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無責任な発言をするおじさんたち、困惑する若手社員たち

会議で無責任なおじさんの無責任な発言で困らせられたことはありませんか?
部長以上の要職についていて役職定年になったおじさんや、定年後の再雇用になっている元お偉いさんなど、現職の部課長が文句を言いにくいおじさんたちっていますよね?こういうおじさんたちは、もうすぐゴール(定年)もしくはすでにゴール(定年)に達していますから、責任もなければ向上心もありません。もはや怖いものなど何もありません。だから、言いたい放題の無責任な発言をしてくるのです。

どのような無責任な発言をしてくるのかと言えば、一番多いのは
「何ちゃらした方がいい」
「何ちゃらをすべきだ」
という「あるべき論」や「やった方がいい論」です。
そりゃやった方がやらないよりは良いことはわかりますよ。
でも自分たちが現役の時に散々言っていたと思うのですが「費用対効果」を考えて欲しいのです。時間や費用がかかるのに、期待効果が不明確なことに対してやらされる身にもなって欲しいものです。
こうしたおじさんたちは元要職者ですから、その発言を無碍(むげ)にすることはできません。その発言によって発生した仕事の多くは末端の若い社員がやらされることになります。
ハッキリ言って、言うのは簡単ですが、やるのはとても大変なのです。
おじさんたちは元々は要職に就いていましたが、今は部下を持っていません。
ですから、自分の言葉で人を動かしたいのでしょうね。
ここぞとばかりに発言しまくるのです。
会社を良くするとか、仕事の効率を上げることなど考えていません。
誰も言っていないことを言って自分の意見を通したいだけなのです。
そのために「あるべき論」を言ってくるのですね。
おじさんたちはそれで満足なのかもしれませんが、やらされる側の気持ちを少しは理解して欲しいものです。
こんなことばかりする、いわゆる面倒臭いおじさんは当たり前ですが嫌われます。

そんなおじさんたちは嫌われているので普段は誰も寄り付きません。
自分から寄って行っても、みんな逃げていきます。
それによって、おじさんたちはより一層、孤立化して偏屈なおじさんになっていきます。
一方で建設的な意見やサポート的な意見をしてくれるおじさん、自分で手を動かしてやって見せてくれるおじさんたちもいます。そういうおじさんたちは若手社員に好かれています。いつも誰かが相談に来ていて毎日充実していそうに見えますし、何より楽しそうです。
面倒臭いおじさんも本当はこうなりたかったのかもしれませんね。
でもやり方をちょっと間違ってしまって、どうしようもなくなってしまったのかもしれません。
たぶん、おじさんたちの天国と地獄は紙一重だったのだと思います。
私自身もそういう年齢になったとき、面倒臭い人になってしまう可能性をかなり持っていると思います。意識的に気をつけていればたぶん大丈夫とは思いますが、ちょっと気を抜いたらすぐに面倒臭い人になってしまうでしょうね。一歩、二歩引いて、後進に道を譲る気持ち、黒子に徹する気持ち、手柄を若手に譲る気持ちが必要なのです。「俺が!」「私が!」と自分のことばかり考えてしまう気持ちはわかります。でも歳を取ったら若手に活躍させてあげるくらいのエルダー社員の方が若手社員たちには好かれますし、何よりかっこいいですよね。私はそんなお年寄り社員になりたいと思っています。
でも言うのは簡単ですがやるのはかなり難しいので意識的にがんばりたいと思います。

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