中高年からの歯列矯正 その6
さてさて、ゴーサインを出してから、3週間後にマウスピースが届いたとクリニックから連絡をもらった。
予約を入れ、そこから定期預金を1本解約してその日に備えた。その10日後の昨日、待ちに待った日がやってきた!!
おお、私のマウスピース! やーほぼ原形。少し見慣れたとはいえ、ガタガタやね。
まず扱い方を説明してくれた。マウスピースは1日22時間は装着すること。2週間経ったら次のに交換。1度に2つもらえるから、次来るのはひと月後。その時に歯を削るらしい。
マウスピースは外したら、歯ブラシとかで水洗いする。持ち歩きは専用のケースに入れて。
「そう言えば、全部で何個になりますか? 私、専用のアプリをインストールしてて、そこに設定するので」と言うと、
「そんなのあるのー?」院長先生、興味津々でアプリの名前をメモっていた、笑。
マウスピース矯正のブログでお勧めされていた「TrayMinder」は、外している時間の管理や交換のタイミングを教えてくれる優れもの。
「まずハメてみるねー」診察台で、矯正の先生が力づくでハメてくれた。
うわーアゴ持ってかれるー。最初に驚いたのは、プラスチックの違和感よりも歯が噛み合わないこと。重なるのは、奥歯ちょこっとくらい。口半開きな感覚。
圧迫されている感覚はあるけれど、痛みはほとんどない。
見た目は確かにしっかり見ないとマウスピース装着には気づかない。
そこからが大変だった。マウスピースが外せない、大汗。
院長先生が他の人の診察の合間にきて、上の奥歯の内側に指を入れ、力づくで外してくれた。
下は自力でやるも、2mmも伸ばしてない自爪が折れた、涙。全く自力で外せる気がしない。
矯正の先生も色んな器具を使って、もう歯茎に傷がつきそうなくらい格闘して、やっとこ外してくれた。
矯正の初めは、歯の形も揃ってないから、やりにくいものと説明してくれたけど。。
やー着脱がこんなに大変なら、もう食事を日に1回にしたいわ。いや点滴でいいな。もはや笑うしかない状況。
専用のマウスピースを外す器具もあるそうだけど、それを必要とする人が今までいなかったから、取り寄せないと無いとのことで。
2人の先生が相談している間に、私はケータイで「マウスピース矯正 外せない」で調べ始めていた。
「これ手術用の器具なんだけど…」と院長先生が持って来たのは、先端がフォークを丸めたような形のもの。本来は手術の時に歯茎を広げるものらしく、先が随分鋭利だから、十分注意して使わないいけない。慣れるまで貸してくれるという。
自分でマウスピースを着けて、その器具で外してみた。ガコッってすごい音を立てて外れる。会社の洗面所とかこれやるの恥ずかしいわー、笑。
お会計時に全額現金払い。封筒から出した、私にとっては大金。一万円札を一枚ずつ数えながら、またこれから一枚ずつ稼がないとなと思った。
明日からスタートと言われたけれど、ハメたまま帰宅した。
器具を使い、洗面所の前で格闘。よだれダラダラさせながら、外せた。
コツは、両サイドの奥の内側に器具を差し込んで、外して浮かす。そのあと前歯の裏に差し込んで、思い切り引っ張ると外れる。
先生は両手で外してと言ったけど、手を使って外すのはもう諦めた。ネイルも剥げたわ。
マウスピースの端が器具のせいでギザギザになりそうだけど、作り直しは何回でも追加費用ナシらしいので、気がラク。
ただ、思ったより動かない歯があると次の新しいマウスピースがハマらなくなるらしく、そうなると再作成。今日、7個目で作り直しした人がいたよと教えてくれた。まあ気長にやるしかないねー。
そうは言いつつ、翌日からスタートと言われたのに、昨晩からフライングして装着している、笑。夜は普通に眠れたと思う。
装着中、慣れないのは、話しにくいこと。黒柳徹子みたいな感じ、笑。入れ歯っぽいというのかな。
歯が噛み合わないからかなぁ。これを機に口数の少ないオンナになろう、笑。
そんなで、歯列矯正します宣言をして、2ヶ月。ようやく矯正開始となりました。
アプリではマウスピース20個目が来年の4月になっていた。予定は未定。
初期投資の掛かる趣味と思って、楽しみながら続けたいですね^^
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?