せにする。だから、どんなに小さなことにも感をして、言葉にして伝えるようにすると、脳が「感謝の言葉」を重要な情報だとみなして、ポジティブマインドを手に入れることができるぞ!


第5章 護身術編


この世の中を生きていると他人から攻撃されることもある。すなわち、敵に遭遇するということである。これまでの第1~4章に即して生活していれば敵を作る可能性は下げることができる。しかし、最初から敵であることも多々あるし、最初は味方でも、相手の都合で敵になることもある。

なので、この章では、敵から攻撃されることを未然に防ぐ方法や敵に遭遇したときの対処法を学んでゆくよ。


まずは、関わってはいけないヤツをしっかりと見抜こう。


関わってはいけない5つのタイプ


① サイコパス (他人の苦痛を快楽にするヤツ)
② 劣等感モンスター (他人にマウントをとることで劣等感を消そうとするヤツ)
③ 自分の機嫌を自分で取れないヤツ (八つ当たりをするヤツ)
④ 言葉が通じないヤツ (マウントをとることが目的になっているヤツ)
⑤ 何でも他人のせいにするヤツ (自責思考皆無)


逆にすると関わるべき人がわかる。


① 「他人を幸せにしている自分との出会い」を大切にしている人
② 他人と自分を比較しない人
③ 自分も他人も大切にしている人
④ 話し合いを通してwin-winの関係づくりができる人
⑤ いざというときに謝れる人


5つのタイプのうち、いちばん遭遇率が高いのは「劣等感モンスター」。

それだけ劣等感で心が病んでいるヤツが多いということなんだ。

可哀そうではあるけれども、同情するよりも自分の身を守ることを考えよう。

そして、自分自身がそうなってしまわないように自己管理しよう。

劣等感は他人との比較によって生まれる。

他人ではなく、過去の自分自身との比較をして成長している自分を褒めて自己肯定感を高められると良いね。


「5年間で6人ものスタッフを辞めさせたヤツ」の話


過去に私が経験した「劣等感モンスター」の事例の中でも、ひときわ印象的だった事例として、「5年間で6人ものスタッフを辞めさせたヤツ」の話をしよう。


過去に私は、とあるホームセンターにて、レジ打ちのアルバイトをしていたことがある。そのときに、シフトが重なる先輩スタッフがいた。

そのスタッフが「劣等感モンスター」のIさん。年齢は40くらいでフリーターをしている未婚の女性だった。

彼女はとにかく私にマウントをとった。

行動パターンとしては…

・本来ならばする必要がない批判のための批判をする(お買い上げテープがちょっと長いとか)
・すぐに怒鳴る&理不尽(「すいません」と言ったら、「すみませんだろうが!!!お前は日本語がわからんのか~!!!」とぶち切れ)
・粗末に扱う(ターゲットにされたらとにかく粗末に扱われる。人権は認められない)

他にも筆舌に尽くしがたい程に色々とあるけれども…

とにかく、言動・態度がマウントをとることを目的としたものになっていた。彼女の底なしの劣等感を消すために。

毎日が地獄だった。


しばらくして、事情を店長に相談したうえで時間帯が重ならないようにシフトを変更した。

それからしばらくは平和だったが、その平和も長くは続かなかった…

お店の繁忙期には、人手不足から、Iさんとシフトが重なることも起きてしまった。

その時のIさんは恐怖そのものだった。

以前にも増して凶暴化していた。

私がシフトを変えて逃げたことが気に食わなかったんだろう。他のスタッフの前で、お客さんの前で狂ったかのように怒鳴りつけて攻撃した。

他のスタッフにも、事情を相談した。

その職場には良い人も多く、話は聞いてくれた。

しかし、パワハラそのものには見て見ぬふりをせざるを得なかった。

別に恨んではいない。

個人で行使できる影響力は限られているから。

色々な話を聞く中で分かったことは、彼女は過去にも同じことを繰り返していて過去4年間で5人ものスタッフを辞めさせているらしいということがわかった。

そんなモンスターを放し飼いにしている現状は、マネジメントとしてどうなのだろう…

不可解だった。

しかし、その時の状況としては、人手不足だったから辞めさせたくても辞めさせにくい状況ではあった。

周りのスタッフは、とにかく彼女には関わりたくないみたいで、みんな距離をとっていた。そして、彼女の凶行は放置され続けていた。


一番やばかったのは、店長の送別会を近所の居酒屋で開催した時だった。

私はみんなの輪の中に入りお酒を飲みながら談笑していた。

Iさんは皆の輪の中には入らず、遠く離れたところに座っていた。

「葵さんビール飲む?」と仲間から聞かれて

「ビールは無理ですねー」と答えた。

そのとき、遠くから

「ビールは無理ー!」

Iさんの声だった。大声でみんなの前でヤジを飛ばしたのだった。

信じられなかった。

送別会の雰囲気に対する気遣いなんてまるでない。

私はお世話になった店長の送別会の楽しい雰囲気を壊したくないから、必死で無言で耐えた。

その後、さらに衝撃的なことが起こった。

会がお開きになり、解散した時だった。

私がみんなの輪から離れたタイミングで突然Iさんが絡んできた。

そして、詰め寄るなりいきなり、ものすごい形相で詰問した。

「ねえ…、なんでシフトを変更したの!?」

私は恐怖を感じて、とっさに

「忙しいんです!!」

とだけ答えてその場から走って逃げた。


そして、いよいよ怖くなって、私はそのお店を辞めた。

新しい店長とバイトリーダーに事情を説明する手紙を添えて辞意を告げた。

同情されたのがせめてもの救いだった。


しばらくして、風の噂で彼女がお店を首になったことを聞いた。

私が辞めたことがきっかけだったのかもしれない。

これにて「5年間で6人ものスタッフを辞めさせたヤツ」の話は終わり。

最後の6人目は私でした…


この世には関わってはいけないヤツもいる。

他にもいろんな目に遭ってきた。だからこそ、自分の身を守るための知恵も必死で研究した。これからそれをしっかりとお伝えするよ。


それでは、ハラスメントを受けたときの対処法を説明しよう。


ハラスメント対処法


・ 必ず記録を残そう (日付、時間、被害内容詳細、近くにいた人)
・ 離れよう (異動願い、シフト変更など)


ハラスメントが放置されている、マネジメントに問題ありな場所なら辞めよう。

いざというときには労働基準監督署に相談も参考に。


とにかく記録を残すことが大切だよ。それが後々、武器になるんだ。


プライベートな場面でのハラスメントに関してもこれの応用で

・ 記録を残す
・ 離れる
・ 場合によっては、警察や弁護士など、第三者の力を借りる

これらが大切。


友達だと思っていたヤツが敵になることもある。

恋人ができたとたんにマウントをとり出したり、難関大学に合格したとたんにマウントをとり出したりするヤツが現実にいた。

そういうヤツらに共通するのも劣等感の強さ。

昔の私も強烈な劣等感に病んでいたから、そういうヤツらが寄ってきやすかったのかもしれないなあ…


とにかく、もう友達や恋人ではいられない!と思ったときの対処法として、「さようなら」やり方をお伝えするよ。


「さようなら」のやり方


これは「言葉が通じない相手」に対してやむを得ずとる手段。使うかどうかの判断は慎重にね。


① 迷惑行為を記録しよう
・日付
・時間
・迷惑行為詳細
② ある程度たまったら、それを活用して文章化しよう
③ メール等の「直接対面しない手段」で伝えよう


これは、最終手段。これを実施する前に、話し合い、分かり合う努力はしよう。こちらがとれる誠意的な対応はしよう。

しかし、言葉が通用しないと判断できるのならば、容赦せずにバッサリと切り捨てよう。一番大切なことは自分の身を守ることなのだから。


一番やってはいけないことは無為無策のまま、ただただ我慢をし続けるということ。今度はそれについてお話しよう。


「私が我慢していればいいんだ…」っていう考え方がヤバい3つの理由


① ストレスが蓄積して心身が壊れる
② イライラが周りに伝わって健全な人間関係が壊れる
③ win-loseの関係は、いづれ、嫌悪感情が相手に伝わってlose-loseの関係になって破滅する


win-winの関係を目指そう。win-loseの不健全な関係になっている時点でその関係は長続きはしないんだ。改善の見込みが持てない不健全な関係はバッサリと切り捨てよう。


ここまでで、ハラスメントの対処法は理解してもらえたと思う。とはいえ、過去のハラスメントの嫌な記憶をフラシュバックして苦しむこともあるだろう。

そこで、その時の心の守り方をお話しよう。


ハラスメントをしてくるヤツのことを思い出したときの心の守り方


「〜すれば攻略できる」と脳内で唱えてみて!

普段の生活では謙虚が大事。

しかし、ハラスメントをしてくるヤツには脳内ではあえて「上から目線」になろう。

そして、上記の対処法を振り返ってみると良いよ。


最後に護身術編の締めくくりとして、環境選びのコツをお伝えするよ。


地雷を踏まない環境の選び方の3つのポイント


① 転職活動用の企業の口コミサイトを確認してハラスメントなどが常態化していないかを確認する
② 常に求人を出しているところは離職率が高いので避ける
③ 社会状況の変化(少子高齢化や技術革新)への企業の取り組みについては気にしておこう


私が使ったことがある転職活動用の企業の口コミサイトは「転職会議」と「OPEN WORK」。会員登録をしたうえで、自身の就業経験を記入する手間はあるものの、無料で良質な、リアルな職場の情報が手に入るので、とっても有益。


これはハラスメントとは関係がないんだけれども、「技術革新」というのは、「5G・RPA化・AI化・自動運転・電気自動車など」のこと。10年後には無くなっている仕事もあるのかもしれない。

社会状況の変化と業界の生産性はつながっている。社会の変化に対応できている会社を選んだ方が長いスパンで物事を見たときに安心できるよね。

YouTubeで、そういう情報を解説しているチャンネルもあるよ。参考にしてみて!


その他、就職活動以外にも、通う病院を選ぶ際など、日常生活のいろいろな場面で口コミサイトは有益だよね(「google」の口コミとか、「食べログ」とか)。


第5章は、これにておしまい。


いよいよ次回は最終章、第6章「会話のお悩み相談編」。

Q&A方式で様々なお悩みを解決してゆくよ!


その前にコラムを読んで気分転換しよう。


心理学コラム⑤「『ノミの実験』から学ぼう!」


虫の「ノミ」を使った面白い実験がある。

ノミの特徴はその高い跳躍力にある。そのノミを天井が低いかごの中に入れると、ノミは当然、天井の高さまでしか飛べない。

その後、かごから外に出したら、あら不思議!

かごの外にいるのにも関わらず、かごの中にいたときの天井の高さまでしか飛べないのである。

ノミは、自身の能力に制限をかけたままということになる。

さて、このノミに元の能力を取り戻す方法は、実はある。

それは、他のノミをすぐ近くに置くことである。

その、他のノミの跳躍の高さを見たノミは、自身の元々の能力を思い出して再び高く飛ぶことができるようになったのである。

この話から学べることは、共に過ごす人が大切だということ。

「影響を受けること」を、心理学では「学習」という。

ノミの行動の変化は学習したことによって起こったのである。

良い影響をうける人を選んで生きてゆこう!


脳科学コラム⑤「短期記憶と長期記憶を活用したイメージ戦術」


人間の脳には、短期記憶と長期記憶がある。学習した内容は、まず短期記憶として、脳の海馬という部分に保管される。それから、同じ学習を何度か繰り返してゆくうちに長期記憶として側頭葉という部分に保管されるようになる。

何度繰り返すと良いかというと、それは、「2週間で3回以上繰り返すこと」。こうして初めて脳は学習内容を「重要な情報」だと認識して定着させるようになるんだ。

この性質を応用して、良いイメージを相手に残しやすくする戦術を立てることができる。

それは、「頻度を増やすこと」。

相手に良い印象を与える場合でも、1回だけ大きな良い印象を残すよりも、小さくても良いので、何度も何度も繰り返し良い印象を与えた方が良いといいうことになるんだ。

さて、以上の話を踏まえて、相手に良い印象を効果的に残すアクションプランを紹介しよう。それは、「どんなに小さなことにも感謝を伝えること」。感謝は相手を幸せにする。しかも、誰でも簡単にできることだよね。感謝のコスパは最高だよ!

さらに、この理論を応用すれば自分の幸福度を高めることもできる。

それは、「毎日、今日あった良いことを振り返って感謝すること」。そしたら、脳が良い記憶を残しやすくなるんだ。

さあ、今日も感謝を想おう、伝えよう!


特別コラム「幸福学~幸せの4大要件~」


「幸福学」という学問分野がある。

読んで字のごとく「幸福」について研究する学問である。

幸福学の研究では、幸福であるためには4つのことが必要であるとのこと。

その4つとは

・「自分の好きなこと、得意なこと、大切にしていることで他人の幸せに貢献できている自分」に日々出会えていること(自己実現と成長)

・身近な人に感謝出来ていること(つながりと感謝)

・自分が携わっていることの進捗状況が良いこと(前向きと楽観)

・自分の人生を自律的にコントロール出来ていること(独立とマイペース)


これらを踏まえて、幸福な生き方を考えてみよう。


ホントに幸せに成りたければ、他人を幸せにするしかない4つの理由


① 「貢献感」が幸福度を高める(アドラー)
② 他者貢献を通して「自己実現」欲求を満たす=幸せ(マズロー)
③ 他人を幸せにできる自分に出会えたら自己肯定感が高まる
④ 好意の返報性(お返し)が因果応報で働く


「自己実現」とは、前述の説明にもある通り、「『自分の好きなこと、得意なこと、大切にしていることで他人の幸せに貢献できている自分』に出会うこと」。

あなたは「他人を不幸にしている自分」を好きになれるかい?

他人を痛めつけて喜ぶサイコパスならともかく、多くのまともな人ならば、そうは思はないはず。

本当に自己肯定できる、好きになれる自分を目指そう。

「他人を幸せにする」といっても難しく考えることはない。

自分の影響力の範囲内で出来ることをやろう。

何でもいい、ちょっとした気遣いでもいいし、感謝を伝えることだって立派な他者貢献だよ。

他人を幸せにして自分自身を肯定して好きになって、本当に幸せに生きる、

まさにwin-win関係であり、三方(自分・相手・周り)良しの考え方だよね。

これこそが対人関係の極意なんじゃないかな。


それではいよいよ最終章。

会話のお悩みを解決してゆこう!


第6章 会話のお悩み相談編


その1 「口下手で困っています」



その2 「緊張して話せない」



その3 「気の利いた言葉がとっさに出てこない」




その4 「好きな人の前で無口になってしまう」



その5 「笑顔を作るのが苦手」



その6 「自分は空気を読めているのか心配」



その7 「思っていることを言葉にできない」




その8 「伝えたいことがリアルに伝えられない」



その9 「感謝の気持ちをうまく伝えられない」



その10 「つい早口になってしまう」



その11 「話題を見つけられない」



その12 「会話中の沈黙が怖い」



その13 「会話がかみ合わない」



その14 「相手の目を見ることができない」



その15 「余計な言葉で相手に不快感を与えてしまう」



その16 「相談にうまく応えられない」



その17 「相づちを打っているのに会話が進まない」




その18 「人と協調するのが苦手」



その19 「答えたくない質問をかわしたい」



あるいは、すぐに逃げることができる状況ならば、「そんな失礼な質問には答えたくありません」など、強めな対応をして逃げるのも手かな。こういう対応をしておけば、相手は近寄りがたくなり、自分の身を守ることができる。関わりたくないヤツに対しては塩対応でOK!


その20 「聞きたくない相手の話を終わらせたい」



最後に


これでこのnoteは、おしまいです。

ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。

このnoteが良いなと思ったのなら、Twitterなどで紹介してもらえたら嬉しいな。そしたらきっと、泣いて喜ぶ(笑)(いいね&リツイートしてお応えするよ)

そして、私の一番の願いはこのnoteがあなたの「生きやすさ」のヒントとなること。お役に立てたら幸いです。

それでは改めて、ありがとうございました。

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