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落とし前セックス、笑

4年前に知り合って、半年間夢中になって恋を楽しんだ相手と未練がましくやり取りだけは細々と続いていた。
彼以上に身体の相性の良い人はいまだ見つけられていない。オンナはどうしても気持ちが身体に引っ張られてしまう。

ここ数年会うのは年に1度、相手から気まぐれに誘われた時だけだ。その度にかつての彼の熱量との差を思い知らされた。先月、会いたいと連絡が来た。とても迷った。
心が乱れないだけセルフのほうがマシとも思ったし、本人にもそのまま正直に伝えた。

私「楽しかったステキな思い出を、今会うことで上書きして、思いを断ち切る作戦に出ようと思ってたの。

でも出会い系で知り合って長くやり取りしていた女子と最近会って、すごく状況が近いのに、彼女はちゃんと大事にしてくれる人がいて、将来を見据えていて。彼女に将来の夢は?と聞かれて。

お金の面での試算はしてたけど、夢なんて何も考えてなかった。人の迷惑にならないように生きていくことしか。でももう少し自分を大切にしようと思って。
愛ある生活でも夢みようかな、あはは」

D「理解しましたよ ごめんね。もう連絡しないようにするね」

私「ありがとう。ずっと大好きよ。人生を楽しんで。」

D「そういうのいらんよw
というか、やはり上書きするのがいいと思う。僕にとっても。。。」

私「えーだって、1度好きになった人はずっと好きだもん。
要らんて言われたー笑。分かった!じゃあ試そう🤣」

D「そのほうがいい」

私「ナニコレ? 落とし前みたい、笑」

思っていたのと真逆な展開になったけれど、会う日が決まったらなんだか楽しくなってきた←おかしい

私「やばー何だか知らんけど自分の中で盛り上がってきたー笑
ステキな思い出をどうやって上書きするんだろー最悪のデートってヤツでしょ。いやそれだと逆に忘れられない😇」

D「あんまり期待し過ぎないでねw プレッシャーだわw」

そんなやり取りをして、1年ぶりにホテルで会った。夜にオンラインmtgがあるというので、私の勤務先のビル真上にあるホテルを取ってくれた。

落とし前セックス、笑。ちゃんと手を抜かずに相手をしてくれた。互いの気持ちとは裏腹に身体の相性とは恐ろしいもので、その後の数日は身体が疼いて困った、苦笑。

セフレになるほどは割り切れないし、彼の気持ちが再燃するとも思えないから、もう会わない。
ビジネスマンとしてとても尊敬しているので、やり取りすることもあるとは思うけれど。執着は時間薬で確実に薄まった。

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