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闘鷲降臨~HCの意地と矜持(19-20GAME3~4)#FE名古屋

GAME1 FE名古屋 85-65 東京Z

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前節の逆転負けからアウェイゲームへ。外国籍選手をフルに使ってともかくしっかり勝つことを目指したゲーム、ということだったようです。

GAME2 FE名古屋 84-72 東京Z

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前週の日曜日をなぞるように、重い攻撃、相手の抵抗に遭い、3Qに守備が緩んで逆転を許す、という展開。先週と違ったのはそこで相手の攻撃の抑えどころをはっきりしたことと、リングへのアタックを続けたこと。これが奏功して逆転勝利となりました。

決意の見える川辺HCの采配

二試合の川辺HCの試合後コメントを見ると、今節に向けてのいくつかのテーマが読み取れます。特に大きいものは「前節の負けで自信が揺らいでいる可能性があった」というものです。この払しょくのために、今節はとにかくチームの最大限の力を発揮させる必要があったのでしょう。プレシーズン~前節では相当多くの選手を出場させて、タイムシェアを図った川辺HCですが、今節はあからさまにプレイングタイムを偏らせました。特に外国籍選手2人と山本エドワード辺りには大きな負担がかかりましたが、それはすなわち彼らへの信頼の証とも言えるでしょう。このような状況が続かないよう、今節ベンチに座ることが多かった選手たちには奮起を期待したいところです。

そして、川辺HCが何故このような采配をするに至ったかと言えば、そこはやはり、この序盤にチームが自信を失い、そして就任したばかりのHCへの求心力を失う、そういう状況を避けたかったからではないでしょうか。また、チームとして自信を持って戦うためにも、ベストメンバーとなる選手で戦っている時間帯の精度を上げる必要があります。今回の相手には帰化選手がいないため、相手外国籍選手も簡単には休めない、互角の条件です。そういう相手の構成を見つつ、チームの練度向上のために1節を費やした、そんな風に映りました。そういう意味で、連勝して反省できる、というのは素晴らしい結果だったと思います。

次節は広島に連敗した手負いの強豪熊本。序盤から負債を抱えるわけにいかない彼らは相当な気合で試合に入ってくるでしょう。どのような形で試合に入るのか、相性の悪さを今年こそ払しょくできるのか、注目したいところです。



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