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#12 腐れ管理職(おじぞう型)

レア度  ★★★
人当たり ★★★★★★★
行動力  ★
技:会議に出席する、問う、聞く(聞き流す)、難しくてわからないと言う、ほほえむ、良い返事をする、静観する、笑って誤魔化す、言い訳する、上に良い報告をする、下に丸投げする

解説
腐れ管理職(おじぞう型)(以下「おじぞう」とする)のライフワークは「会議に出席する」ことである。何のための会議でどんな役にたっているのがわからないが、知る限りでは出ているだけのようだ。本来、管理職は組織運営を円滑にするために会議に出て情報を収集したり、自部門と他部門との調整や折衝のために意見を述べたりするものである。しかし、おじぞうは膨大な回数の会議に出ているのだが、ろくな話も聞かないし、情報を下に出すこともない。いや正確に言うとやるべきことのギリギリまで放置して直前で言ってくるのである。言うだけマシで、場合によっては言ったことになっているだけで連絡もされず他部門からのクレームでやるべきことを知るということもある。おじぞうはホント役にたたないだけでなく、迷惑な存在なのである。
そのくせ、定期的に仕事内容について聞いていくるのである(「問う」)。これも何の目的かわからないがトニカク聞いてくるのである。しかしそれは本当に効いているのではない。ただ「聞き流し」ているだけである。そして結局は「難しくてわからないな」とか何を考えているのか「ほほえむ」だけで去っていくのである。これでコミュニケーションが取れているから万事問題なしと思っているところがやばいのである。また、こんなんでも管理職なので管理職としての仕事を頼みにいくと必ず「良い返事をする」のだが、その後、しっかりなされたことはない。何度も何度も言わないとやらないし、期限が到来するか他部門やそのまた上司から怒られないとやらないのでどうしようもない。
上への報告も当然であるが「上に良い報告をする」が本質的な質問がくると「静観する」、これは黙って待っていれば担当する部下が自分の代わりにうまく答えてくれるのを待っているのである。放置しておくと結局は自分(部下)に回ってきてその時はさらに機嫌が悪くなるので、大抵はこのタイミングで部下たちは答えるのである。それを知っているからこその「静観する」である。稀に部下も答えず黙っていると、おじぞうはシーン、、、とした静けさの限界に達して「笑って誤魔化し」「言い訳する」のである。内容を理解していないのでシドロモドロであるが、上もこれ以上聞いても時間の無駄と思うのか、とりあえず聞くは聞くが、「はいはい」とそれで終えるのである。そしてよくわからない状態で会議が終わるのだが、それらの会議において仕事を申し付けられると内容も確認せず「良い返事をして」「下に丸投げして」おじぞうの仕事はフィニッシュである。本当に役に立たない上に迷惑なおじぞうである。
道にいて我らを守ってくれているお地蔵様は、心の平穏や日々の安全を祈ってくれているのだが、この腐れ管理職(おじぞう)は何かの役に立っているのだろうか?


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