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UberEats配達日誌〜受取人と連絡がつかずキャンセルになった配達の話

住所は書かれていてもその先どこへ配達するか書かれていない

ある配達でピザ箱に入った包を受け取り配達先に向かいました。

受取店舗は銀座のとあるオシャレな洋食BAR、配達先は銀座のとあるブティックビルになっていました。しかし、ビル名のみでありその先の配達先、例えば5階○○事業部みたいなものが一切書かれていませんでした。

怪しみながら、配達先のビルの前に立ち、到着のチャットメッセージを送るも反応はなし。続けて電話をするもこちらも留守番電話サービスにつながりました。到着の報告と折り返し連絡必要の旨をメッセージに残して再度待つことに。

この時点でお客様が電話に出たかどうかの確認ボタンが表示されました。これで出なかったと押せばカウントダウンのタイマーがはじまってしまいます。これで10分カウントが切れれば配達のキャンセルボタンが表示されます。

もう一度チャットメッセージからお客様に「現在、指定の住所銀座○丁目○ー○、○○ビルの前にいます。住所お間違えないでしょうか?」とメッセージするも既読になりません。

カウントダウンタイマーの開始

寒い中しびれを切らしたのでここでカウントダウンタイマーを発動します。このボタンはなるべく押したくないのです。押してもだいたいは配達完了にこぎつけられるし、お客様から不満や嫌味を言われたり、最悪BADをつけられたりするのでよっぽどじゃなければ待つ感じです。

大体このカウントダウンタイマーを発動すれば慌てて連絡がくるのだが、この配達に限っては来ません。あっという間に9分はたち、最後の1分はドキドキしながら心の中で時を数えました。あっけなくタイマーは0:00の表示になり文字が赤になります。もう一度あたりを見渡すもそれらしき人は見当たらない。メッセージも既読になっていない。

初めて見る配達キャンセルボタン

上は画面の再現になります。

配達完了ボタンの横の赤いボタンが禁止マークのボタンに変わりました。これが配達キャンセルボタン…。

恐る恐るボタンを押す。すると配達は完了された。そして配達物は私達配達員が自由に処分することになります。「ヤッター」と心の中で若干思ったものの。届くつもりで待っている人がやっぱりいたのじゃないかと考えてしまいました。

見回してもそれらしき人はおらず。既読にもならず。
配達はやはり諦めました。

キャンセルになった配達物の中身

中をよくよく確認すると、ピザが3枚入っている。高かったろうなーと思いながら、すごく嵩張るのでその場で処分することにしました。銀座の中央通りで開封するのも難なので日比谷公園に場所を移して開けて食べることに。

一枚目は青カビチーズを贅沢に使ったチーズのみのピザでした。添えられたはちみつをかけてたべました。これはまだほんのり暖かく美味しかったですが、流石に一枚まるまるはきつかったです。青カビチーズの独特な臭いがだんだん嫌になってきました。そしてなかなかのボリュームでした。

二枚目は鶏肉と青野菜のピザでした。こっちはもう完全に冷めていました。添えられていた液体を確認せずにドバってかけて食べたのが失敗でした。

それは唐辛子を漬けたオリーブオイルでメチャメチャ辛かったです。料理は冷めていて味がせず辛子オリーブオイルの刺激しか口に残らりません。だんだん虚しくなってきました。そしてチーズのぐちゃぐちゃとした感じがだんだん嫌に感じるにようになりました。

そして数切れを残して捨てることにしました。これが弁当とか、牛丼だったらどんなに嬉しかったでしょうか。こんなことに20分近く無駄に時間を使ってしまいました。あとの一枚くらいなら配達の支障にならないので取っておくことにしました。

家に持ち帰り最後の一枚をあけました。ピザマルゲリータでした。それなりに美味しいけどレンジにかけたりトーストしてみたり試したものの、風味は飛んでいて出来たての美味しさには程遠い感じでした。

結論、配達キャンセルは双方に良くない

以上今回は、お客様が見つからない配達の料理の末路を紹介しましたが、あんまり得した感なかったです。お客様に届けた方が絶対的に気持ちがいいです。そしてすぐに届けて別の配達に向かったほうが金銭的にも気持ち的にも間違いなく良かったと思います。

配達先の待ちで20分ほど、処分に20分ほどかけています。この時間で40分あれば900円くらい稼げたと思います。配達キャンセルは双方の得にならないと私は感じました。

注文者は配達されるまで気をぬかないでほしい

ですから、注文される方は注文して20分過ぎたくらいからスマフォをちょくちょく気にしてもらいたいものです。

基本的にタイマーを発動するケースは住所不十分かつ連絡がつかないケースです。住所をちゃんと入力したから大丈夫なんてことはないのです。50件に1件くらいの高確率で配達メモが表示されなかったり、入力した住所がバグったりというケースも見られます。

ですから注文すれば届けてくれるというというのは過信です。Uberはまだまだスタートアップの企業です。絶対的な信頼はおかないことが大切です。

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