あの子になりたい
羨ましくなるってわかってて、見に行っちゃう。
SNSでの彼女の近況。
あーーーやっぱり良いなあ!羨ましい!!
あの子になって、あの子が見てる景色を見たい。
後ろ姿しかアップされてない彼(きっとイケメン)に愛されてみたい。
表面の、それも美しいところしか知らないのに安直に羨ましいって思っちゃう。
生まれ育ちとか、経歴とか、その人の人生ひっくるめて代わって欲しくなる時がある。
美人で性格が良いから、ご両親も素敵なんだろうな。ああいう育ちだから、こんな素敵な人になったんだろうな〜って、より羨ましい方向へ想像を膨らませてしまう。
正直言って、この世は羨ましい人で溢れてる。
降参するしかない。
仮に、あの子と全くおんなじハッピーな出来事が私に起こったとして。
あの子はあの子なりの解釈でその出来事を受け取るし、私は私の解釈で受け取るから、感じ方は全く同じにはならない。
ファッションを真似したって、経歴を真似したって、別々の人間である以上、私はあの子にはなれない。どんなに羨ましくても。
というか、私はあの子のようになってはいけない。他人を真似する必要はない。
パズルのように、私とあの子の形は違う。
私の形にピッタリとハマる幸せが用意されている。今も受け取り続けている。
私が他人のようになったら受け取れないし、一旦受け取ったとしても、形が合わなくて最後には手放すことになる。遠回りじゃんね〜。
まあでも羨ましいときは、そんな自分をダメ!!!って叱ったり押さえつけたりしないで、気が済むまで羨ましい💢💢って思ってていいよ。私は羨ましがりたいんだと思う。笑
羨ましがれるなら対象は誰でも良いんよきっと。笑
どんなに羨ましくても、心の底では私は私でしか居られないってわかっているから、こんなにも悔しいのだと思う。
私は本当にちっぽけだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?