地雷嬢が講習員になるまで。-「講習を頼んでも良いですか？」(前編)-

お久しぶりです。
ずっと書きたかったのに
書けなかった最後の物語。

ここまで読んでくれた方々
改めて有難う御座います。

あと毎度毎度の事ですが
誤字酷くてすみません。

前回の有料記事ですら
かなりの誤字があって申し訳無いです。汗
お手柔らかにお願いします。笑

追記11/27
途中まで書いてたせいで
何を書きたかったのか
よく分からなくなってる部分があるので
文脈おかしかったらすみません。

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流行病が始まって早1年が経過した春。

J店に入店した。

以前の様な強引なやり方では無く

1人1人に自然に向き合ったやり方で

何処まで出来るのか、、、

＊＊＊

新人期間、流行ってるお店だし
そこそこ場数は踏めるだろうと思っていたが
病が浸透したからこそ
１年目より更に厳しくなった業界

・ネット鳴りも良く無いスペック
・素人感ゼロ
・新しいもの好きな人にはハマら無い

初月からかなり厳しい状況を叩きつけられた。

入店初日
1人目のお客様に
「E店にいた◯お◯ちゃんですよね？」
と言われた。

まだ私の事覚えてる人居たんだ。

嬉しい感情だったのかはもう覚えてない。

驚きの方が強かったかもしれない。

三大風呂屋時代から使ってた名前はもう捨てて
新しい自分になったつもりだったが
そう言う訳にもいかないんだな、と
過去の自分を少し恨んだ。

結局初日は3人のお客様にお会い出来て
その中で2人には過去の自分を認知されてた。

ランキングに入る事とか
SNSに露出をする事とか
改めて影響力凄いんだな。と思い知った。

1年経ってても
誰かの記憶には残ってたんだから。

けどもう前みたいな悪どいやり方はしない
ちゃんと1人1人に支持されたい。

まあ初月働いてみて思った事は
二輪車がしんどい。
※二輪◯＝3P

個人の内容はさて置いて
J店はすごく二輪車の機会が多いお店だった為
ほぼと言って良い程毎出勤経験した。

何がしんどいかって2人で1人を接客する上で
同じレベル同士がタッグ組むならまだしも
スキルの個人差が出るととてもやりずらいのだ。

業界年数に反して
無駄？に場数と他ジャンルのスキルを
身につけ過ぎてた私としては
何ともやりずらい。

二輪車に対する講習も無い為
私より先に在籍してた先輩でも
私より経験が無いと言う事とザラで
「あれしたいなあ」
「これしたらいいのになあ」
は沢山出てくるのに
言えずに接客が終わるなんて事も。

今までの私だったら言ってたかもしれない。

けど言わない理由もちゃんとあった。

E店在籍時、一度だけフリーのお客様で
初めましての女の子と
二輪車を急遽する事があった。

当日の私はご存知の通り
周りなんて見れない
どんな手を使ってでも
自分が売れる事しか興味が無い
お客様の気持ちなんて知らない
人の気持ちを利用するだけして
適度なサービスしかしない詐欺同然な態度。

その私が初めましての女の子に対しても
当然優しい訳も無く、、、

自分の客だと言うかの様なワンマン接客
他の女の子が苦手視する様なサービス内容

1回戦目が終わっても
まだその女の子はドレスのままだった。

その女の子にとって
その接客時間中地獄だったと思う。

流行病が浸透して2ヶ月目頃だったか
ガツガツしないとやってけないと
私自身焦ってたのもあるが
周りへの配慮なんて皆無だった事を考えたら
そりゃランキングに入っても
クビになるのも時間の問題だったかもな。と
だいぶ後になって気づいた。

その時の事もあった為
自分から目立つ行動はしない
相手の女の子が不快になる様な事はしない
影武者の様にサポートをする
を気にし過ぎたが故に
悪くも無いが指名したいともならない
面白味の無い奴になった。

本当に迷走した。

やれる事は多くても
それを魅力的にさせれないんじゃ意味は無い。

在籍して3ヶ月が経った頃
コツコツやってきた事が実ったのか
着実に指名本数は増えていが
新規客との出会いが少ない事には悩んでいた。


巨乳だったらこんな事に悩んで無いのかなあ。

素人感があったら良いのかなあ。

どうにも出来無い事ばかり考える日々。

当日何が辛かったかって
お客様にも1年前の自分を知られてた様に
女の子にもちょこちょこ知られてた事だった。

「E店にいた◯◯◯さんですよね？」
「Twitter(元X)見てました！！」

等を言われる事にプレッシャーがあった。

今の私は売れても無いし何でも無いのに
勝手に上がってた評価に恐怖を感じた。

そうでも無いって事に気づかれた時
この子達に裏で何か言われるんじゃ無いか。

他人なんてどうでも良い。
って思ってたはずなのに
思ってた以上に
他人からの評価を気にしてる事に気付かされた。

あれ、私ってこんな気にしいだっけ？

コツコツやるって決めたのに
勝手に辛くなってた。

＊＊＊

入店4ヶ月目に入ってからのある日。
お店の人にこんな事を言われた。
「凄い個人的な頼みなんですけど、講習ってお願い出来ますか？」

は？

何で私なんだ。

ここ最近協調性を学んだばかりの私に
他人に教えるなんて無理だろ。

それに圧倒的な成績がある訳でも無いのに
私の言う事を聞きたいなんて思わないだろう。


普通に断った。

ただお店の人もここまで言ってるのに
謎に引き下がらなかった。

「二輪車を組んだ女の子達からの話とか、お客様の話を沢山聞いて、是非お願いしたい」

「成績とかはそんなのは関係無い」

んー、、、

無言が続いた。

その時ふと思った事があった、、、
「講習員」って立場をもらったら
二輪車の時も指示しやするなるかも。

そうすれば女の子のレベルも上がるし
私も楽になるし、、、
これは一石二鳥かもしれないと。

わ、分かりました。

とこんな感じで
私はその日から仮で講習員になった。

何故仮なのかと言うと
何処かからか講習員になったと
話を聞きつけた女の子からの直接の依頼で
講習をする事はあったが
お店からの依頼で講習は4ヶ月ぐらい無かった。

本当に私って講習員なの？

よく分からなかった。

そしてまたプレッシャーが増えた。

在籍する日数が増えて
前の私と言う部分のプレッシャーは消えたが

講習員なんだから
もっと頑張らなきゃいけない。

威厳が出る様な成績を出さなきゃならない。

そんなメンタル状況だったからか
成績状況が低迷した。

何かを期待されたから私を講習員に指名したのに
こんな状況になったらガッカリされて
クビとか言われるんじゃ無いか。

出勤する事が辛くなった。

だんだん自分の事が好きになれなくなる。

成績が下がってるのに
何で店は何も言って来ないの？

無言の圧って事ですか？

言うまでも無くお役御免ってやつですか？

自分から聞きに行くのも怖くて
逃げる様に他店を検索し始める私。

多分この店のカラーに合って無かったんだ
辞めてまた1から、、、

なんて自分の気持ちを慰める続けた。

ある日出勤した朝
お店の人に「話がしたい。」と頼んだ。

辞める気満々で
その日は出勤したのだ。

結局その日はバタバタして
お店の人との話は退勤後になった。

こんな遅い時間になって
辞める話するの申し訳無いなあ。
なんて思いつつ

「お酒飲む？」

えええ、、、お酒かぁ。

飲んだ方がさっぱり話せるかなあ。

、、、

お酒を受け取っていた。

「で、話って何？辞めるとかじゃ無いよね？」

、、、、無言。　

「何で辞めたくなったの？なんか嫌な事あった？」

嫌な事なんて何も無い。

ちゃんと出来無い自分が嫌なぐらい。

今の自分の状況
何で講習員にしたのか
過去の自分

など饒舌に話していた。

「何だそんな事か。気にしなくて良い」
「あおいにキャストとしての成績の部分は正直求めて無い。」
「こんな時期だからこそ、こっち側で一緒に店を支えて欲しい」
「あおいにまだ新人講習をさせるつもりは無いから、待っとけ」

的な事を言われた。

ここだけ読むと
それはどうなの？と思うだろうが
当時の私は気持ちが凄く楽になった。

気づいたら5時になっていた。

E店の時もお店の人に泣きついて
深夜まで話を聞いてもらった事はあったが
早朝は初めてだった。

早朝の吉原はタクシーが捕まらない。

そんな事を思ったのは
今でも鮮明に覚えている。

話し合いの翌月から成績がまた戻った。
何なら良くなっていた。

分かりやすく低迷するなあ。
なんて自分に苦笑いした。

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とりあえずここで全編は終わりにします。

話し合いのお陰でメンタルは
通常モードには戻りましたが

ここからお店への固執が始まります。

退店までの葛藤。

後編も宜しくお願いします。