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白いブラック企業の360度フィードバック

360度フィードバックとは対象者を取り巻く全方位、上司や部下、同僚などからの総合的な評価をフィードバックすることである。上司にばかり良い顔をして部下を酷い扱いしている腐れ管理職を見つけるのに役にたつものだが、白いブラック企業では本人にフィードバックするだけで何の改善もされないことが多い。
それどころか匿名とは言っても悪い評価をしたのは誰なのか?だいたいの想像はつくので、その後の報復を恐れるものは当たり障りのない回答をするのである。そのためにより一層無駄なポーズだけの360度フィードバックになっているのである。
会社としては「360度フィードバック」をしてギスギスしてない風通しの良い職場、会社であることをアピールしたいのだろうから、形式だけやっているのだろうが、実態を伴っていないため、変なことを回答してキツイ報復を受けるのはイヤだとばかりに、その組織のメンバーはギスギス感をマシマシ、風通しの悪さマシマシのトンデモ組織になるのである。会社、特にこういったことを推進して、やりっぱなしにする人間は組織の闇をわかっていないヤツが多い。組織の闇を切り開いて膿を出す手術をするくらいの気合いの入っているヤツはいないから、ちょっと闇の入口を見ただけで、大抵の人間は「これはやばい、関わらんとこ〜」ってなる。下手に関わればその闇に取り込まれるし自分も被害を受けるのである。出世街道バクシン中の360度フィードバックを平気で白いブラック企業で推進しちゃうワカラン珍は本気で組織を良くしようななどとは思っていないから、やってオシマイさようなら〜なのである。

白いブラック企業での360度フィードバックをまとめると

  • ウワベだけの白さアピールのポーズでしかない

  • 悪い評価は誰がしたか想像されて報復を受ける

  • 報復を受けるから悪い回答はできない

  • 結果として嘘っぱちの360度フィードバックが完成

何かが起きても会社は「風通しの良い職場だったんですけどね〜」っと責任は会社にはないと言い張るのだろう。
360度フィードバックをはじめ、いろいろな研修やらセミナーやらアンケートをするのだが、形式的なことだけをやっても何の改善にもならない。本質、実態を見抜け、具体的な行動を自らが傷つくことを厭わず実行できるような人間でなければ、腐った組織の改善などできないのである。

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