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森の中へ


フィクションです。
浮かんだ言葉を
ただ記録した備忘録的なものなので
文章が拙く
読みずらいと思いますが
ご了承いただけたらと思います。



私は、草原に寝転がり空を見ていた。
草の香りが立ち込め、そよ風が、私の頬を撫で
虫達の歌声や足音がいたるところから聴こえてくる
草がサワサワと風と会話をしている。

空の海に浮かぶ雲が
航行していく姿を寝転がりながら
ぼんやり眺めていた。

時折、日の温かさを皮膚で感じる

ふと、気が付くと

草たちが、「重いのよ~この人は、ずっと私たちを押し潰しているに気が付いていないのかしら。」と文句を言っていた。

「変なのがずっと僕たちの上に乗っかっているのよ~」と

思わず、えっ 草がしゃべったっと思ったら

上空に小鳥が飛んできて

「なんだ?ずっと横たわっているけれど、生きてるのか?」

上空を旋回しながら声をかけてきた。

私は、鳥たちが 私を見て話していることに
またビックリし眺めていると
また話しかけてきて

「一体 ここで何しているの?」
と声をかけてきた。

私は、「ぼんやりと休んでいるの」と返事をした。

そして、鳥たちにふと聞いてみた。

私は、この星で かつて昔に話されていた言葉を探しているのだけれど
どうしたらそれを学べるのか知ってる?

すると、小鳥たちは、
「変なこと言う人間がいたもんだね
君たちには、君たちが住んでいる世界や言葉があるでしょ?

どうして今更、僕らの言葉を学びたいなんて言うんだい?

なぜという問いかけに
答えられないでいると

ちょっと間があいて

鳥のもう1羽が、「まぁいいんじゃない。案内するよ」

その鳥たちは、私の歩調に合わせたスピードで
ゆっくり
ある場所まで案内してくれました。

そこは、木々の合間から光が溢れこぼれるキラキラした場所ではなく

どこか、人を寄せつけない
うっそうとした森
入り口と思われる道すらない
場所でした。

そこまで案内してもらって 私は、えっここに入るの?とちょっと躊躇う気持ちが湧きました。

入り口まで案内してくれると
鳥たちは、
「じゃあ~」と言って何処かへ飛び立っていきました。
私は、案内してくれた鳥たちに
感謝を伝えました。

目の前のは、鬱蒼とした森が、広がっていました。
その森の中へ歩いていきました。

人が通れるような整備された道などなく
道なき道を
鬱蒼とした草木に足を取られ
絡まり
歩きずらさと
草木の鬱蒼とした空気に今にも押しつぶされそうでした。

まるで、人を拒絶したような何とも言えない森の雰囲気に恐怖感すら湧いてきました

かつて、話されていた言葉を学ぶために案内された
この森
自然とは、どこか隔絶された
人工的な人間の世界の暮らしに慣れ親しんでいたせいなのか
自然の世界の何とも言えない雰囲気に
本能的に
恐怖感と不安で襲ってくる
一歩を進めようとする足も
どうしようかという迷いすら湧いてきました。

ゆっくりと森の奥深くへ歩きを進めるうちに
大きな老木がある場所までやってきました。。

まるで
この森の主のような大きな大木は
私を見るなり

人が迷い込んだのかと思っていたようで
しばらく
私の姿を見つめつつ

ふと声をかけてきました

かつて話されていた言葉を学びたいと
思いここに来ました。

どうしたら
その言葉を学べますか?

とおそるおそる声をかけると

すると
老木は、
私を一瞥して
苦笑いしながら
「何処か迷い人が紛れ込んできたのか」と思った

老木は、一呼吸おいて
「なんで、その言葉を学びたいなんて思ったんだ?」


「かつて、人も我らと同じ言語で話していた。
学ばなくてはならないなんておかしいだろう」

「それが、いつの間にか
エゴや思考で物事を考えるうちに
われらとは、違う波長に変化をしていった。」

「そして、その変化によって彼らは、自然と会話ができなくなって人は、忘れていった。
なのに、急にその言葉を学びたいという人間が現れるなんて・・・

間があいて、ちょっと笑いながら
「お前は、変な奴だなぁ」って老木はいった。

私は、最近自分の身の回りで起きたことや、
心の疲労感
自分の体の異変を感じる機会があった事


ふと、いろんなことが重なって
その時、自分の心の悲鳴を無理して今の暮らしをしていることに
顧みる機会があったことを

その老木に話した。

老木は、黙って聞きながら

ふと、

「人間とは不思議な生き物だよな。
 思考や常識、エゴに振り回されて
 日常生活に追われて
 心が忙殺されて悲鳴を上げていても
 
 自分の心と対話することせずに暮らしている。

人もこの星の一部の存在であるのに
その星に住んでいる
他の動物や植物の存在を
どこかないがしろにして
調和して生きることを忘れてしまった生き物だと思っていたよ」

それなのに、いきなり言葉をを学びたいんですっていう人間が現れるなんて
お前は、ほんとうに変な奴だなぁ」


私は、老木に
どうしたら学べるんですか?と聞いてみると。

しばらく老木は黙り込んで

そうだなぁ


心を開くんだ。

五感で

たくさんの存在たちが、いつも君にいつも話しかけているんだ。

植物だけではない。物も石も
いろんなものが君に話しかけているんだよ。

もっと意識をそこへフォーカスしてごらん。
ひとつひとつ
愛情をもって接してみるんだ。

それらが、何かを語りかけてくれている事を受容するよう心がけてみるといい。

でも必ずやるんだぞ

少しずつでもいいからやることによって、
それらが何かを伝えてくれていること
語りかけてくれることに気づけるようになるから

と老木は、私に伝えてきた。

私は、アドバイスをくれた老木に心から感謝を伝え
そこを後にした。



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