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モノノケ裏話 #1「愛ゆえに」

映えある第一回、
今回は「ラヴェボル」について紹介できたらと思います。




「私ハ愛ユエニ、愛ニ生キ、愛ニ死ヌ!」

DATE

名前:ラヴェボル
性別:女性
身長:7.4m
体重:乙女の秘密♡
好きな物:恋愛・恋話・彼氏
嫌いな物:自分を否定する者

設定


彼女は夢見がちな女学生であった。
口を開けば愛ばかり。
運命の白馬の王子様が来るのを今か今かと待っていた。
ある日、彼女にもその王子様がやってきた。
サッカー部に所属している身長の高い色白の先輩。
顔立ちはすらっとしていて、優しくて、誰が見てもカッコいいというような人。
それからというもの、彼女は彼の虜になった。
勉強も部活も身が入らず、常に心ここに在らずという感じだった。
このままではいけないと、心の中では思っていた。
そして、彼女は結論に至った。
彼と恋人になれば少しは身に入るのではないか、と。
彼女は彼に近づこうと、色々と手を回した。
転部して、サッカー部のマネージャーになったり、彼と仲のいい友達から情報を聞いたり、同じ彼に恋している人を脅したり、とにかくやれることをやってのけた。
結果的に上手く彼と仲良くすることができた。
そして、何ヶ月かたった後、決心して告白した。
彼は「ごめん、別に好きな子がいるんだ。」
彼女は泣いた、心の底から泣いた。憎くて、悔しくて、彼の隣には私が居たいのに、それは望まれてない。泣いて、泣いて、泣いて。涙が枯れて出なくなった頃、一つ思ったことができたのだ。
「彼は恥ずかしくて、嘘をついたのではないか」
「私が隣にいることを望んでいるのではないか」
それから、彼女は自分が彼の彼女だと思い込んだ。
マネージャーとしてのサポートも少し贔屓したり、帰り道に待ち伏せして一緒に帰ったり、SNSを使ってやり取りしたり。どっからどう見ても恋人だと思えるような行為をした。彼は嫌な顔をしていたが。
数ヶ月後、彼が話しかけてきたのだ。
「もう、付き纏わないでくれ!」
「君は僕の彼女じゃない!」
彼女の目の前は真っ暗になった。否定された。どうして、照れ隠し、洗脳…それなら…
「正気に戻してあげるね」
彼女は殴った。何度も、何度も、何度も、何度も。
最初は抵抗していた彼も徐々に抵抗しなくなっていき、最後にはされるがままになっていた。
「もう…やめてくれ…」
彼は力なくそう言った。
「もう、わかったから…やめて…」
彼女はその言葉が聞こえるや否や、殴るのをやめて彼に抱きついた。
「よかった…わかってくれた…」
その後というと、彼女は彼のことを縛り付け、自分の家に連れて行った。まるで本物のカップルのように、心から愛し合っているように、過ごした。思い通りにならなければ殴る蹴るは当たり前、ひどい時には監禁までした。
それは全て、彼女から彼への愛ゆえに。
愛の為に生き、愛の為に振る。

お気に入りポイント

ハートマークの浮かぶ目

真っ直ぐに、かつ、狂気的な眼差し。
それでいてとてもKawaii!
真っ赤なメガネもチャーミング!

体に巻き付く朝顔

彼女に合う花言葉を探して見つかった日常的な花。
日常に潜む圧倒的狂気も表現しているようで素敵!
赤と青の朝顔もとってもチャーミングで、Kawaii!

さいごに

みたいな感じでしたが、いかがだったでしょうか。
退屈だったでしょうか?
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです!
#2では軽めのジャブ的なのを紹介できたらなと思っています。

それでは、また会う日まで!

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