見出し画像

いつwhenやるか、と同じくらい、どこwhereでやるかも大切

この本では、何(what)をやるかと同じくらい、いつ(when)やるかが大切であると説いている。
さらに、私は、whenと同じくらい、どこで(where)でやるかも大切であると感じている。

女医を例にとってみる。女医は、医者としてのスタートの時期に、結婚・出産というライフイベントも重なってくる。そのため、学生時代からライフプランを考えておくことが大切である。特に、出産するかしないか、また出産するならいつするか、を考えておくことは、とても重要である。一旦そこでスキルがストップするからである。

そこで、いつ再スタートするかを考えなくてはならないが、その際に重要だと感じていることは、どこで(where)再スタートさせるかである。 再スタートするときは、ブランクがあるので不安である。その不安を解消できる環境が必要だと思う。指導者がいて、ブランクをカバーするだけの症例数の多い環境が良い。再スタートする環境を整えることは大切である。


私は、産後の再スタートは乗り切ったが、第二の再スタートで失敗した。再スタートの環境を整えることなく、見切り発車してしまったのである。
私は眼科医で、硝子体手術をやりたいと思っていた。ただ、子育て時期は無理だと諦めていた。子育てが一段落した頃合いで、硝子体手術にチャレンジした。
硝子体手術を始めるには、環境がとても大切である。指導する人、硝子体手術の設備、たくさんの症例数など、全てが揃って初めて、自分の手術スキルが向上する。そこまで考えず、私は元いた環境で硝子体手術をスタートさせた。そこでは、症例数が足りなかった。そのため、スキルアップができず、行き詰まってしまったのだ。

というわけで、再スタートさせるときの環境がとても大切なのである。自分が描くワークプランを叶えられる環境だろうか?一度立ち止まって、考えてほしいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?