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#25 ソルジャー社員(白いブラック企業の構成員たち)

レア度  ★
やる気  ★
反抗心  ★
技:仕事をする

解説
白いブラック企業は見かけの白さをアピールするために内部の腐敗、働かない人間たちばかりのように感じるかもしれないが、企業としての持続的な利益を上げていかなければならない。そうしないと腐れ管理職たちを十分に腐らせて肥えさせておくだけの余裕がないからだ。それでは誰が働いているのか?
搾取者である腐れたちの下、白いブラック企業を支えているのはソルジャー社員たちである。ソルジャー社員は白いブラック企業の下部構成員であり大半を占めている。そのためにレア度は極めて低い。ソルジャーなどと一見してカッコいい表現にはなっているものの、その実はかわいそうな社員たちである。これまでの残念な社員たちで解説してきたように白いブラック企業は外見の白さに反して内部は黒黒である。普通の精神状態では耐えきれないのである。「自分は兵士だ。どんな命令にも文句を言わず従うべきだ」と自分に何度も何度も言い聞かせてソルジャー化しないと精神崩壊を起こすのである。ソルジャー社員は他のソルジャー社員を見て、「あぁ他の社員も皆従っている」「こういう風に耐えて従うのが当たり前なんだ」とお互いに周りを見て諦めて、それが当然と思うような環境を作ってしまっているのである。そんな環境が出来上がってしまっているがために、いかにフレッシュな新入社員も1、2年でソルジャー化するか、新天地へと旅立つか、精神崩壊するかの選択になる。
ソルジャー社員は心を殺し、言われたことに従って忠実に「仕事をする」毎日を送る。今日も明日も明後日もただただ「仕事をする」のである。そして言われた通りにやったのに、失敗すればひどい叱責をされて責任だけ取らされる。「君のやり方が悪い」とだ。失敗しないように工夫するソルジャーもいる。しかし、どうしたって支持された方法ではゴールに辿り着けないものの場合もある。そんな場合には「君は遅い」と叱責される。「いや元々の指示に問題があるんですけど」などとは言わない。「はい。申し訳ありませんでした」と謝るのである。どんな理不尽なことであっても受け入れられるように「無」の状態を維持し続けなければならない。少しでも考えってしまうと壊れてしまう。死ぬまで働かさせらるのである。これは昔(ブラック企業時代)であれば言葉の通りであるが、今は擦り切れて使い物にならなくなるまでか、これはまずいと正気の戻って旅立つか、精神崩壊するまで出会って、生命的に終わってしまうことは極めて稀である。稀であるだけでゼロではないが、、、、ちなみに事実は隠されていて「お金で解決している」という噂もあるが、トップシークレットなのだろう、噂の領域を出ることはない。気がつくといなくなる人はいるが、、、、真実は闇の中である。なにせ白いブラック企業としては死人が出てはブラックと認定されてしまう。死なないように上手くマネジメントしていかなければならない。うま〜く出ていってもらうのである。

日々劣悪な戦場で戦うソルジャー社員も耐えきれたものは2等兵、1等兵、軍曹と階級を上げていく。一歩一歩階級を上げていくと将棋の駒と同じく「なり」が存在する。それが管理職登用である。元々被害者であったはずのソルジャー社員お管理職となる頃には搾取するのが当たり前「今まで搾取されてきた分を取り戻すぞ」とばかりに腐れ化するのである。こうして悪循環が進みどうしようもない状況に陥っていったのである。
魂の抜けているソルジャーのボディに悪い魂が宿り腐れ管理職と進化していくのかもしれない。まるでゲームの世界のようである。

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