![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121035501/rectangle_large_type_2_3eebcf27add075b88308e0e4b24bd40e.jpg?width=800)
2023.11.04 日展観覧
9月の藤島先生とのご縁から日展を観覧。
日本画、洋画、彫刻、書を初めて鑑賞させていただいた。会場にずらっと並んだ作品たちからは何かすごく大きなエネルギーを感じた。
キリスト教的な写実主義の洋画に対して、東洋思想のアニミズム的な日本画は、神秘的だがなぜかノスタルジックな雰囲気があった。現実的で目の前の瞬間をそのまま切り取ったような洋画には圧迫感があったが、日本画は一枚の絵にそのもののストーリーが表現されているような体感覚があり、洋画とは違う包み込んでくれるような力強さがあった。
藤島先生曰く、
「真」を「虚」にし、「虚」を「真」にする。これが芸「術」。
「物質的産業革命」ではなく「精神的産業革命」へ
「権威」ではなく「感謝」「祈り」へ
「高み」ではなく「深み」へ
この混沌とした今だからこそ、世界が大切にすべき、かつ日本人が思い出すべき、精神文化と途方もない努力の過程が一枚の絵に込められていた。
アートはその人の生き様が現れるとは、こういうことか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?