読書は行動して初めて知恵になる
読書をしても、読んで終わりでは単なる知識にしかなりません。読んで行動に移してこそ、それが知恵になるのです。
当たり前のことかもしれませんが、私はこの年になるまで、できていませんでした。
先日、勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな」を読んでいたときのことです。「このフレーズいいな」と思って線を引こうとすると既に引いてあります。しばらくするとまた黄色いマーカーが目に入ってきます。でも、私にとっては、初めて読む文章なのです。
私は勝間和代さんの本が好きで、よく読んでいます。この「お金は銀行に預けるな」も、最初は紙の本、次はKindleで購入してすぐに読み、今回はkindle2回目でした。
でも全く記憶にないんですよね。なぜだろう?
それは、本を読んだだけで、私が行動に移していないからなのです。つまり本の内容が私の血となり肉となっていないわけです。これでは、時間の無駄としか言いようがありませんね。
今日読んだ「頭が突然鋭くなる瞑想法~ブッダが悟りをひらいた人類最高の英知~」(アルボムッレ・スマナサーラ長老著)という本の中に、ハッとする一節がありました。
なんでもかんでも頭に詰め込むことは無意味です。必要に応じて必要な知識を得ることと、得た知識をきちんと使うことこそが大事なのです。
あ~、”得た知識を使っていなかった!”
「お金は銀行に預けるな」は、ドルコスト平均法で投資をすれば自然とお金が貯まる、ということが書かれた本です。その本を最初に読んでから、かれこれ10年経ちますが、私は何も行動に移しませんでした。だから10年たっても、お金は増えません。投資をしていれば、実際得られたであろうお金を得ることができなかったのです。残念です。。。
本を読んだら、読みっぱなしにせず、本から得た知識を使って、行動をおこす。知恵にしていくことが大切なんですね。