問い
次の問いに答えよ。解答時間は60年とする。
お金で買えない大切なものを手に入れるために、私はどれだけのお金を諦めることができるか？
死ぬまでの間に、iPhoneの数字はどこまで辿り着くか？
自分一人だけが受験したテストで100点を取ったとして、私は喜ぶことができるだろうか？
「自由意志」によって尊厳ある死を選択することが法制化された社会が、訪れるべきだろうか？もしそうだとして、私はそうした死を選択するだろうか？
しめじはギリギリ食べられる味をしているのに、エリンギからは全く食べられる気配がしないのはなぜか？
お酒を飲むことは、現実からの逃避か？
安いチョコレートやファストファッションを消費することが搾取への無言の加担なのだとすれば、私に許される消費とはいかなるものか？
子どもを持つことは、そうしないことよりも幸せか？
愛する人の属性 - たとえば性格や個性や趣味や言葉遣いや見た目 - が少しずつ少しずつ変わっていき、やがて全てが入れ替わって全く違う人間になってしまったとき、どこまでが「愛すべき人」で、どこまでが「別の人」になるだろうか？人を愛することは、その人の何を愛するということなのだろうか？
「私はなんのために生きているのか」という問いは、無意味だろうか？
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