UberEats配達員になってわかること〜時間帯ニーズ
前回はUbereatsの配達できる時間そのものについて解説しました。今回はいよいよ時間帯ニーズの話です。
私のよく回っているエリアは文京区、台東区、千代田区、中央区、港区、渋谷区を中心にその周辺になります。
この他の地域はおそらくニーズが若干違うと思われますが、だいたいこんな感じの時間帯に集中するというのを図にしてみました。
曜日別の時間帯ニーズ分布はこんな感じ
だいたい私の感覚ですがこんな感じです。あくまでUber全体の数というより、配達員それぞれがリクエストをうけとりやすい時間帯という感じで表しています。Uber側では休日の方がニーズが多いと説明を受けましたが、実際は休日副業の人やクエストやブーストといったボーナスの関係で配達員も休日の方が多いので個人が受け取るリクエスト数は少なめです。
やはりランチタイムとディナータイムに集中
どちらとも11時〜14時、18時〜20時が繁忙帯なのがわかります。ただし白いところでもそれなりにリクエストが来る日もあります。雨天の場合15〜18時もひっきりなしということも多々ありです。
平日と土曜と日祝でニーズが変わる
基本的にの平日の方がリクエストをガンガン受けやすいと思われます。全時間帯で需要があり、クエストとよばれる配達数の応じたボーナスが置かれることが少なく、リクエスト数に対し配達員が少ないからです。
日祝はランチタイムの需要が少ないです。そして配達員が多い場合があり、特にブースト(ボーナス)のかかった地域集中するためわりと11時〜13時台でも緩慢です。ただディナータイムはそれなりに需要はあります。
土曜日は出勤需要と休日需要が重なりますから全時間帯でそれなりに稼げます。
Uberのかばんを背負ってスマフォを片手にキョロキョロしながらうろうろしている配達員を見かけたら要注意です。ニーズに対して配達員の数が上回っている証拠です。そのエリアからなるべく脱しましょう。
UberEatsで稼ぐなら遠い距離の配達より近距離の配達が多いほうが望ましいです。需要が多く配達員にリクエストが行き渡っている状態にあるからです。上のような「注文が混み合っているため」というような表示が注文するアプリの方で出ている様な時間帯です。
逆に遠い距離の配達を受けるパターンは基本的に注文が少なく配達員も足りない事を表しているのでピックアップまで長く走らされたりと何かと大変です。場合によってはあえてオフラインにして場所を移す選択もありです。
モーニング(9〜10時)
ここは休日の方が多い気がしますが空振りの日もあります。基本的に開いている店が少ないためファストフードのリクエスト...というかもう朝マックかケンタッキーが多いです。サードバーガーもあります。
場所や曜日によっては大きく需要が異なるため注意が必要ですが、配達員が少ないため案外がっぽり稼げることもあります。比較的外国人が多めです。
<平日>
難易度 ★
ニーズ ★
走行距離★★
ボーナス★
道路混雑★★
<休日>
難易度 ★★
ニーズ ★★
走行距離★★
ボーナス★★
道路混雑★
ランチタイム(10時〜12時)
10時台からぼちぼちとランチっぽい弁当系のオーダーが増えてきます。配送先も平日はオフィスであることもしばしばですが、住宅街もかなり需要があります。
平日の丸の内〜汐留あたりの高層オフィスへの配達は時間を食いますから効率はよくないです。しかし一流のオフィサーから「ありがとう」と感謝されるのはそれだけでも価値があると思います。
この時間帯の飲食店特にランチが勝負の店、牛丼屋などはかなりピリピリモードです。ピックアップが遅れることもしばしば、そして配達先もランチ前やランチ兼の会議でピリピリしていることも...。
他には12時きっかり休憩がはじまる会社の社員が早めにオーダーしたパターンが多くあり12時手前に着くと気まずい感じになったりします。
道もランチに出かけるサラリーマンなどでオフィス街はいっぱいになるので走りづらくなります。ガンガン配達したいけど難しいのがこの時間帯です。
平日や土曜はそれなりにオーダーがありますが、日祝は配達員が多いためかオーダーが入りづらく案外効率が悪いです。
<平日>
難易度 ★★★
ニーズ ★★★
走行距離★
ボーナス★★★
道路混雑★★★
<休日>
難易度 ★★
ニーズ ★★
走行距離★
ボーナス★★★
道路混雑★★
遅ランチ(12〜15時)
12時をすぎるとオーダーに少し変化が見られます。12時〜13時がお昼休みの企業のオーダーが落ち着くからだと考えられます。
基本的に多い日は12時以降もオーダーが入るのですが、日によっては12時を過ぎるとぱったりとオーダーがこなくなることがあります。しかし30分くらい待つとまたオーダーが入り始めます。休日はこの傾向が顕著だったりします。
おそらくは13時以降休憩やランチ時間自由の会社の社員のオーダーが入り始めるからだと思いますが、店側が12時からの30分間は店舗で手一杯のためUberのオーダーをストップしている気もします。
この時間帯のランチの人は忙しい人も多いため、到着してもなかなか連絡がとれないということもあります。またタピオカティーやスターバックスなどのティータイムオーダーが入ったりもしてきます。
13時半からぱったりオーダーがやんだのに15時前に駆け込みで連続してオーダーがくることもあります。休日は注文がない時間もあり気長に待つ感じになります。
<平日>
難易度 ★★
ニーズ ★★
走行距離★★
ボーナス★★★
道路混雑★★
<休日>
難易度 ★★
ニーズ ★★
走行距離★★
ボーナス★★★
道路混雑★★
ティータイム(15〜17時)
この時間帯は地域によってさまざまです。基本的に港区や渋谷区はこの時間帯でもガンガンくることもあります。配達員が手薄であれば案外稼げる日もあります。
配達するものはケーキやパンやタピオカティーなどになります。またファストフードも数件入ります。
飲食店は15時で一度閉める店が多いですが、Uberでは受けつけているケースがあります。ピックアップ、配達ともに長めの距離になります。
休日はこの時間帯でも弁当の注文がある場合もけっこうあります。
<平日>
難易度 ★
ニーズ ★
走行距離★★★
ボーナス★
道路混雑★★
<休日>
難易度 ★★
ニーズ ★★
走行距離★★
ボーナス★
道路混雑★★
ディナー前(17時〜18時)
はやければ16時半からこの時間です。ガストや大戸屋、定食屋系の弁当オーダーが増えてきます。住宅街が狙い目になってきます。
オーダーも少なく配達員の動き出しがまちまちなので長い距離を走らされたりと効率があまりよくない時間帯になります。ブースト時は距離が稼げるため割と高額になることもしばしばです。そして長距離配達のあとスムーズにディナータイムに入れたりもするのでこの時間から稼働するのも悪くはないでしょう。
<平日>
難易度 ★★
ニーズ ★★
走行距離★★★
ボーナス★★
道路混雑★★★
<休日>
難易度 ★★
ニーズ ★★
走行距離★★★
ボーナス★★
道路混雑★★
ディナータイム(18〜21時)
ガンガン注文がきますが、住所不備も多いのがこの時間帯です。住宅街が狙い目ですが、思わぬ時間を食うことになります。住所はしっかり確認しましょう。
2件配達がきやすい時間帯です。トラブルにならないよう最新の注意をはらってのりきりましょう。
ひどい時は8km走らされます。待たされる側は50分くらい待つことも。
また飲食店がパンクしやすい時間帯なので、ここも気遣いしましょう。場合によってはめっちゃピリピリしてます。店によっては配達員丸出しのかっこうを嫌う店もあるので配達バックは外においてこっそり店に入るのがいいです。
店の混雑にもよりますが駅前の飲食店は軒並み待たされたりします。気をつけましょう。
そして道がかなり混雑しやすいです。丸の内銀座界隈、六本木赤坂界隈非常に混雑します。運転にも注意が必要です。交差点では左折待ちのタクシーの行列が行く手を阻みます。
<平日>
難易度 ★★★
ニーズ ★★★
走行距離★★
ボーナス★★★
道路混雑★★★
<休日>
難易度 ★★★
ニーズ ★★★
走行距離★★
ボーナス★★★
道路混雑★★★
夜食タイム(22〜24時)
はやければ19時半頃から、21時頃からぱったりとオーダーが止みます。その空白の40分〜1時間を境に22時手前から23時台がもう一山きます。
おそらくは多くの配達員が帰路につくタイミングで供給が減り、遅く帰宅する人、家でくつろぎながら晩酌のつまみをオーダーなんて需要が重なるからだと考えられます。これを私は夜食タイムと名づけています。
夜食タイムのいいところは車も人も少ないため走りやすいところにあります。ただ渋谷センター街や新宿などは別です。
配達物は牛丼やガストの弁当、居酒屋のおつまみなんかが多くなります。エスニック料理の店もなかなか頑張っています。
この時間帯、店は売上が落ちる時間帯のためすごく歓迎されます。結構談笑できたりします。謎の深夜頑張ってる俺たち的な連帯感がすごくいいです。「配達は俺に任せろ!」って気持ちになります。
またBARなどが小遣い稼ぎに別の名前の店として提供しているケースもみられます。基本的に独特な店主が多いため気を使わなければならないのは嫌なところです。Uber上での看板と実店舗名が違うケースが多々見られます。
この時間帯、配達員が少ないためか英語しかコミュニケーションのとれないお客さんがまれに登場します。たいがいはホテルへの配達となっていてコミュニケーションもとりづらければ、フロントの人の対応もまちまちで非常に時間をとられます。そしてピックアップ距離も配達距離も長めなので効率はそんなによくないと思います。
また港区渋谷区エリアにいるとしばしば青山墓地を走ることになります。タクシーがそこそこ走っているので怖さはあまりありませんし行ってみると風流な山のうえにある静かな墓地という実感が湧きます。しかし、あまり気が進まないものです。
<平日>
難易度 ★★
ニーズ ★★
走行距離★★★
ボーナス★★
道路混雑★
<休日>
難易度 ★★
ニーズ ★★
走行距離★★★
ボーナス★★
道路混雑★
ニーズを考えると稼ぐためにはゴールデンタイムをおさえなければならない
どうしても稼ぐためにはランチやディナータイムのような山のエリアをおさえなければなりません。半日にするか、全日頑張るか決める必要があるのです。
そして15〜17時半という空白時間帯は未知数です。この大きな溝が全日稼働する時の大きな問題となります。実働は9時間でも拘束は12時間なんてことはざらにあるわけです。そう考えるとフルタイムでやるにはあまり効率のいい仕事でもないのかもしれません。
一日走り回れば疲れるので他のことをする余裕もない場合もあるし、お腹も空くのでかなり食費が増えます。好きになれなければやはり続けるのは得策じゃないと思います。
今回はここまで、次回は具体的に配達の仕組みや配達員への料金計算がどうなっている話をしたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?