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人生はラグビーボールのようなもの

同級生のお二人は、配偶者も医者で、娘も医者です。
ご自身の育てられた環境と、娘の親としての子育てについての対談です。
面白くて一気に読んでしまいました。

特に印象的だったの点は以下の3つです。

  • 禍福は糾える縄の如し

  • 人生はラグビーボールのようなもの

  • 4人称と言う概念

禍福は糾える縄の如し

嫌なことと良いことは撚り合わせた縄のように裏表にねじれているわけで、嫌なことがあっても、また少しねじれていけば今度は良いことが巡ってくる

「山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る」より引用

悪いことがあっても、また良いことが巡ってくる、腐るな、ということですね。

人生はラグビーボールのようなもの

人生は理不尽なもんや。・・・ラグビーのボールがそうで、楕円形だからどこに転がるかわからない。完璧に蹴ったつもりが相手のほうに転がって、相手のチャンスになったりもするわけだから。

「山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る」より引用

人生万事塞翁が馬、ジタバタするなということですね。

第4人称という概念

通常のコミュニケーションは「私は」の1人称と、「あなたは」の2人称の間で行われ、その話題に「彼女は」「彼は」といった3人称が登場する。それに対し、アウトサイダーの立場で関わる存在が第4人称。例えば演劇がそうで、演じている人たちがいて、その劇を見ている私という視点。これができることで近視眼的な平明視から、立体視になっていく。

「山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る」より引用

一歩引いて、自分を俯瞰して見ることが大切だということですね。


これは子育ての本ですが、自分が力強く生きるための指南書でもあると思いました。
明日からの生きる指針にしたいと思います。


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