君はどこまでも白い。 透明でなく、白。透き通らない白。 白色は何色にも染まると人は言うが、透明こそがそうなのであって、白は白だ。どこまでも白い。 キミの高潔さや雰囲気が白く見させているのか、わからないけれど、とにかくキミはどこまでも白いのだ。白い、いつまでも。 #詩 #今日の詩 #毎日詩
#村上春樹 #猫を棄てる感想文 空中を漂うような記憶を、私は頭の中にある木箱の中に一つずつ仕舞おうとしている。 「記憶化」という行為を描写するのなら、私はそう綴る。大事な着物を仕舞うように入れる時もあれば、投げやりに洗濯物を投げ入れるときのように蓋をするものある。概してそれは脳内で処理されるものだから、正確さなんてものは持ち合わせていないのだけれども。 私は父方の祖父母との幼少期の記憶が、一切ない。両親と父方の祖父母との間で何があったのか知り得ないが、唯一持っ