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ゲーム業界歴17年目のワイが『はじめてゲームプログラミング』をやってみる

こんばんは。
あおはるです。

第二のマリオメーカーのようなブームになるか。
UGC(User Generated Contentの略で、ユーザーがゲーム内のコンテンツを作る仕組み)系ゲームが任天堂社より販売されました。

2週連続で首位ということで、早速累計10万本は突破している模様です。

どんなことができるゲームなの?

一言でいうならば、ゲームを作るゲーム
マリオメーカーがマリオを作れるゲームだとしたら、こちらは「色々なゲームが作れるゲーム」となります。

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(最初のチュートリアルでは40分で「おにごっこバトル」が作れます)

ただ、「色々な事ができる」ってハードルも高くなりやすいんですよね。
Unityも何でも作れるゲームエンジンですが、色々なことができてしまうと人は何をしてよいかがわからなくなってしまうもの。

人生には無限の可能性はあるけれども、結局人は選択をしていく力が大事みたいな話になってしまいます。

まずは楽しく試行錯誤することが大事

個人的に興味深かったのが、システムとチュートリアルの作り方。

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プログラミングを学ぶ時に挫折しやすいのが、いきなりコードを書くことから入ってしまって覚えることが多すぎてパンクしてしまうこと。

いきなりHello Worldを書いてみましょうと言われても、ちょっとピンときづらい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本作の中ではプログラミングの裏側は下記のような画面になっていて、例えばスティックとヒトを繋げてスティックを操作するとヒトがどう動くかを制御したりします。

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(例えば↑の状態は「スティック」と「⇔左右」が繋がっているので、ゲーム内でスティックを動かすとヒトが左右に動きます)

個人的には、こんな感じでビジュアルから入って、何か一つ変えるとどう世界が変化するのかを試行錯誤しながら学んでいくのが良いと考えています。

完成させる力が大事

自作のゲームをインターネット上でも公開できるらしいので、RPGツクールやマリオメーカーのようにユーザーの作品がどんどんでてきてほしいもの。

ただ、冒頭の通り、何でもできるってなると何作ってよいかわからなくなってしまうものなんですよね。

これってゲーム会社で働く人でも同じで、「企画作ってみてよ」と言われても、頭の中のイメージを第三者に伝わるようにまとめていくのって意外と難しいことなんです。

学んでいる時って、「へえ~こんなこともできるんだ」という発見や、「こんなこともできるようになった」という達成の喜びがあるのですが、「で、これをどう自分のイメージに活かせばいいんだ?」がわからなくなるもの。

ここが難しいんです。
でも最初はみんなそんなものだと思います。

インプット量が増えてきて、できることが増えてくると、次第に自分のアイデアを繋げられるようになってきます。
大事なことは、最初は理想通りでなかったとしても、途中で止めずに最後まで完成させること。
このもどかしさを解消するために行動を続けられるか勝負だったりします。

ゲーム会社を目指してみたいと思う方は、ぜひ本作を通じて、「完成させる力」を養ってみてほしいと願います。


ではでは、皆様。
引き続き良い週末をお過ごしください。

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