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「なんで勝ちたいんだっけ」そんなことをいま言葉にしておいた方がいい気がしてnote始めました



勝利を追及することは大切だと思う。

だけど、ZOOSはクラブとして必ずしも勝利は求めていない。
これまでも、これからも、勝たなきゃいけない試合はひとつもないし、負けちゃいけない相手はどこにもいない。


負けたときに、だれかに申し訳ない気持ちになったり、こんなところで何やってるんだっていう気持ちになることがある。
だれかの評価が気になったり、自分が、自分たちがチャレンジするに相応しい人間か疑いたくなることも時にはある、正直。


基本的にわたしはかっこわるい人間で、ぐじぐじ考えることが多いんだ。だけどそれは一選手としてぐじぐじ。先週末の大会も、反省と課題が山盛りです。その個人の悔しいぐじぐじした気持ちと、一方で、ZOOSとして求めていきたいものはたぶんちがって、それをなんかこのタイミングで整理しておきたいなと思ったのでこうして。


結論からいうと、ZOOSでのバスケットが、そのひとがバスケットを改めて楽しむための選択肢になれていたならクラブとしては大成功だと思う。
チームが負けても、成績がふるわなくても、そこさえクリアしていればZOOSは大成功かなって。
おこがましいかもしれないけど、だれかの人生の1ページに彩りとか情熱とかをもたらすようなものでありたい。

だれに頼まれたわけでもなく、すきで勝手に立ち上がったんだもん。中心で表現する選手が楽しいっていうのが1番で、それより大切なことはもしかしたらないかもしれない。それくらいクラブとしてその部分を大切にしたい。

世界一のクラブチームをつくりたいわけじゃない。だとしたらやり方がちがうし、それはそれが得意なひとがやってくれるし、世界一ってのが最優先事項である選手はそこにチャレンジするのがいい。

私たちズーズのミッションは、ガールズスポーツの環境をリデザインしていくこと。
その人が、そのひとらしくバスケットをたのしむことができるような選択肢をデザインしていくこと。



無論、勝ちたいという気持ちは尊い。
誰に求められたからとかでなく選手自身から湧き出てくる勝ちへの拘りは、尊い。


たのしくて、たのしくて、チームが好きで、その組織に貢献したくて自分の役割を探したり。もっとたのしそうな世界が見たくてチャレンジしたり。たのしくて悔しくてもっと頑張りたくなったり。
努力とか、苦労とか、困難とかっていうものは、どうせなら「たのしい」の先にあってほしい。たぶんそっちの方がコスパいい。


"ZOOSの看板を背負ってるんだから"、っていう前置きがあるとしたら、「責任持って自分の人生を楽しもーな!」と続けたい。そんな場所をこれからもみんなとつくっていきたいの。



あえて書くほど特別な話ではないかもしれないけどそれでも

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