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#はじめて切なさを覚えた日

#青ブラ文学部のこちらの企画に参加させていただきますm(_ _)m

 はじめて切なさを覚えた日

何も取り柄が無かった自分にあったのは『絵を書く事』だった。
しかし、周りの人は私よりも上手く書く。漫画のコピーかと思えるくらい見て書くスキルの高い人たちの中で自分は霞んでいた。それでも、漫画や絵を書きたい気持ちは止まらず、中学生の時『自由研究』で大好きなドラゴンクエストの四コマ漫画を書いた。かなりのボリュームで、これは面白い。ゲーム好きにはくるものがあるはずだ!それに、漫画を自由研究に持ってくる変人はいないだろう。そう考えて提出した。

思惑通り、私の四コマ漫画は今の言い方にすると“バズった“
そりゃあ自由研究で立体的なものを作ったり、日記や本当に科学的なものにチャレンジする人もいたが、漫画なんているはずもない。そう思い、並べられた自由研究を見て、ごく一部のスペースで順番待ちを見つけた。

「見たいんだけど、ひとりずつだから全然回ってこないんだよ」
「あれだけ書けるのってすげーな。○○くんって頭もいいし、才能のある人はちげーな」

○○くんは同じクラスにいる秀才だ。テストでもほぼ学年5位圏内。なのに頭が良い事を決してひけらかしはせずに、淡々と勉強しているタイプだ。

そうか、この自由研究選抜に選ばれるという事は、彼も相当凄いものを出したのだろう。私は自分の四コマ漫画がそこそこ人気出ていたので余裕をかましていたが、彼の作品が視界に入った瞬間、時が止まった。

まさかの、オリジナル漫画40ページで勝負してきたのだ。しかも、私の好きなファンタジー。画力は圧倒的にレベルが高い。
彼は市内でも優秀なトップレベルの高校へ進学予定だったので、私のように漫画家になりたい!という道では無かったはず。それなのに、このタイミングでまさかのかぶり。

それが見えてから、私は自分の四コマ漫画をこの場で破り捨てたくなった。こんなにもクオリティの高いものの近くに同じ系統、しかもこちらは二次創作だ。勝てるわけがない。話題にだってならない。だから、彼のところには人だかりがあって、私の所は『へーこんなの出した人いるんだ』と通りすがる。

私は悔しくて、掲示が終わり作品を返却された瞬間、家で自分の作品をビリビリに破いて捨てた。あの紙代金とサインペンのお金を捻出してくれた父には申し訳ないと思ったが、これ以上自分の心が潰れたくなかった。

総文字数.992






🤩裏お題はじめてのTバック

同じところに掲載で良いのか分からず載せます。
※問題ございましたら、山根先生こちらの作品はスルーしてくださいませm(_ _)m


はじめて購入されたTバックを見たのは、当時19歳、名古屋に住む姉の部屋だった。ヤンキーギャルの姉のTバックは本当に派手で、こんなもの、どうやってガードするのか、普段使いなんて無理だと思い変なもの売っているな、と感じたのを覚えている。

しかし、そんな私にもついにTバックを使う機会がきた。
コスプレ好きで、変なシチュエーション(非現実的)に萌えする私と当時の男友達と遊ぶべく、『うる星やつらのラムちゃん』のコスプレを買った。コスプレと言っても、手袋と胸部分がメインで、パンツは黒のTバックで代用した。

Tバックこれが恐ろしい。布が少ないので、どう頑張ってもお尻の割れ目が気になる、食い込む。
股に食い込んでしまうので、これを履いたままだと変態プレイの気分になって全然歩けない。

※多分、慣れるとどうにでもなるのだろうが、私にとってこの薄布は新手のプレイ道具にしかならん。とその日一回遊んだ時に使っただけでお蔵入りした。

余談だが、Tバックは若干普通のパンツよりも小さい気がする。なので、あの時にもう一サイズ大きいものを選んでいたらまた違う結末になっていたのかも知れない。


2つ合わせて1553文字数でした。
山根先生、お題をありがとうございます🙇‍♀️(また勝手に参加させていただきました。感謝です)

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