【備忘録】ポケカのハテナ2【CL2020愛知】
本年もよろしくお願いいたします。ゆめいろです。
誰かがわからなかったことは、他の誰かもわからないかもしれない。
という記事を以前書いたら想像以上に反応をいただいたので、同じように最近訊かれがちなケースを紹介していきます。
■オルタージェネシスGX+たそがれのだんがん
Q.この対戦中にオルタージェネシスGXを追加エネルギーありで使いました。バトル場のネクロズマたそがれのたてがみのワザ「たそがれのだんがん」を相手のベンチの残りHPが90のズガドーンGXに使ったとき、きぜつさせてサイドを3枚取ることはできますか?
A.いいえ、与えるダメージは60です。
オルタージェネシスGXは”バトルポケモンに与えるダメージは「+30」される”、”ワザのダメージで相手のバトルポケモンをきぜつさせた場合、サイドを1枚多く取る”ワザです。そのため、ベンチポケモンへのダメージに追加することはできず、サイドを多くとることもできません。(ガラルニャイキング(はがねのせいしん)も同様です。)
■ナイトウォッチャーvsしあわせタマゴ
Q.自分のオーロット&ヨノワールGXのワザ「ナイトウォッチャー」を、相手のしあわせタマゴがついているズガドーンに使いました。ズガドーンはきぜつしますが、ナイトウォッチャーの効果で相手の手札を山札に戻すのと、しあわせタマゴの効果で相手が山札を引くのはどちらが先ですか?
A.「ナイトウォッチャー」の効果で手札を山札に戻すのが先です。
ワザの処理・きぜつ処理の順番も含めて整理すると、
①150ダメージを相手のズガドーンに乗せる(ワザを使う手順-4)
②ワザの効果で相手の手札を2枚山札に戻す(ワザを使う手順-5)
③きぜつ処理を始める(ワザを使う手順-7)
④相手がしあわせタマゴで山札を引く(きぜつの処理手順-2)
⑤ズガドーンとついているカードをトラッシュする(きぜつの処理手順-3)
⑥自分がサイドを取る(きぜつの処理手順-4)
⑦相手がバトルポケモンを出す(きぜつの処理手順-6)
となります。
「ワザの処理ときぜつ処理は別」「ワザの処理を終えてからきぜつ処理をする」ことを覚えておくだけでも整理しやすくなるので、細かく覚えるのが苦手な方も、ここだけは押さえておきましょう。
■ホラーハウスGXvsさるぢえ
Q.前の相手の番に相手のゲンガー&ミミッキュGXが「ホラーハウスGX」を使いました。自分の場のヤレユータンの特性「さるぢえ」を使い、自分の手札と山札を入れ替えることはできますか?
A.はい、できます。
回答として、できる裁定が出ているのでできる、までが公式のお話。
とはいえ。
ホラーハウスGXの珍しいテキスト「手札からカードを出して使えない」。
詳しい説明が文書化されておらず、いくつかのQ&Aとあそびかたからルールをみちびく必要があるため、よくわからんという方も多いと思います。
カードを出す?使う?って?
これはあくまで私の理解であり、公式の表現ではありませんが、
「そのカードの本来の目的で、手札からカードを移動させることができない」と読み替えています。
もう少し言い方を変えるなら、
「手札から、ポケモンのカードを場に出すことができず、エネルギーカードをポケモンにつけることができず、グッズとサポートを”使う手順”どおりに使うことができず、ポケモンのどうぐをつけることができず、スタジアムを場に出すことができない」です。長い。
誤解しがちなのは、
「手札からカードを移動できない」
「特性やワザの効果であれば、手札から使える」
の2点ですね。どちらの理解でも間違うので気を付けてください。
さるぢえやトキワの森のように、特性やトレーナーズ、ワザの効果で手札からカードを移動することはできます。
しかし、モスノウの「ひょうせつのまい」やゲッコウガGXの「しんしゅつきぼつ」でエネルギーをつけたり、ポケモンを出したりすることはできません。
2021/09/17追記
フュージョンアーツのQ&Aより、
Q.相手のゲンガー&ミミッキュGXがGXワザ「ホラーハウスGX」を使った次の自分の番、自分の手札にあるナマコブシの特性「ナマコブシなげ」を使うことはできますか?
A.いいえ、できません。
これを考慮すると、手札にあるときに使える特性はそのカード(効果)本来の目的でカードが移動すると考えることができそうです。
2021/09/18追記
タブンネ「せわやき」やケララッパ「やまわたり」が使えるようなので、解釈は要検証。仮説はあるのでいくつかお問い合わせをして確認します。
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イメージはつかめましたか?
少しでもハテナがとれて、腑に落ちたなら幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
またどこかの会場でお会いしましょう。